うおおおおおおおおおおおおお！！！！！
進捗、でねぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！！！！！
さよなら。僕は旅に出ます………
ガタンゴトン…
「まもなく、立川～、立川～。この電車は折り返し……」
ガタンゴトン…
ここはどこですか！？
TL;DR
調布から日帰りで行けるおすすめスポットを紹介します。青梅、飯能、相模湖です。
この記事は、UEC Advent Calendar 2019 3日目の記事です。
きのうの記事はS1_northさんの就活失敗覚書 : okimotiのblogです。UECは目黒会をはじめ就活支援が手厚いと聞いていますが、実際にどのような制度があるか網羅的に理解している人が少なく、大体の人が優秀なのでそれ使わなくてもなんとかってるのがつらい所ですね。僕も（進捗捨ててるので卒業できませんが）大学院で真剣に考えないといけないですね…。
自己紹介
@pianotap と申します。UECには入学して2年目ですが、今年で4年生、つまり編入生です。UECは高専からの編入を活発に受け入れていますが、内部ではまだまだ知名度が低いため、日々編入の知名度を上げるべく草の根活動を行っています。田舎大好き！！
進捗を捨てた
ここは奥多摩、東京の西端からこの記事をお送りしています。世間一般では12月は論文の修羅場とされており、Twitterを覗けば死んだ目でプログラムを組んでる姿が思い浮かぶような呪詛で溢れています。もう嫌だよね、全て投げ出したいよね。諦めるのはeasy、一日くらい何もかも忘れて、大自然の中で頭空っぽになりませんか？
奥多摩湖です。僕がド田舎出身というのもありますが、少しの間でも都会の喧騒を離れて自然に触れるというのは非常に気持ちいいです。僕が多動ぎみなのもあって、普段ちぢこまって満員電車で通学し、光る板とにらめっこするってのが窮屈で苦痛でたまらないんですね。きっと皆さんも、この写真を光る板越しに眺めるのと、1:1スケールの現物を眺めるのではぜんぜん違う感想を持つと思います。高度な文明社会から離れると、あぁ、僕たちはこんなにも社会に押し込まれているのだ、と実感することでしょう。
というわけで、研究に行き詰まってすべて投げ出したくなったときは、田舎で動物になりましょう。今日だけは行儀の良い自分をやめて、気の向くままにお出かけしてみませんか。大丈夫、一日くらいじゃ何も変わらないって。
実は調布という立地は素晴らしく、首都圏のいろいろな観光地に便利にアクセスできます。主な駅への所要時間と料金を図にしてみたので、よければ使ってください。こう見ると、遠いと思っていたあの場所も意外と日帰りで行けるんだな、なんて思ったりします。実は沼津だって早起きすれば一日で楽しめちゃうんですよ。調布ってすごい。
スマホだと見にくいので、保存して拡大してください。
この記事ではおすすめのお出かけスポットをいくつかピックアップしてみます。いずれも田舎なので昼間しか楽しくないですが、時間の出来たときにふらっと寄ってみると良い気分転換になりますよ。
1. 青梅
青梅線のほとんどの終点。青梅線沿線は日野や豊田のように住宅街ばかりが続きますが、河辺をすぎると一気に郊外感が強くなります。この青梅はその中でも街の中心部として昔は栄えていたようですが、今ではその面影を残すのみ。駅から徒歩1分、超一等地のこのスーパー(百貨店？)、およそ5年前に潰れたのにまだ建物残ってるんですよ。こういう廃墟、大好きです。
駅前の目抜き通りには、お客さんの入っている様子がまったくない個人商店が軒を連ねています。ガラクタばかり売っている雑貨屋、薄汚い薬屋、高いか安いか全く分からない陶器屋……。青梅は自分を昭和レトロの街として売り出していますが、まさに時の止まったような世界が目の前に広がっています。鎌倉や川越なんかも個人商店を推していますが、ああいう所では味わえない余裕と風情がここにはあります。
でも、どこで儲けてるか分からないような個人商店でも永遠ではない。こういう社会の余裕っていうのは、ある程度栄えているから存在を許されているものなんですよね。僕の住んでいた岐阜ではこういうお店はとっくに全滅しましたが、ギリ都会の青梅でもこの流れは止められません。人々が合理的になることで、余裕に住み着く私たちの居場所は消えていってしまう。
2. (東)飯能
飯能は、西武池袋線のほとんどの終点。JRで行けるのは東飯能で、飯能と東飯能の間にはごくわずかの電車しか走っていません。でも大丈夫かも。この2つは徒歩で8分ほどの距離であり、その間の通りは繁華街になっています。
さて、飯能といえばヤマノススメ、ヤマノススメといえばこの天覧山です。駅の周りは個人商店で栄えていますが、少し離れると田んぼと山の広がるド田舎。天覧山のふもとには聖地の公園と個人経営のコンビニがあり、ここなちゃんのポスターが飾ってあったりします。愛だね。
ヤマノススメを知らずとも、まだ余裕を残す田舎は歩いていて楽しいものです。空き棚ばかりのデイリーヤマザキ、緑の中に突如現れる小綺麗な図書館、店員ばかり歩くだだっ広い西武百貨店には安心感を覚えずにいられません。この街もきっと郊外として栄えていて、その余裕が今に受け継がれているのでしょう。
最近では、飯能と高麗川の間に自然豊かなムーミンのテーマパークができましたね。機会があればぜひ行ってみたいです。
3. 相模湖
最後に紹介するのは、高尾から一駅のまさにお手軽観光地・相模湖です。相模湖といえばプレジャーフォレストが有名ですが、今回紹介するのは相模湖公園。駅から少しだけ歩き、娯楽施設の廃墟が見えてきたらすぐ近くに公園があります。
この公園、マニアには有名で、何十年前だってくらいのパチンコとか、ゲームとか、スマートボールとか、射的とか、そういった店が昔からずっと同じように営業しているます。僕の知識量では語り尽くせないので、マニアの人の記事を見てください。なお、多くの魅力的なお店は休日しかやっていないので、休日に行きましょう。
誰がどう見たって寂れた観光地、熱海臭のプンプンする場所なのに、土日になるとわずかな子どもたちが100円持って遊びに来てくれるのを心待ちにして店を開けているんですよね。道楽でやってるってのはまさにこういうことなんだろうな、と思わせてくれます。
僕はスマートボールが好きなのでたまに遊びに行くのですが、スマートボール屋(?)のおばあちゃんがいつも気さくに話しかけてくれます。前に話したのは、相模湖がうまるちゃんで取り上げられてからお客さんが増えたという話でした。くそっ、皆がここの魅力に気づいてしまったか（自分もうまるちゃんで知ったクチ）。
聖地ってのは変わらないから聖地なんだよ。
(干物妹！うまるちゃん 2期10話より）
この間は夜勤明けの辛い体で相模湖に向かい、ふらっと喫茶店に入ってみました。店主のおばちゃんがびっくりした顔でこっちを見つめ、湖の一望できるバルコニーの席を案内してくれました。お客さんが誰一人としていない中、朝の10時からカレーとコーヒーを注文。遠くで子どものはしゃぐ声、水面に映るまぶしいくらいの朝日、それなりに美味しいカレー。何かに急かされながら牛丼屋や富士そばで飯を食うのとは訳が違う。時間の止まったこの湖で、僕はゆっくりとカレーライスを咀嚼しました。
思いの残る街
三者に共通して言えるのは、社会に余裕ある頃に作られた遺産が今まで残されているということでしょう。ただの田舎なら全国を探せば無数にありますが、こういった何かを必死に守り続けている場所にこそ輝く魅力があると思っているのは僕だけでしょうか。いつか合理的でなくなってしまったこの場所に、僕たちの思いを残して。
いかがでしたか？みなさんも自分だけの心休まる場所を見つけてもらえたらなと思います。本当は北鎌倉や千葉ニュータウンなど紹介したい場所が他にもあるのですが、今日は、ここまでにしときます。それではみなさん、さよなら～。
明日のAdvent Calenderはとく．さんの Vimの布教をしに来ました． です。お恥ずかしい話ですが、僕は重たいIDEでしかまともに開発をしたことがありません。エディタの底力がどんなものなのか、私気になります！
