お金が増えないあいんず   作:1Get

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オーバーロード二次小説を5万文字書けば丸山くがねさんからの特典小説を見れるという事で
書いたことも無く、得意でもない小説書きます。下手なのを前提に見てください。


お金が増えないあいんず

 「・・・どうしたらいいんだ」

 アインズは悩んでいた。

お金が無い。それも急激に減っていく。

 それもこれもモモンとしての活動が出来なくなったことで収入が得られなくなった事が大きな要因だ。魔導国を支配してからの出費、アルベドの為に作った傭兵モンスター。それがアインズ個人の資産を直撃していた。

 さらにナザリックのすべての財産を守護者達はアインズが所有していると考えているため、悪魔騒動や魔導国建設で得た金はアインズの個人資産には入っていない。大きな問題だ。

 頭を抱えながら色々と考える。

(このままじゃなにもできない・・・と言ってもギルドの資産をつかうのもなぁ)

 魔導国が建設されてから早1か月。アインズがやる事と言えばアルベドとデミウルゴスから今後の事をそれとなく聞きながら話をしているだけだった。

 その為収入が入らずジリジリと手元の資金が消え去っていくのを指をくわえて見ているだけだった。

 このままでは有事の際にお金が無いって事がありえるし、それを守護者達に気づかれる可能性だってある。

 長い時間考えているとそこに閃きが浮かんだ。

(そうだエクスチェンジボックスに魔法で作り出した鎧や剣などを入れるというのはどうだ?武器ならお金になるだろうし、《上位道具創造》程度なら魔力が切れるまでかなりの武器を作ることができるはず)

 妙案を思い浮かんだアインズは自分でも良い案だと思いすぐに行動を開始する。

 たしかエクスチェンジボックスは宝物殿にあったはずだ。

 後ろで不動のまま立っていたメイドに告げる。

「リュミエール、八肢刀の暗殺蟲、今から宝物殿へ行く。お前たちはここで待機せよ」

「わかりました」

 リュミエールの返事と八肢刀の暗殺蟲のうなずきを確認してアインズは移動を開始する。

 アインズはいい案を考えたことで気分良く歩いていく。スキップでもしそうな足取りだ。

 もしかしたら他の物も査定されるかもしれない期待がアインズの心を高揚させていく。

(価値としては小さいものだろうが、かなりの量を入れることが出来るという事がいい。魔力は毎日回復するしな)

 前に来た事とその足取りで宝物殿内部までスムーズに進んでいく。

 宝物殿入口の金貨の山は前より多くなっていた。

 これは戦争で王国軍が置いていった大量の武器や食料、悪魔騒動で得た物資の中で要らないものはすべてエクスチェンジボックスに突っ込んだ事によって増加したのだ。所有する金貨の数は転移直後より多くなったぐらいだ。

 しかし今後あれほどの物資を得られる機会は少ないだろうと思い、ほとんど手を付けずに置いてある。

 定期的に物資を得ることが出来ればお金で悩むことも無いだろうが、魔導国が出来てからは人口が3割ほど減り商人たちも逃げ出してしまった為、食料を住民に配布しなければならないなどの負担が増えていった。

どうにかすればいいのだがそんなアイディアはアインズには浮かばない。その為アルベドなどに丸投げだ。

そのまま宝物殿を進んで行き転移後にパンドラズ・アクターと会った場所まで来た。エクスチェンジボックスも見つけた。

(そういやなぜあの時パンドラズ・アクターはタブラさんの恰好をしていたんだろう。ユグドラシルサービス終了前に行ったときは普通の恰好していたんだがなぁ)

 そう思いながら机の前に移動する。綺麗に整頓された机の上には最近新設された転移後に回収されたアイテムの一覧が載っている。

あまり価値の無い物ばかりだ。金額が足りなければシュレッターに掛けるのもいいだろう

《上位道具創造》

アインズはモモンの時に使っていた剣と同じものを作り出す。そしてそのままエクスチェンジボックスに放り込んだ。

剣が吸い込まれるように入っていくが何も出てこない。

「まったく出てこない・・・だと・・・。魔法で作り出した物は一切お金にならないのか?。これは商人に直接この剣を売った方が儲かるんじゃないかなぁ」

アインズはがっかりしてそのまま宝物殿を出ていく。次に稼ぐ方法を歩きながら考えてもなにも浮かばない。

 

 




ちょっと中断(´・ω・`)


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