やはりきたか。これが素直な感想である。正直驚きや否定的な気持ちが沸いてくることも特段ない。上皇后さまであれば間違いなくそろそろ本格的に始動し始めるころだろうと予想していたからだ。
「二重権威でいいじゃない」
この発言を聞いたとき、このお方は死ぬまでこのままなのだろうと悟った。どんな困難が立ちはだかろうとも、絶対に自分のスタイルを崩さない。邪魔する相手は徹底的に排除する、そういうお方なのだと。
上皇さまの退位を巡っては、現天皇と前天皇の併存による二重権威が生じる懸念が指摘されていることもあり、これまで上皇さまと陛下が公の場に一緒に出ることはなかった。
共同通信
上皇さまが生前退位を希望していると発言されたときにことを覚えているだろうか?メディアでは上皇さまは退位後、全ての公務から退くこと意向していると報道した。確かに退位後は全ての公務から外れているが、宣言通り公務からは退いただけのことである。皇室行事に参加しないとは一度も表明されなかった。
生前退位されることで、これで少しはゆっくりお過ごしになられるだろう。と思った国民も多いはず。しかしそもそも上皇后ご夫妻はゆっくり過ごしたいだなどとは微塵も思っていない。確かに年齢的に体力が落ちているのは事実。だがそれよりも面倒な公務を一刻も早く当時の皇太子である陛下に押し付けたかったのだろう。
皇室典範のルール上だと、死ぬ直前まで面倒な公務をやり続けなければならない。であれば一層のこと陛下の地位は譲り、上皇の立場として引き続き表舞台に出た方が美味しいとこどりではないか?と考えられたのだろう。
勿論、ここまでの悪知恵が上皇さまに働くとは到底思えない(失礼)。恐らくこれも美智子さまに仕込まれた台本を読んだだけのことであろう。
2万人の国民に敵意剥き出し
今年、10月22日に執り行われた即位の礼では実に14万人をも超える国民が集まった。この報道にご納得されていないのが美智子さまだ。上皇后ご夫妻が1990年11月12日に執り行った即位の礼の際に集まった国民の数は12万人とされている。この人数も幾分盛っての報道であり、実際にはもう少し少ない。
美智子さまはご自身の即位の礼のときよりも2万人多い実績を残された陛下と雅子さまに大変嫉妬しているようなのだ。
このままでは一般参賀での記録も塗り替えられてしまう。どう阻止するべきか考えた上での今回の参加でもあろう。自分達が出席すれば仮に記録を塗り替えられても「自分たちが出席したことによる記録」になる。また逆も然り。仮に記録を塗り替えられなければ、「自分たちの記録を超えることはできなかった令和の天皇」として、自分たちがいかに人気があったかを国民に知らしめることができる。
満身創痍でも呼ばれればどこへでも
「呼ばれなくともどこまでも」の方がしっくりくるか。先の吐血事件、「国民の心無い誹謗中傷が私を苦しめている」発言はどこへやら。よくぞその自分を苦しめている国民の前に挨拶する気になるものだ。
一般参賀では必ずサプライズを仕掛けてくるだろう。ある意味見ものである。