アルベド
シャルティア
アウラ
マーレ
モモンガ以外のキャラクターを最初に書いておこうと思います。
導入にはいいかなと思いますがどうでしょう?
パラレルワールド的Somethingでお願いします!
ちょっとギャグが多めかも。(ドラマCD寄りかな?)
―――― ナザリック第9階層 通路
「ねぇねぇ、お姉ちゃん。
サンタさんへのプレゼントは何にしたの?」
マーレの問いかけにアウラは答える。
「ん~。アタシはカルカンかな。マーレは?」
アウラはモモンガ様がプレゼントを置いてくれるのを知っているから、あまり貴重な物はお願いしないようにしている。
「ボクは、ぶくぶく茶釜さまの御声が聞ける腕時計がいいな。」
マーレはアウラが褒美に貰った腕時計が羨ましいようだ。
自分の創造主の声が聞けるのだから羨むのも仕方はない。
「う~ん、流石にサンタさんでも難しいんじゃないかな?
ぶくぶく茶釜様の御声が祈って聞こえるなら、アタシはずっと祈ってるよ。」
いくらモモンガ様でも、ぶくぶく茶釜さまの腕時計をいくつも持っているとは考え難いとアウラは考えフォローする。
「そうだよね……。
ぶくぶく茶釜様の御声が聞こえるなら、ボクもずっと祈るかな。」
しょんぼりとしたマーレにアウラは自分の腕時計をマーレに渡す。
「今日はマーレが持ってていいよ。
アタシはお姉ちゃんだし、マーレの気持ちも分かるからね。」
いつもは二人で聞いている、ぶくぶく茶釜の声を今日はマーレに独占させてあげようとの気遣いだ。
「だ、ダメだよ……! モモンガ様はお姉ちゃんの褒美にって与えて下さったんだよ。
ボクが持ったらモモンガ様のお考えに背く事になっちゃうよ。」
確かにそうかもしれないとアウラは思う。
これ程貴重な腕時計だ。自分の判断で一時的にとはいえ所有権を渡すのは
「そうかもしれないね。ごめんねマーレ。」
「ううん。大丈夫だよお姉ちゃん。」
「あら二人とも。昼間に会うなんて奇遇ね。」
シャルティアと共に居たアルベドは、アウラとマーレに偶然であったかのように声をかける。
「珍しいね、二人が一緒にいてケンカもしてないなんて。」
「いつもケンカしているわけじゃありんせん。
時には協力する事だってありんす。」
にやりと笑みを浮かべるシャルティアにアウラは心の中で溜息をつく。
(またアルベドが何か吹き込んだんだな……)
「で、今回は何を企んでるの? アルベド」
「企んでいるなんて人聞き悪いわね。
クリスマスにサタンさんというプレゼントを配ってくれる存在が居るそうじゃないの。」
「クリ●●スでありんすk――――いたぁ!! 何でブツのよ、アルベド!」
「ふざけている場合ではないわシャルティア。
貴女もことの重要性は理解しているはずよね?」
怒気を孕んだ声でアルベドはシャルティアを叱責する。
「ご、ごめんなさいでありんす……」
「はぁ……アルベドも間違えてるよ。サタンじゃなくてサンタね。」
「あら? そうなの?」
「それに、サンタからプレゼントを貰えるのは子供だけだよ。
アルベドもシャルティアは――――判断に困るけど、一応大人だよね?」
ペロロンチーノからドエロ設定を盛り盛りに盛られて作られたのだから設定上成人扱いなのだが、見た目が140cmという慎重も胸も小さいため未成年とも考えられなくも無い。
「もちろん今日明日だけは子供ばぶ。」
「今日明日だけって……なんで語尾変ってるの?」
「子供だからであり――――ばぶ。」
シャルティアはどっかで頭でも打ったのか?とアウラは眉を
「おぎゃーー」
(あぁ……こっちもダメだ。)
おぎゃーとしか言わないアルベドから視線を外し溜息をつく。
「ちなみに、サンタ様に何をお願いするつもりなの?」
「モモンガ様の御声が聞こえる腕時計ばぶ」
「
ハァ…………とアウラは再度溜息をつく。
気持ちは分からなくもないが、取る手段がお粗末過ぎると。
シャルティアがペロロンチーノ様の御声と言わないのも、ぶくぶく茶釜様が
「まぁ……好きにしたら? いこ、マーレ。」
「う、うん……そ、それじゃ失礼します。」
ペコリと頭を下げるマーレと関わりたくないオーラが漂うアウラにシャルティアとアルベドは手を振る。
「バイバイばぶー」
「
―――― ナザリック第9階層 アインズの自室
「――――という事がありまして……念のためモモンガ様に御報告を申し上げた方がいいかと思いまして……。」
申し訳無さそうにマーレが頭を下げる。
「マーレが謝る必要なんて何もないぞ。」
(それにしても、あいつらはバカなのか?)
「重要な情報に感謝するぞマーレ。サンタという存在がそれを用意できる者なのか尋ねてみるとしよう。」
「はい。よろしくお願いします。」
マーレを見送った後、モモンガはふと気がつく。
(あれ、何でマーレはサンタ関連お話を俺のところに……?
――――ふふっ、マーレの優しさを尊重して何も気づかなかった事にしておこう)
モモンガはサンタの有無などの些事より、ナザリックの仲間を想った行動を取ったマーレの気持ちを大事にしようと何も気がつかなかったことにした。
(と、すると俺も行動しないとな)
モモンガはパンドラズ・アクターに連絡を取り自室へ来るように伝えた。
「なるほど。私のスキルを駆使すれば不可能ではありません、モモンガ様。」
「そうか。それはよかった。」
モモンガはパンドラズ・アクターのスキルを、アインズ・ウール・ゴウンのメンバーのスキルを駆使して自分の声が入った腕時計を作れないかと相談した。
(アルベドもシャルティアもナザリックの為に、俺の我がままの為に働いてくれている。
こんな事でも喜んでくれるなら。やってみる価値はある)
「それでは始めようか。先ずは時刻のボイスからだな?」
『今は1時』『今は2時』『今は3時』『今は4時』……
『1分だ』『2分だ』『3分だ』『4分だ』……
『アルベド』『シャルティア』
「さて、次はアラームだな」
(少しくらいサービスしてもいいかな?)
アルベドもシャルティアも勿論NPC全員が頑張ってくれているのだ。
今年は二人分で手一杯だが、アウラとマーレ以外の皆にもプレゼントを用意してもいいかもしれないなとモモンガは思う。
『おはようアルベド。今日もいい朝だな。』
『そろそろ仕事の時間だぞ、シャルティア。今日も一日頑張ろうな。』
『おっと! もう昼食の時間ではないか、アルベド。一休みをして昼食にしよう』
『今日もお疲れ様、シャルティア。よく頑張ったな、ゆっくり休んで疲れを取ってくれ。』
『アルベド、そろそろ寝る時間ではないのか? さぁベッドに入って寝ようではないか』
(はっ! これは皆に長時間労働をさせない良いアイデアかもしれないな!)
「パンドラズ・アクター。次の日を休日とする設定はつけれそうか?」
「ええ、問題御座いません。」
パンドラズ・アクターはモモンガの思惑に気がついて、休日用のアラームを腕時計に設定できるように調整する。
『おはようシャルティア。今日は休日だぞ! さて、何をしようか。
私か? 私はもう決めているぞ。シャルティアは何をするのかな?』
モモンガは二人の名前を必ず呼ぶ様に考えながら何パターンかのアラームボイスを収録した。
(休日専用のボイスもいくつか作ったし、これなら休んでくれるかもしれないな!
我ながらいいアイデアだ!)
「モモンガ様。この腕時計は年々バージョンアップ出来る様にしてみては如何でしょうか?
それならば、新たなアイデアをお考えになられたときに追加する事が出来るのではと愚考いたします。」
「そうだな。苦労をかけるがやれそうか?」
「
(ふふ、今日くらいはいいか。)
パンドラズ・アクターが腕時計の最終調整に宝物殿へと帰り、モモンガはクリスマスプレゼントの準備を始める。
(アウラにはカルカンハイグレード、マーレには、ぶくぶく茶釜さんが『忙しくてユグドラシル来れなくなるからと』貰ったもう1つの腕時計(ぶくぶく茶釜ボイス付き。ボイスキャンセルは出来ない)を。
アウラが恐縮してカルカンと言ったのをモモンガは気がついているので、ワンランク上のものを。
(カルカンプレミアムにすると余計な気を使わせかねないからな
シャルティアとアルベドには――――喜んでくれるだろうか?)
素人が声優の真似事なんて恥ずかしいが、二人が喜んでくれるならばとモモンガは思う。
―――― 翌日 ナザリック第9階層
「わぁ!カルカンハイグレードだ!!」
「やったぁ!ぶくぶく茶釜様の腕時計だよ!! お姉ちゃん!!!」
素直に喜ぶ二人とは対照的に――――
「や、やりましたわ……。本当に願いが叶うなんて……。」
「こ、これは奇跡でありんすか……。」
意外と素直に喜ぶ二人だった――――このときまでは。
―――― ナザリック第9階層 廊下
「失望したぞ!!!! アルベド!! シャルティア!!!
これは没収だっっ!!!!」
「もう゛じわげございまぜん゛ん゛!!! モモンガさまぁ~~~」
「そ、それだけはっ!! 何卒!何卒――――!!」
ガン泣きでモモンガに縋りつくシャルティアとアルベド。
「えぇい!! 足にしがみ付くな!! 腕に縋りつくな!!」
「想像だにしなかったぞ! まさか録音機能を使って私のボイスで淫語を喋らせようとしていたとはな!!」
「「魔が、魔が差してしまったんですっ!! も゛う゛二度と゛し゛ま゛せ゛ん゛っ!」」
「当たり前だっっ!!」
うわぁぁぁんんと泣きじゃくりながらもモモンガにしがみ付く二人の姿を遠くから見たアウラは――――
「はぁ……。そりゃあモモンガ様も怒るよ……
バカは死ななきゃ直らないのかね?」
呆れて物も言えないと、アウラはお手上げのポーズをとる。
「でもシャルティアさんは、一度……」
マーレのキレッキレなツッコミにアウラは吹き出してしまう。
一度死んでるのにダメみたい。と
「マ~レェ~~。面白かったけど、此処以外で言っちゃダメだからね。」
「わ、わかってるよぉ……お姉ちゃん。」
死んでも直らないのは、既に死んでいるからなのか、死んでも直らない程なのか。
それは誰にも分からない。
モモンガはアルベドとシャルティアを引き摺っている間に精神沈静化で、ようやく冷静さを取り戻していく。
(はぁ……。よく考えればペロロンチーノさんもボイスロイドでそういうことしてたっけ……。
だとすると、ペロロンチーノの考え方を深層に持つシャルティアならやってもおかしくは無かったという事か。
ならばそこに思い至らず安直に録音機能をつけた俺にも非はある。
珍しくアルベドはシャルティアに唆されたのだろう。)
モモンガはマジ泣きして眼を腫らした二人を見る
「今回はテストを兼ねた試作品でもあった。
だから今回だけは許そうと思おう。
だが、録音機能と録音したボイスは削除させて貰う。いいな?」
「「はいっ!!! ありがとうございますモモンガ様!!」」
うわぁぁあああんと再び泣き出す二人目元をモモンガはハンカチで拭う。
「もう泣かないでくれ。俺は怒ってはいないよ。」
霧散した怒りの代わりにいつもの優しい雰囲気を纏ったモモンガにアルベドとシャルティアは再び号泣してしまう。
「「も゛う゛し゛わ゛け゛ご゛さ゛い゛ま゛せ゛ん゛て゛し゛た゛ぁ゛ぁ゛――――!!!」」
(何で泣くんだよ~~俺もう怒ってないよ!?)
ふざけ過ぎたけど後悔はしていない。
なんか今日ユニークアクセス多くない?
昨日投稿してないのに、投稿翌日並みのアクセスがあるんだけど……。