生涯独身がほぼ決まった社会人は、どういう考え方をすれば幸せになれるのでしょうか?
独身だと寂しい・虚しいというネガティブな感情が浮びます。
しかし、その虚しさの原因を知ると、生涯独身でいることを受け入れる事が出来て、自分の一生を味わい深く堪能しようと思えるようになります。
結婚は遺伝子がしたがっているだけ
遺伝子は自分のコピーを作ろうとしているだけで、入れ物であるあなたの幸せを考えているわけではありません。
だから子供を産むと、不仲になる夫婦が多くいます。
本当は一人でいる方が幸せな気質の人でも、遺伝子が心を惑わせて結婚に向かわせます。
あなたの心と遺伝子は、別の意思を持っています。
子供が産まれたら主役交代
遺伝子はあなたの事を、遺伝子を経由する乗り物としか思っていません。
子供ができたら、主役交代で遺伝子にとって子供が最重要になります。
遺伝子の意思で子供の安全を第一に考え、子供が有利な結婚ができるよう教育を施します。
親は脇役になって子供の補佐をするので、自分が主役の物語は終わっていきます。
生涯独身だと遺伝子は無念かも知れませんが、心は自分の一生を堪能して満足します。
遺伝子は結構エゲつない
日本人の心は、性善説に立っている人の方が多いと思います。
嫌な事をすると心が痛むので、誰も見ていない所でも正しい振る舞いをします。
しかし遺伝子は、食料が乏しい時代などに人を押しのける事で生き延びてきました。
他部族に遭遇したら、征服して女性に子供を産ませるなどして、遺伝子を残してきました。
現代社会で卑劣な人がいるのも、そういう遺伝子が生き残ってきた証拠です。
心と遺伝子は、別の意思を持っています。
生涯独身でも幸せな人は、自分の心にフォーカスをあてられる人です。
独身が寂しいというのは、ただの暗示
「飯はみんなで食べるほうが美味い!」
と言っているような人は独身だと辛いので
独身=寂しい
というネガティブな意見を発信しています。
こういう人ほど声が大きいので、社会全体の意見のように聞こえます。
これが暗示になって、独身でいる事にネガティブな感情を抱いてしまいます。
しかし食事は一人の方が落ち着くという人には、全く当てはまらない事です。
一人でいる事は平穏で、快適な状態です。
不快に敏感な人は独身の方がいい
快を求めてパーティーやBBQでワイワイするのが好きな人なら、結婚して楽しめるでしょう。
ですが不快な経験をすると頭からぬぐえないような人は、独身の方がいいです。
快を求めるより、不快な人・出来事を避けた方が、幸福を感じます。
そういう人は自分で問題を起こさないよう注意して生きていけますが、結婚相手が起こす問題に頭を悩まされます。
それは結婚生活で得られる快よりも大きな負担なので、結婚生活を続けるほど蓄積されます。
寂しさ2割・充実8割
独身で突発的に寂しいと思うのは2割程度でしょうか。
ですがこれも、自分が独身向きの人間である事を自覚してからは、殆ど感じなくなりました。
自分に深く向き合えて、充実感を味わっている方が大きいです。
例えば一人で映画を観て、誰かと気持ちを共有したい人は、結婚しないと寂しいタイプでしょう。
しかし、映画を観た後に余韻に浸りたいという人は、独身の方がむしろ充実します。
調子が悪い時には一人で癒したいような人も、独身向きです。
結婚にメリットがある人
一人暮らしが経済的に苦しい人にとっては、結婚のメリットがあります。
一人よりも二人で暮らした方が、生活コストは割安です。
それに、結婚したら相手が働かなくなったという話を聞くように、寄生していきていく事ができます。
一時的な失業時に、保険の代わりにパートナーの収入を当てにできるのがメリットです。
生活の力ない人
自分で掃除や料理が出来ない人は、結婚で相手の生活力が手に入るメリットがあります。
行政の手続きなんかも、一人だと休まなければ行けないところを、パートナーに行ってもらうことができます。
そういった生活面で楽になります。
結局、依存体質の人にしかメリットがない
相手に依存して、遠慮なく楽を感じる人にしかメリットがありません。
このページで生涯独身を考えるような人は、一通り自己完結できるし、気を使って依存ができない人だと思います。
自己完結型の人は、依存型の人間にとっては理想的な相手です。
相手の親族までも依存型だったら、一族総出で乗っかってきて、自己完結型の人にとっては悪夢です。
親族はガチャみたいに運ゲーなので、努力が通用しません。
一人分の負担で生きる
結婚して親族を増やすというのは、負担と同時に人生の保険になります。
自分が困った時に、相手の親族が助けてくれるかも知れません。
子供ができれば、歳をとってから面倒を見てもらう保険となるでしょう。
しかしそういう関係の中で、他人に依存できない性格の人は、負担の方が大きいです。
あるいは親族の中で、何もしないでお願いだけする人がいるかも知れません。
例えば義理の親の介護だとか、親戚付き合いだとかで、負担を押し付けられてしまいます。
保険で言ったら、掛け金が大きいマイナスの保険です。
それだったら自分一人分の負担で生きた方が、自分を大切にして生きる事ができます。
半同棲をして、独身で心底幸せだと思えるように
何度かお付き合いをして、半同棲のような事も数回しました。
この期間があって本当に良かったのは、独身の素晴らしさを心底感じられた事です。
逃げ場がある半同棲でしたが、付き合いの終盤はいつも牢獄にいる気分になりました。
黒いトレーナーは裏返して干す
相手の家での休日に、洗濯物をさせられました。
自分一人よりも量が多いのは当たり前ですが、その量は2.5倍くらいありました。
わたしは風呂上がりのタオルを何度も使いますが、相手は1回で洗濯に出します。
そんなこんなで量が膨れ上がります。
流儀も細かく決まっていて、部屋着の黒いトレーナーは裏返しで干すとか靴下の干し方など、こまごまと指示をされました。
生活習慣を強制されるって、結構つらいです。
勝手に親族に会わされる
休日に寝ていたら、わたしに内緒で呼んだ相手の親族が来ました。
不意だったのもありますが、人と会うのは気を使うばかりで、疲れてしまいます。
結婚したら多分、こういう場面が沢山あるのでしょうが、どこで自分をリセットすればいいのかわかりません。
たぶん人と1時間会ったら、リセットに2時間くらいかかるので、時間が足りなくなります。
色々なタイプと付き合ったけどダメ
相手が自己主張がないタイプだと、自分が全てのプランを作ったりで疲れました。
逆に自己主張が激しいタイプの人の時は、休日に寝ていたい時に外に連れ出されてしんどかったです。
休日は外で遊ばないと気が済まないタイプが多くて、部屋でゆっくり休みたいわたしの方が変わっているのだと思います。
最後にバチが当たる
最後に付き合った相手は、最初は普通に見えた実家暮らしの人でした。
重たい話をされて同情し、相手と付き合う事になりました。
今ならわかりますが、ヤバい人の典型的な特徴です。
他人の良心に訴えかけて、要求をのませるという手口です。
すごく早いペースで親に挨拶をさせられ、結婚話が出始めました。
そのタイミングで相手が体調不良で会社を辞める事になり、わたしに全て依存するようになりました。
みるみる減る貯金
体調不良の割に養生だと旅行に連れていかされたり、誕生日に高額なプレゼントや会を盛大にさせられました。
休日前夜~休日の全て、相手の実家に泊まらせられましたが、食事は全て外食です。
その結果、給料だけでは足りずに、貯金が毎月2桁単位で減っていきました。
普通じゃなかった人
金銭的にキツいので要求を拒むと、外でもどこでも悪魔が憑りついたみたいになります。
金銭以外でもそういう事があって、荒れ方が普通じゃなかったので調べてみました。
そうしたら自分の意に沿わないと見捨てられたような気になり、相手を激しく攻撃してしまうというタイプの人でした。
別れる時にもゴタゴタしましたが、刑務所から解放されたような自由を感じました。
相手の親も押し付けようとする感じだったし、人生で一番の危機でした。
危機を経て、人格を見抜く方法を使い、その後は怪しい人と無縁の人生になり年収も上がりました。
危機は学びが多く、結果的にはいい経験になりました。
『これでいいや婚』をする人
日本で普通に暮らしていると、結婚するのが普通の幸せだという考えを刷り込まれます。
経済的に自立していても、年頃になると結婚しなきゃいけないと思って、さほど好きでもない人と無理に
『これでいいや婚』
をしてしまいます。
こういう、心からではなく遺伝子の要求で結婚した人って、いずれも疲弊している気がします。
結婚は金網マッチ?
ケンカばかりの結婚生活している人って、金網デスマッチしているようにしか見えなくないですか?
嫌な人を避けるのが普通なのに、わざわざ同じ金網に入って罵り合っています。
ケンカするほど仲がいいって言いますが、絶対に平穏な方が幸せです。
何組か離婚した人たちを知っていますが、人生で壮大な無駄をして、神経と財産をすり減らしていました。
独身はひたすら自由
わたしは独身なので比較的早く早期リタイア資金が貯まりました。
生活費もコンパクトに済ませているので、金銭的な不安は感じていません。
毎日ひたすら自由です。
朝は日の光の明るさで自然に目覚め、雨が降ったら外出しません。
気分が乗らなかったら、一日の予定を変えます。
自分の食べたいものを食べて、やりたいことをやっています。
張り合いを持たせるために自分にタスクを課しますが、基本的に平穏で心地よい毎日です。
心は自由を望んでいる
遺伝子には申し訳ないですが、心は自由を望んでいます。
心が幸せを感じるには、自由が必要です。
遺伝子を残すために奴隷になるか、独身の自由を選択するかの選択で、わたしは自由を選び、自分を探求する充実した人生にできました。
ようやくしっくりとした人生が送れるようになり、今が幸せだと自信を持って言えます。