車の中で寝泊まり…女子中学生を11日間連れ回す “誘拐”の男に猶予付き有罪判決 仙台地方裁判所
SNSで知り合った女子中学生を、11日間に渡って保護者に無断で連れ回したとして、未成年者誘拐などの罪に問われた21歳の男に対し、仙台地方裁判所は12月19日、執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、田中泰雅被告(21)です。
判決によりますと、田中被告は、今年8月、SNSで知り合った宮城県南部に住む、当時15歳の女子中学生を保護者に無断で連れ出し、11日間にわたって車の中で寝泊まりさせていたなどとされています。
19日の判決で仙台地裁の江口和伸裁判官は、「被害者の家出願望を利用して家出するようそそのかすなど、巧妙かつ悪質な犯行」と指摘した一方で、「現段階では内省が深まりつつある」として、懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。