甲斐が1億円プレーヤーに仲間入りした。育成ドラフト出身では、10年に同期入団した千賀に続く4人目。新人年は年俸270万円だったが来季は1億1000万円。「入った時は考えられない数字」と喜んだ。
今季初めて規定打席をクリアし、打率2割6分、11本塁打、43打点とすべてキャリアハイ。だが、「リーグ優勝できなかったのは力不足。もっと力をつけたい」と、攻守のレベルアップを誓った。来季から、野村克也氏も背負った背番号「19」になる。「野村さんから言われた『功は人に譲れ』という言葉を大事にしている。キャッチャーは、そういうポジション」。先駆者の言葉を胸にさらに飛躍する。