アプリケーション制御機能を含む Symantec Endpoint Protection (SEP) のいずれかのバージョンが Windows Server 2016 もしくは Windows 10 RS1 にインストールされていると、Google Chrome バージョン 78.0.x 以降を起動した時に「このウェブページの表示中に問題が発生しました」というメッセージが表示される。Microsoft Edge Chromium バージョン 78.0.x でも「ページを表示できません」というエラーメッセージとなる。

この問題は、14.2 より古い SEP バージョンがインストールされた、全てのオペレーティングシステム（OS）上の Chrome / Chromium でも発生する。

  • ブラウザバージョン
    • Google Chrome 78.0.x (2019 年 10 月)
    • Google Chrome 79.0.x (2019 年 12 月)
    • Microsoft Edge Chromium 78.0.x
    • Microsoft Edge Chromium 79.0.x
  • いかなるバージョンの SEP がインストールされた Windows Server 2016 と Windows 10 RS1
  • 14.2 より古いバージョンの SEP がインストールされた、いかなる Windows OS

Google Chrome ブラウザ:

このウェブページの表示中に問題が発生しました。

Microsoft Edge Chromium ブラウザ:

ページを表示できません。

Google Chrome（chrome.exe）および Microsoft Edge Chromium ではマイクロソフト社のコード整合性機能が有効になっています。Chrome / Chromium のこの機能と SEP のアプリケーション制御は互換性がありません。

Windows 10 Creators Update バージョン 1703 以降および Windows Server 2019 では、Symantec Endpoint Protection 14.2.x にアップグレードして Chrome との非互換性に対処してください。

以下のオペレーティングシステムの場合、アプリケーション制御でコード整合性をサポートをするためには、Symantec Endpoint Protection の更新が必要になります。

  • Windows 10 Anniversary Update、バージョン1607
  • Windows 10 Enterprise 2016 LTSC
  • Windows Server 2016

この更新は、今後の製品リリースに含める予定です。更新が利用可能になった際に、この文書は更新されます。

SEP のアップグレードが行えない場合、または OS が上記にリストアップしたうちの一つである場合、Chrome（Chrome.exe）および/または Microsoft Edge Chromium（MSEdge.exe）のアプリケーション制御例外を追加することにより、問題を回避できます。

 

代替回避策

代替の回避策として、コード整合性を無効にして Chrome を実行する手段もあります。

Chrome.exe --disable-features=RendererCodeIntegrity 

または、次のレジストリ値を 0 に設定します。

キー：HKLM\Software\Policies\Google\Chrome
名前：RendererCodeIntegrityEnabled
タイプ：DWORD（32ビット）
値：0

Source: JIRA
ID: ESCRT-2571, ESCRT-2839

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