2019-12-24

アカハラの「虚偽告発」について

はてブで昨日話題になっていた、某大名教授氏がアカハラの「虚偽告発」をされて苦しんでいるという反論記事批判されていた当人です。私が誰か分かる人も多いと思うけどそっとしておいてもらえると嬉しいです。

私が何かするまでもなく彼の異常な認識については多数の批判が集まっていた(銀行口座の件は各種ガイドラインに必ず載っているど真ん中の不正だし、不必要無関係人格攻撃普通感覚なら引くでしょう…)し、どうしようかなあと思ってたんですが、自分一方的中傷されているのを黙って放置するのも何なので、一応簡潔にコメントしておきます。今更彼個人を吊るし上げたいわけではないので、リンクは貼らないでおきます引用もしないので、本人が考えを改めてエントリを削除するならそれでよいです。どの記事のことか分からない人はスルーして忘れてください。

まず彼は、自分アカハラをしたというのは虚偽の告発で、そのために定年後再就職できなかったとして、アカハラ被害者自称する(と彼が主張するところの)私に対して損害賠償を求める訴訟を2年半前に起こしています。そして2年間に渡り特殊事実認識に満ちた書面を提出し続けましたが、裁判所は彼の主張を受け入れることはなく、彼の請求ほとんど全てを取り下げさせて当方が圧倒的に有利な条件で決着しました(多少の譲歩はしなければ和解がまとまらないので、ツイート1件、pdf1点の削除程度には応じましたが)。

お互いに守秘義務を負っていないので、彼が自説を再び開陳するのはまあ和解に反さないんだろうと思いますが、自分から訴訟を起こして請求が通らなかったという最重要事実を隠してネット正当性を訴えるというのは、フェアじゃないんじゃないかな、読者に対する欺瞞じゃないかな、と個人的には思います。彼は、一方的中傷を信じてしまう人が多いインターネット時代だったのが不幸だったと書いていますが、そのインターネット時代特性を最大限活用しようとしたのが彼自身です(そしてはてブにも引っかかった方がいましたね…)。

彼は分かっていないのかもしれませんが、私が和解に応じたのは、彼が書面に書き連ねる呪詛が著しい苦痛になっており(反論するために全て目を通さなければならないので…)研究に集中するために一刻も片付けたかたからと、彼が要求した「名誉毀損ツイートの削除や「大学院での経験等について今後一切口外しないこと」といった条件がことごとく棄却された以上、裁判所が彼の主張を相手にしなかったことを示す訴状和解文書や、彼自身特殊事実認識を記し弁護士の印が押された書面などをいつでも公開できるので、勝ち判決を待つ必要がなかったからです。銀行口座の件でも分かるように、彼は自分正当化しようとして、自らを滅ぼせる主張を自分で積みあげてくれていたので。

私としては、既に退職して大学に職がないご老人個人攻撃したいとは別に思っていません(名前を見るだけで呼吸が苦しくなるほどのトラウマを抱えているので思うところはありますが、利益のない攻撃に勤しむリソース自分にはありません)。しかし彼の在職中に適正な処分を怠りここまで増長させた所属組織責任は重く、ここは後進の学生たちのために改めさせなければならないと思っています裁判所では明確に認められた当方の主張が、某大の調査委員会では認められなかった(というか、相手反論内容すら教えてもらえないまま、アカハラはなかったという結論のみ聞かされた)のですから銀行口座の件は皆やっているといった反論と、それを当局容認したことなどを開示するわけにはいかず、ともかくなかったことにしたかったのでしょうが…。ともあれ、当方からは不必要に彼個人特定して攻撃するつもりはないです、

ただ、彼がわざわざ、自分裁判を起こして請求が認められなかったという事実を隠して私に対する誹謗中傷を行なうのであれば、非難されているのが私だということは分かる人には分かるわけですので、私としても自分名誉を守るために動かざるを得なくなります。そして、一般的社会通念やアカデミアの感覚からするととうてい受け入れられないような彼の主張を記した書面は当方の手元にあり、その気になれば直ちに公開できます

できれば、余計なことをせずに安らかな余生を過ごしていただきたいなあと思っています

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