住まい・インテリア
自分でできる フローリングのキズの補修
フローリングについたキズは自分で補修できます。
キズの深さや大きさに合わせた補修方法で快適な住まいに。
公開日:2018年2月23日
フローリングの補修のコツは、キズの状態に合わせて補修材を使い分けるコツ。
そして、床と補修材の色を合わせるのが自然に仕上げることです。
木目がかすれる程度の浅いキズと、触るとへこんでいることがわかるくらい深いキズの補修方法を紹介します。
用意するもの
【補修材】

細い線が描けるので、木目を描くときに。かすりキズ程度の浅いキズならこれだけで補修できます。

触ってわかるくらいの深いキズはクレヨンタイプで埋めます。

メモ
色を選ぶときは、白い紙に補修材を塗り、床と見比べます。迷ったときは小さいキズなら濃い色を、大きいキズなら薄い色を選びましょう。
【その他】
プラスチック製のヘラ、ウエス※など※ウエスとは古布のこと。綿やメリヤス地がおすすめ。ホームセンター等でも売られています。古着でも可。
浅いキズを補修する
木目がかすれる程度のキズなら、ペンタイプの補修材を使います。キズ跡を隠すコツは、木目に沿って塗ること。最後に木目を書き足すことでより自然な仕上がりになります。


- 1 ペンでキズ跡に色を塗ります。キズに沿って線を引くのではなく、木目の方向に細かくペンを動かすと自然に見えます。

- 2 乾いたウエスで拭いてなじませます。

- 3 木目の濃い部分を色の濃いペンで描き足します。
深いキズを補修する
触るとへこんでいることがわかるくらい深いキズには、クレヨンタイプの補修材を使います。柔らかいクレヨンは、キズの溝を埋めるのに最適。仕上げにペンタイプで木目を描きます。

- 1 クレヨンタイプの補修材をキズに垂直方向に塗り、キズに埋め込みます。


- 2 プラスチック製のヘラで余分な補修材をこそげとります。

- 3 キズの周囲を水拭きします。塗って間もなくは色落ちするので、キズには触らないようにしましょう。

- 4 ペンタイプの補修材でキズの上から木目を描き、乾いたウエスでなじませます。
メモ
応急処置には補修シールを。
キズを放置していると、ささくれに歩く人の足が引っ掛かるなどして危険です。きちんと補修するまでの間、応急処置としてフローリング用補修シールを貼っておきましょう。角が剥がれないように丸くカットします。

- この記事で紹介したのはクッションフロアとフローリング(無垢除く)の床を対象にした方法です。
監修
嶋﨑 都志子
プロフィール
DIYアドバイザー、インテリアコーディネーター。住宅メーカー勤務などを経て個人で住まいの補修、DIYリフォームなどを請け負う。各地のワークショップ、カルチャースクールでは講師も務める。