新潟県長岡市内の中学校に通う3年の男子生徒(15)が教員専用のサーバーに不正にアクセスし、自らの成績表を改ざんした件について、19日、中学校が謝罪会見を開いた。生徒はどのように不正アクセスし、なぜ改ざんをしたのだろうか。
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新潟県長岡市内の中学校に通う3年の男子生徒(15)が教員専用のサーバーに不正にアクセスし、自らの成績表を改ざんした件について、19日、中学校が謝罪会見を開いた。生徒はどのように不正アクセスし、なぜ改ざんをしたのだろうか。◆生徒が自らの成績表を改ざん…親に渡す19日、新潟県長岡市内の中学校が謝罪会見を開いた。中学校関係者「大変申し訳ありませんでした」この中学校に通う3年の男子生徒(15)が教員専用のサーバーに不正にアクセスし、自らの成績表を改ざんした件について、経緯を説明した。改ざんされたのは前期の成績表。中学校関係者「社会・美術・技術家庭科の3教科が書きかわっていました。2を5にするような極端な変更ではなく、3を4にというような程度の変更でした」生徒は改ざんした成績表を親に渡していたという。いったいどのようにサーバーにアクセスしたのだろうか。◆どうして教員専用サーバーにアクセスできた?事の発端は、教員用パソコンを当該生徒に使わせたこと。全校生徒に学校行事の写真を見せる企画の準備中、生徒用パソコンでは性能が不十分だったため、教師はやむをえず教員用のノートパソコンを貸した。使用中は生徒のそばにいたというが、3分ほど教室を離れた際、生徒は教員用パソコンのデスクトップに教員用のサーバーにアクセスできるショートカットを発見。IPアドレスを紙に書き写したという。その後、教員用サーバーのIDとパスワードも不正に入手。自宅からもサーバーにアクセスできるようになり、成績表や学校行事の記録などのデータを閲覧するようになったという。◆「高校入試に有利になると」「好奇心がまさった」生徒は学校側の聞き取りに対し、「高校入試に有利になると思った」「ためらいはあったものの、好奇心がまさってしまった」という趣旨の発言をしているという。