イザナギとイザナミに見る、日本における男女のあり方 ~ 日本神話を題材に
(2011.1.20)
韓国アイドルKARAのギュリが、熱烈なラブ・コールを福山雅治に送った件、もともと日本では、こういうあけすけな言動は非常に嫌われてました。
特に女がこんな風に言うと尚更。この朝鮮女はもちろん、最近の女性アイドルの態度、明らかに日本的なものではありません。こういうのも結局、日本の文化破壊を目論む左翼の工作の一環なんでしょう。
こんなあからさまに言うギュリと福山が結婚しても、きっとギュリは夫 福山を立てるような妻には決してならないでしょうし、ギュリはきっと、日本人としてより韓国人としての価値観を生まれくる子供に植え付けようとするでしょう。
女から声をかけると失敗 “日本誕生” 国産み物語
日本の神話は、聖書のように教義化されてはいませんが、いろんな大事なことを象徴するエピソードも沢山あります。
たとえば男と女、夫と妻のあり方を象徴する話ですが、国産みの場面、イザナギとイザナミが互いに大きな柱を回って、二人が出会ったところで声をかけ合うシーンがあります。
最初は女のイザナミから「あゝ、いとしいあなた・・・」と声をかけ、男のイザナギが「おゝ、いとしいおまえ」と返して子供が生まれますが、ヒルのように骨がなくグニャグニャなものが生まれ(ヒルコ)、国産みに失敗します(写真は永岡書店版「イザナギとイザナミ」より。詳しくは画像クリック)。
そして他の偉い神様たちにも相談して再挑戦、柱を回って今度は男のイザナギから、「おゝ、いとしいおまえ」と声をかけます。そうしてようやく、まともな子供が生まれ、国産みに成功します。
これはどういうメッセージを持っているのか。
要するに、でしゃばる女では失敗すると伝えたいわけでしょう。
いわゆる肉食女的に気安く男に声をかけるような女が結果としてどうなるか、暗に戒めてる部分があるわけです。
人間は食べ物さえ与えれば、物理的にはスクスク成長します。しかし、それだけでは立派な人間には育たない。
立派な人間に育つには、まずは幼児期3歳位まで、いろいろと人にかまってもらったり、母性的なものを受けたかどうかで、人なつっこさ、いわゆる社交性の部分が形成されます。
しかし、さらに徳をわきまえた豊かな人間性ある大人とするには、厳しさを教えるような父性が必要になります。
人間として立派に育てあげるに必要なのが父性というわけです。自分を律する自制心、そして、しぶとく生きるためのヤル気や根性につながる発奮力とでもいうべきもの、兼ね備えておかなければ生き残ってはいけません。
父性というのは、いつもヒステリックにガミガミ叱りつけたりとかそんなことでなく、もっと人間として本質的に必要なものを子供に備えさせるためのもの。
男の子に、「男らしくしなさい」と口先で言うだけでは、恐らく何も伝わらないし、かえって反発されるでしょう。
まずは母親がいつも男(夫など)を立てていたり、きちんとした女らしさを持ってるかどうか、そういったところがカギになるでしょう。子供が女らしささえイメージできないなら、男らしさだって理解できません。逆に男親が娘に「女らしくしなさい」というなら、まずは男親が一家を支える気概持った、男らしさを備えていなければならないでしょう。
家にお父さんとお母さんがいて、男であるお父さんの前で女のお母さんが、いつもどういう態度でいるか、男のお父さんが妻や家族に対していつもどんな態度をとっているか、まっとうな夫婦・親子像をいつも見ていれば、子供にも自然と馴染んでいくでしょう。
(夫婦のあり方については、ここが割と参考になると思います)
母子家庭だと家庭にお父さんがいないわけですが、普通の家族像やお父さんをイメージさせるには、サザエさんのようなファミリー・アニメを見せるのがいいと、前に書いてます。しかし既に、サザエさんさえ左翼にやられて今の内容はかなりひどい・・・
一人で母性と父性を兼ね備えるのは簡単ではないでしょうが、鼻タレだったという坂本龍馬に剣術を教えたのが姉だったというエピソードもあるし、たとえ女でも、父性的な厳しさでもって、子供をシッカリ育てていくことはできるでしょう。
でも現実は、たとえば母子家庭生活保護で育った子供の半数近くが生活保護になってしまうなど、厳しいものもあります。これこそ、いわゆる骨のないヒルコのような子供たちといえるのではないでしょうか。
細木数子は、女には男の子を育てることはできないとまで言ってましたが、そこまで言わないにしても、かなり難しいのは確かだと思います。立派な“男の娘”に育てるのは上手かもしれませんが・・・
もともと武家では、男の子の教育には、母親といえども口出し出来ませんでした。
今の日本がこうなってしまったのは、子供のことを妻に任せっきりで無関心だった男親が多かったことも、大きな原因の一つに思います。あるいは、母親が子供の教育に父親の口をはさませないようしてた家庭だって、きっと多かったのではないかと。
だからと言って、育児休暇で赤ちゃんのオムツ変えたり、家事を手伝ってやったりとか、そんなことにしか感心ない育児夫(イクメン)では全く話になりませんが。
イザナギとイザナミの話の終わり、死んだイザナミのいた黄泉の国で追われて命からがら逃げたイザナギに、女のイザナミは「あなたの国の人間を毎日千人死なせてやる」と言い放ち、男のイザナギは「それなら私は毎日千五百人の子供を生ませてみせる」とイザナミに言い返します。そうして日本の人口は増えていくこととなったとされてます。
こんなこと言うとフェミニストは発狂するでしょうが、もしも日本神話にある、この男女関係が今も脈々と生きているとして、この世でタネを撒く男の方(イザナギ)が弱くなってしまい、死者を司る黄泉の国の女の方(イザナミ)が強くなってしまったなら・・・
単なる仮説で考えず、現代にも通じる逸話と思い、豊かなイマジネーションでもって考えてほしいものです。
最後に参考までに国産みの概要図を掲載。
「やっぱり沖縄がーーー」ということで、左翼や一部の反日的な沖縄の人はこれを見ると喜ぶかもしれませんが・・・ また北海道は昔、本州と陸続きだったとされてます。
尚、失敗作として川に流されてしまったヒルコを奉った神社とかもあるようなので、興味ある方はいろいろ調べてみるとよいでしょう。
国産み失敗のヒルコの場面が描かれた絵本とそれがないものがあって、こういうのがあるかないかは重要だと思います。岩崎書店版「にほんたんじょう」や永岡書店版「イザナギとイザナミ」などには載ってますが、永岡書店版が絶版なので、私はここで岩崎書店版をオススメしてます。
(続く)
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(2012.3.4)
昨日は3月3日の雛祭り、桃の節句でした。
江戸時代から、桃の節句では主に女の子を祝うものとなったようです。
子供に「ひな祭りの日って、本当は“桃の節句”って言うんだよ。それに桃には悪い者を追い払う力があるの」って教えたら、「そうなんだよー。イザナギが桃を投げて鬼をやっつけたんだよ」と返してきました(右写真は下でも紹介の永岡書店版「イザナギとイザナミ」から)。さすが私の息子! ^▽^)
保育園の先生から、「〇〇くんは、すごくいろんなこと知ってて先生みたいですねっ」って言われたこともあるし、ここまで行けば周りの人たちにはこれからもいろんないい影響を与え続けてくれるに違いなさそう。子供が出来た時もきっといい親になってくれるって信じてます。
『ひな祭り』の歌「お花をあげましょ桃の花」って歌詞に象徴される通り、本当は雛壇などには桃の花を飾るべきなんです。でも旧暦だと3月には桃の花が咲いてるのに、今の暦ではまだ花が咲いていません。4月にお祝いするところが今も多いのはそういった理由からです。
私は本当の桃の花というもの自体、たぶん見たことない気がするし、昨日も桃に絡むものを何とか用意しようとしたのですが、もちろんこの時期、桃も売られてないし、桃風味のお酒やワインが売られてたぐらいで、これでは子供に飲ませるわけにいきません。
しょうがないので桃の缶詰だけ買って、昨夜のわが家の食卓は、散らし寿司や甘酒、用意していた雛あられや菱おこしとなりました。
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(2012.8.2)
桃の季節ですね。桃には邪気を祓う力があるとされてます。桃太郎の鬼退治もそれを象徴するような話。
イザナギがイザナミのいる黄泉の国を訪ねたのは、ちょうどこの暑い時期だったということでしょう。ただし、桃の実は秋の季語とされてます。
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(続き)◆神棚と天照大神について ~ 日本神話 “アマノイワト”伝説の美しい絵本から
◆北海道はイザナギ、イザナミの産んだ本州から別れただけ。元から日本なんですよ!
◆天照大神が女神だからと女系天皇を主張するノーナシ左翼を一網打尽に論破、撃沈さす! ~ 男系継承を堅持したアマテラスとスサノオの子供たち
◆日本神話の絵本について ~ 子供たちに日本と天皇へ愛着を持たせましょう
◆日本神話が題材のスペクタクル巨編 映画 『 日本誕生 』について
◆サルが人になったとする進化論と、日本人・陛下がサメの子孫とした日本神話、あなたはどっちを信じますか?
◆心の拠り所と守るべき人を持たなくなった日本人 ~ 親も兄弟姉妹も、友達も学校もみんな嫌い
◆結婚に魅力がなくなってリスクになった ~ 本来、結婚や花嫁ってのはね
◆専業主婦の出現が抜群の家庭安定をもたらした!~長期で見る日本の離婚率推移
◆最も有害なのは反日法案より今のフェミニズムだと早く気づいて!~ 聖書を曲解、悪用してフェミニズム運動に利用する狂ったキリスト教団
◆子供も大人も注意! 講談社は最大の左翼出版社 ~ 女の堕落と男のフヌケ化はワンセット ~ 『 のだめカンタービレ 』に見る、現代の病理とヒトラーの予言