日頃子我が子を撮影することの多い筆者にとって、手放せないアイテムがデジタル一眼カメラ。
撮ることが趣味なのか、それともカメラやレンズを揃えるのが趣味なのか、どっちかわからなくなるくらいに、どっぷり沼にはまっています。
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がしかし、最近のスマホのなんと優秀なこと。
ポケットに入ってすぐ取り出せるし、多眼化したことで望遠から広角まで撮れてしまうし、背景ボケも意図的に作れるし、暗所でもキレイに撮れてしまう始末。わざわざ大型カメラと複数のレンズを持っていく意味あるんだろうか... というくらいにスマホの躍進には驚かされます。
それでもスマホの苦手なシーン。それは早く動く被写体です。
どうにか捉えて撮ったところでも、スマホの画面でパッと見そこそこキレイに映っているようでも、少し拡大しただけでブレていたりノイズだらけだったなんてことは日常茶飯事。
そんな時こそデジタル一眼カメラの出番!と行きたいところなのですが、場合によってははばかられるシチュエーションもよくあります。
そんななか、スマホよりも圧倒的に優れていると感じる高画質なコンデジが、ソニーのRX100IVです。
24mmから200mm(F2.8~4.5)まで撮影できる幅広い焦点距離。
撮像エリアの約68%をカバーする357点の像面位相差検出AFセンサーと、425点のコントラストAFにより被写体の検出精度高く、しかもシャッター半押しでピントがあうまでのレスポンスは0.02秒と超高速。
ファインダーもしくは背面液晶を覗いて、構えた時点から微細な測距点と異常な食いつきっぷりは、もはやスマホやそこいらのコンデジとは別次元です。
基本人物の顔があれば、シャッターを半押しするだけで瞳にフォーカスするのは当たり前(リアルタイム瞳AF)。
撮りたい被写体をモニター上でタッチすれば、あとはカメラが被写体との距離・模様・輝度といった空間情報を高速に検出して、複雑な動きやスピードに緩急のある動体を高精度に認識し追尾し続けてくれるのであとは撮影者はシャッターを押すだけ。(高性能リアルタイムトラッキング)
凄いのはここからです。
SONYのプロ向けのデジタル一眼カメラα9/α9IIでやってのけた最大60回/秒という超高速な頻度でAF(オートフォーカス)とAE(露出)を演算処理しながら20コマ/秒 最高20コマ/秒連写。
ただ単純に複数枚連写しているのとはわけが違います。
電子シャッターの連続撮影では、撮影のたびに画面が暗転するいわゆる「ブラックアウト」がないため、ずっと被写体が見え続けているのです。
さらに「ワンショット連続撮影」という連写方法があるのですが、これはもはやチート機能といっていいでしょう。
一度シャッターを切った瞬間に、最高90コマ/秒で7枚の静止画を高密度に連写します。(フォーカスと露出は最初の1枚に固定。)
一瞬でバババババババッと。
想像にしくいかもしれませんが、90コマ/秒というと、0.011秒の超々短間隔で写真を撮ることができるということになります。
ラケットにボールが当たるインパクトの瞬間など、一瞬の決定的なチャンスを確実にモノにできる可能性があります。
可能性があるというのはその7秒連写すら一瞬すぎて、そのタイミングに人間側がついていけないこともしばしば。
何にしてもスマホにはできない芸当をこなしてくれます。
そのうえでセンサーサイズは、1インチと大きい約2,010万画素の積層型Exmor RS CMOS センサー。
撮れた写真のノイズの少なさや画質のクオリティの"生っぽさ"は、デジタル一眼カメラに迫るものがあります。
ぶちゃけデジタル一眼カメラキラー。
ダメ押しが動画機能で、4K HDR動画が撮れるというだけでなくて、ガッツリ手ブレ補正も効けば、オートフォーカスの精度も高く。
静止画で使えた「リアルタイムトラッキング」や「リアルタイム瞳AF(人物のみ)」についても動画で利用できて、今までとは比べ物にならないくらいの動画クオリティが残せます。
高性能なムービーカメラとしても活躍してくれます。
2軸チルトになった液晶ディスプレイのおかげで、低い姿勢でも頭を超えるような高い姿勢でも、どのアングルからも狙えるのが便利です。
満足のいく写真や動画のクオリティは、スマホでは絶対に撮れない領域。
ポケットに入るほどの小さなサイズ感は、デジタル一眼カメラを持ち込むにははばかられるシチュエーションを突破して、静止画も動画もこれ1台でいいんじゃないかと思えるほどです。
持ち歩く苦痛を乗り越えられるコンパクトさと、よりよい写真が撮りたいという両方を満たしてくれる最高の相棒です。
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