記者会見で林市長はなにを話した?
8月22日、林市長の記者会見では次のようなやり取りがありました。横浜市が公開したテキストベースの議事録と、その様子を撮影したYouTube動画(THE PAGE)を紹介します。動画では、15分30秒過ぎから、記者の質問に移ります。そのなかで、筆者が注目したのは次の箇所です。52分35秒過ぎから記者と市長の次のようなやり取りが垣間見れます。
記者:「市長選で『白紙』だと言ったのは間違った判断だと思わないか?」
林市長:「思わないですね。事実『白紙』でしたから」
筆者はリゾートのことはわからないので、その是非について申し上げることはしません。しかし、この記者が次のように切り込んだらさらに踏み込んだ答えが聞けたように思います。
前述の質問に+プラス
記者:「林市長は、フォルクスワーゲンジャパンの社長、ダイエーの会長兼CEO、東京日産自動車販売の社長を歴任されています。フォルクスワーゲン、ダイエー、日産で『白紙』はどのような意味で使われていますか?」
前述の質問に+プラス
記者:「取引を白紙にするという言葉があります。『取引は中止になる』という意味です。フォルクスワーゲン、ダイエー、日産では、『白紙は継続する』という意味で使用されるのですか?これについてはどのように思いますか?」
ビジネスの最前線で活躍されていた林市長の言葉ですから非常に重いものになるはずです。「ハマのドン」こと藤木幸夫横浜港運協会会長(89)は「山下ふ頭は我々の聖地。命を懸けて反対する」と緊急会見しています。事前の根回しなどはなかったのでしょうか?
サンプラザ解体はなにが問題なのか
昨年6月に行われた中野区長選では、中野サンプラザの解体問題が争点になりました。解体を主張していた前区長が敗れ、計画の全面見直しを訴えた酒井区長が誕生します。ところが3カ月後、サンプラザの解体を進めると発表します。
当初、メディアはどのように報道していたのでしょうか。選挙結果を受けて、毎日新聞(2018.6.15)は、「新区長が初登庁 サンプラザ解体、凍結表明」と紹介します。「酒井氏は就任会見で、区長選で争点となったサンプラザ解体や1万人収容のアリーナ建設などの中野駅北口整備計画について『一度立ち止まる』と述べ、凍結を表明した」(原文ママ)とあります。他のメディアも同様に「凍結」の報道をしています。
その後、サンプラザ解体は物議を醸すことになり、大手メディアにも波及していきます。1月27日放送のTBS系「噂の!東京マガジン」では、『中野サンプラザ解体騒動めぐり新旧区長を直撃』として、いち早く、解体問題を取り上げました。筆者も専門家として「政治家の言葉」をテーマに解説をしています。













