今週のお題「クリスマス」
12月に入り、世間がイルミネーションやクリスマスの話題で溢れている中で 子供達の心もワクワクとドキドキで常に一杯になります。
それは誰もが心待ちにしている
サンタクロースが運んできてくれるクリスマスプレゼント。
24日・25日のどちらかの朝に、自分が手紙で伝えたプレゼントが枕元に置いてある。
サンタが運んできてくれた興奮とプレゼントが欲しいという夢が現実となった喜びで一杯になる、子供にとっては本当に最高の瞬間なのです。
しかし、子供はいつまでサンタの存在を純粋に信じているのでしょうか。
一体、いつまでサンタ作戦を実行しなければならないのでしょうか。
適齢期になったら、カミングアウトした方が良いのか。
信じ続けている限り、黙って見守っていた方が良いのか。
親御さんの中では困惑している方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は『サンタクロース作戦はいつまで続ける!?子供の夢を壊さない方法』という事で、実体験や子供の心理状態を基に私なりにまとめてみようと思います。
サンタクロースは実在するのか
そもそも、サンタクロースは本当にいるのだろうか。という問題について、実際にフィンランドに存在していた。という説や サンタクロース協会なるものが世界中に拠点を構え活動している。という話も聞いたことはありますが、実際に存在していたのか否かは未だ不明のまま。
※国際サンタクロース協会についてはこちら。
グリーンランド国際サンタクロース協会(グリーンランド こくさい サンタクロース きょうかい)はデンマークに本部を置く国際的な協会。北欧のデンマーク・スウェーデン・ノルウェーを中核とし、支部はドイツ・スイス・オランダ・カナダ・アメリカ・フランス・イタリア・エルサルバドル・スペイン・日本などにある。
国際サンタクロース協会では、協会の公認サンタクロースを選んでおり、世界中で180名ほどの公認サンタクロースが活動している。
出展元:Wikipedia
※サンタクロースのモデルになった人物についての興味深い記事を発見しました。
サンタクロースのモデルになった人は、昔ローマ帝国に生まれて、数々の奇跡を起こし、勇敢な行動力で人々を救った聖ニコラウスと言われています。
聖=サンタとなり、サンタ・ニコラウスとなります。このサンタ・ニコラウスを12回くらい連続で言ってみると、サンタ・ニコラウス…サンタ・コラウス…サンタ・クラウス…サンタ・クロウス…サンタ・クロースとなりますね。
サンタを信じる子供の気持ちと時代の歩み
子供の心理というものは、本当に純粋無垢で可愛いものです。
大人が言った事や周りが噂した事、騒ぎ立てたことに対して簡単に信じてしまうのです。
特にサンタクロースに関しては、子供の信じる気持ちが最大限に発揮されていると思います。
だって、正体不明な外国のおじさんが自分の欲しいものを空飛ぶトナカイ&ソリに乗って持ってきてくれるのですから。
サンタクロースは子供にとって、きっと神様的存在なのでしょう。
一体、いつ頃からサンタクロースという存在が日本中を駆けめぐるようになったのでしょうか。
とても興味深い記事を見つけました。
クリスマスは日本でも冬の一番大きなイベントとして知られています。はじめて日本にクリスマスの風が流れてきたのは1888年(明治21年)。この頃、海外からクリスマスアイテムの輸入が徐々に始まります。それから、12年後の1900年(明治33年)にはついに日本の物語にサンタクロースが登場します。内容はおじいさんが少年にクリスマスプレゼントを持ってくるというお話で、そのおじいさんの名前は「北國の老爺、三太九郎」。当て字ではありますが、「サンタクロース」を連想させるような名前です。
1902年(明治35年)頃にはクリスマスが行事としても定着し、銀座の有名商業施設でクリスマスの装飾を開始。また、1930年(昭和5年)には「MERRY Christmas」と掲げられたクリスマスを主役とした大イベントが開催されました。
上記記事によりますと、明治35年頃にはクリスマスが行事として定着してきたとありますように その頃くらいから徐々に親や兄弟が協力して、幼い子がぶら下げておいた靴下の中に当時のお菓子や小さい玩具を入れては喜ばせていたのでは、と推測されます。
※こちらの記事も凄く参考になりました。
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そして戦後、貧しい時代~高度成長期に入り バブルを迎え 玩具も更に進化し プレゼントが靴下に入りきれない程の大きさになってしまい 結果 枕元やクリスマスツリーの下に置くようになっていったのではないでしょうか。
子供の頃の記憶【私の場合】
子供の頃の記憶というのは、ほとんど曖昧で鮮明には思い出せないのですが 私がサンタクロースの存在を親だと気付いたのは 確か小学生3年生。
誰に教わったわけでもなく、ごく自然とサンタクロースを信じる気持ちが消えていったのではないでしょうか。
当時の私は、クリスマスの朝に目覚めると 枕元にプレゼントが置いていない事に驚きも落ち込みもしませんでした。
なぜかというと、その時点でサンタクロース=両親だと気が付いていましたし 家計が苦しいのも子供ながらに理解していたからです。
両親共働きでしたので、忙しいのも分かっていたし プレゼントを買う余裕なんて無いはず…と。
布団を片そうと、押し入れを開けると 大きなプレゼントが置いてあったのです。
私はビックリして 素早く袋を開けてみると、当時 私が1番欲しかった玩具...
では なかったのですが、それに近い玩具が入っていたのです。
涙が出るほど嬉しくて興奮したのを今でも覚えています。
なぜなら、サンタクロース当ての手紙すら書いていなかったのにも関わらず サンタのふりをしてサプライズでプレゼントをくれた事、玩具の種類など関係なく ただプレゼントを買ってくれた事だけが 当時の私にとっては最高に嬉しかったのです。
その時の私は、夜中におもちゃ屋が開店し子供が寝たのを見計らって 大人達が一斉に買いに行くと なぜか考えていたので 大人って大変だなー…なんて思っていたのが凄く懐かしいです。
サンタクロース作戦は いつまで!?
時代は変わり、今は子供でも多くの情報を知ることが出来る世の中となりました。
早い子は小学校低学年頃から自分でネットを扱えるようになり、大人だらけの世界で様々な情報から知識を得ては 意見することも広めることも出来る事から 昔の子供と比べたら現実的に考える子供が増えたような気がします。
過去に関わった子供さんの中でも印象に残っているのが、小学校1年生で『サンタなんかいるわけない。』と言い張る子もいれば 中学校1年生でも純粋に信じている子だっているのです。
中学生にもなって、まだ信じてるの?
精神年齢が同年代の子に比べると低いのでは?
そう感じて不安になってくる方も多くいらっしゃると思いますが、子供のメンタルというのは大人が思っている以上に きちんと成長していっているのです。
もしかすると、とうの昔に気付いているにも関わらず 信じているふりをしている…なんて事もあるかもしれません。
その理由は、プレゼントを受け取って喜ぶ顔を見せたら 両親も一緒に喜んでくれる=笑ってくれるからなのです。
子供の最大の喜びは両親の笑顔、なんですね。
各家庭 様々なサンタ作戦を実行されていると思いますが、私 個人の意見としましては サンタの正体に気付くまで、子供から正体を見破られるまでは とことんサンタクロースの存在を信じさせてあげて欲しいと思います。
大体の子供さんは、周りの友人から お兄ちゃんやお姉ちゃんからサンタの正体を聞かされる事が多いのですが、それでも尚 信じ続ける子は沢山います。
それが例え、信じているふりだとしても そこで皆さんが笑顔になれるなら本望ではありませんか。
おわりに
我が家の娘(11歳)も小学4年生の頃、友達から聞いてサンタクロースの正体に気が付いたそうです。
凄く驚いた様子で、サンタクロースのやり方について聞いてきました。
子供にとっては、本当に不思議な存在だったのでしょうね。
それまでは手の込んだサンタ作戦を実行していたので、今までのカラクリを説明するのに一苦労でした。
下の娘はまだ1歳ですので、来年か再来年くらいから またサンタ作戦を実行していこうかなと考えているところです。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。