高校で数学を学ぶとき、必ずといっていいほど、教科書傍用問題集って配られますよね?
どうやって学習すれば比較的効果をあげられるかを、提案させていただきます。
自分がどのような学習法があっているか2タイプに分けてあるので、そちらを元に読んでみてください。
最初に傍用問題集の特徴をいくつか紹介します。
① 解説が非常に質素
傍用問題集の解説は、ただの模範解答であることが多いです。
行間に隠されていることや、式変形の意味を理解することができない人が多いことも事実です。
② 典型的な計算方法をしっかりと網羅されている
これは、解説と別冊になっていることや、①に関連して、解説が質素であるからできることです。
問題数が非常に多いため、典型的な式変形や公式の使い方はしっかりとマスターできるはずです。
数学が大好きで、証明問題などが好きな人
じっくりじっくりと、一問ずつ向き合っていきましょう。
進学校の中には、傍用問題集の答えすら配らない高校も多いようです。
その際には、巻末に答えのみが掲載されているはずですので、そちらを利用しましょう。
数学の本質を突いている証明問題などもかなり掲載されています。
一問一問をしっかり味わって、出題の意図も考えながら考えていきましょう。
もしわからない問題があった場合は、信頼できる数学の先生とじっくり話しあいましょう。
しっかりと考える時間を重ねていくことで、東大のような本質をついている証明問題が出題されたときに、解答への糸口がつかめたりします。
諦めずに、どのような考えの過程を考えつくことができるかが自然と身についているはずです。
数学を合格ラインまで点数を取れればいい人、せっかちな人
別冊解答が手元にある人は、常に開いた状態で。
もし、手元にない人は、巻末に答えはあるので、最低限の答え合わせができます。
この手の人たちにとっては、傍用問題集の演習は苦痛でしかありません。
さっさと解き終わって典型的な計算方法だけ身につけてしまいましょう。
数学を合格ラインにあげることだけしか考えてない人にとっては、ただの練習にすぎず、その他の参考書で典型問題を網羅させていくほうが点数を伸ばせていく近道です。
典型問題の組み合わせの訓練をしていくだけで、大学受験を突破することは十分に可能です。
答えを写すだけでも、基本的な計算パターンはある程度身につきます。
ただ、数学科などへの進学を目指している人には全くおすすめしません。
あくまでこれは数学の勉強法というよりは、入試をどうやって突破するかに力点を置いてご紹介しているものです。
数学力を磨きたい人は、前者の学習法をすべきでしょう。