1980年代の福岡。めんたいロックと呼ばれるバンドが群雄割拠の時代。当のバンド達は「めんたい」と一括りにされる事に多いに違和感を感じていたようではあるが..ともあれ、それぞれ個性派、実力派ぞろいだった当時のバンドの中でも特に異彩を放っていたのがFULLNOISE-フルノイズ-であろう。
ひときわの存在感で迫るボーカルのマサルを中心に、その自由な音楽性と相まって他にはない独特な世界を展開していたのである。
各種ロックフェスやイベント、ツアー、当時はまだ一般的ではなかったシングルレコードの自主制作と幅広く活動し、モッズ、ロッカーズに続き、次にデビューするのはフルノイズだと目されおり、実際メジャーからのオファーも2,3舞い込んではいた。だが、あまりに感性に正直な活動のゆえか、人気の広がりと反比例するようにバンドは行き詰る。そしてついに84年頃空中分解するように活動を休止することになる。
その後はメンバーを替え、名前を替え断続的に活動を続ける。そしてドラマー安部均の死、ベーシスト、サミー津田の引退というアクシデントを乗り越え、2015年突如フルノイズとして活動を再開。福岡のライブハウスを中心に展開し、今年10月にはライブコンピレーションCD「NOISE HOTEL~男の仕事~」を発売。それに続きソロコンサート。12月には 35年ぶりとなる東京ツアーと精力的に活動中である。
現在はオリジナルメンバーであるマサル、ルーク寺島、武藤京介の三人に加え、ベースに藤吉章匡、ドラムに中村雄二を迎えての布陣となっている。
結成40年を越えて、今だに前進する姿勢を失わないどころか、かつてないほど全てに貪欲な彼ら。今後のフルノイズ。注目である!!!