10月30日から12月15日まで募集した「映画テン年代ベストテン」には、多数の投票をいただきまして、まことにありがとうございました。
おかげさまで、ちょうど100名の方々から、475本に及ぶ映画がリストアップされました。
なお、今回も集計作業は全面的に破壊屋さんにやってもらいましたので、この場を借りて御礼申し上げます。
また、ツイッターで同時期に「#映画テン年代ベストテン」のハッシュタグ付き投稿が発生していましたが、今回はあくまで、ぼくのアカウントへリプライを送り、弊企画へ参加したもののみ集計いたしました。
では景気よく1位からドーンと行きます!
- マッドマックス 怒りのデス・ロード 237.0点 投票数 37
- シン・ゴジラ 171.5点 得票数29
- この世界の片隅に 145.5点 得票数24
- パシフィック・リム 121.5点 得票数20
- カメラを止めるな! 85.0点 得票数14
- トイ・ストーリー3 76.5点 得票数14
- 桐島、部活やめるってよ 75.5点 得票数12
- アベンジャーズ/エンドゲーム 75.0点 得票数15
- バーフバリ 王の凱旋 64.0点 得票数13
- キック・アス 55.5点 得票数9
全体的に偏差値低めというか、精神年齢低めの作品が並びましたが、まあいつものことです。こちら方面での、後世に残る作品が網羅されたベストテンといえるのではないでしょうか。
1位の『マッドマックス』は2017年の「映画オールタイムベストテン2017」でもぶっちぎりの1位となりましたし、21世紀のマスターピースと誰もが認めるでしょう。
日本映画が4本も入ったのはやや意外でしたが、入った作品のメンツを見ればそれも納得。作家性の強さと娯楽性が両立した、いい作品ばかりとなりました。
11位から下は、こんな感じです。
- 11 位 ボヘミアン・ラプソディ 53.5点 得票数9
- 12 位 ウルフ・オブ・ウォールストリート 52.0点 得票数9
- 13 位 勝手にふるえてろ 50.0点 得票数7
- 14 位 スパイダーマン スパイダーバース 48.5点 得票数11
- 15 位 ホーリー・モーターズ 44.5点 得票数6
- 16 位 ジョーカー 41.5点 得票数8
- 17 位 ドライヴ 41.0点 得票数6
- 18 位 君の名は。 39.5点 得票数8
- 19 位 かぐや姫の物語 37.0点 得票数6
- 20 位 キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー 36.0点 得票数7
- 21 位 インターステラー 35.5点 得票数5
- 22 位 君の名前で僕を呼んで 35.0点 得票数4
- 23 位 メッセージ 34.0点 得票数7
- 24 位 ソーシャル・ネットワーク 32.5点 得票数6
- 25 位 レディ・プレイヤー1 32.0点 得票数4
- 26 位 ガールズ&パンツァー劇場版 31.5点 得票数6
- 27 位 お嬢さん 31.0点 得票数5
- 28 位 映画 聲の形 29.5点 得票数4
- 29 位 ジャンゴ 繋がれざる者 28.5点 得票数4
- 30 位 パターソン 28.0点 得票数5、裏切りのサーカス 28.0点 得票数4、LEGOムービー 28.0点 得票数4
- 33 位 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 27.0点 得票数5、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 27.0点 得票数4
- 35 位 若おかみは小学生! 26.0点 得票数5
- 36 位 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 25.5点 得票数6、ゼロ・グラビティ 25.5点 得票数5
- 38 位 天気の子 25.0点 得票数7、ヘレディタリー/継承 25.0点 得票数5
- 40 位 スリー・ビルボード 24.5点 得票数3、ヒックとドラゴン 24.5点 得票数4、 スーパー! 24.5点 得票数3、 ザ・レイド 24.5点 得票数5
- 44 位 ROMA ローマ 24.0点 得票数4、 グランド・ブダペスト・ホテル 24.0点 得票数3
- 46 位 シング・ストリート 未来へのうた 23.5点 得票数5
- 47 位 A Ghost Story 23.0点 得票数3
- 48 位 KUBO/クボ 二本の弦の秘密 22.5点 得票数3、 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 22.5点 得票数4
- 50 位 SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者 22.0点 得票数3、 平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER 22.0点 得票数3
いつものことながら、全体的に「映画秘宝」色が濃いランキングとなっております。
その「映画秘宝」が、洋泉社が親会社の宝島社に吸収されるため休刊となることが発表され、映画クラスタには激震が走っております。
思えば、1995年に創刊号「エド・ウッドとサイテー映画の世界」が出たのが、ぼくがちょうど20歳のころで、アニメ中心の「オタク」とはちょっとニュアンスの異なる「ボンクラ」という概念がそこで生まれたのでありました。その文化にどっぷり浸って生きてきた人間としては、無常観をひしひしと感じるばかりであります。サブカルという文化の総本山だった、といっても過言ではない、映画秘宝の休刊が、日本の映画界ならびにサブカル文化に与える影響は大きいでしょう。
でも、いつだっておれたちはこう叫んできたんだ。そしてこれからもだ。