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母方の祖母と養子縁組

 2017年2月からは、周囲のすすめもあり地元の専門病院に2カ月あまり入院、ここで自閉症と診断されている。

 退院後、小島容疑者の運命は更に流転する。当時彼が身を寄せていた母方の祖母と養子縁組をすることになったのだ。

「母親が『おばあちゃんの家にいるなら名前を変えたほうが都合いいんじゃない』と提案した。一朗君と祖母も同意して養子縁組をした。父親はそれについて特に何も話さなかったそうです」(前出・S家を知る人物)

 小島容疑者は祖母宅でも、再び自室に籠もってインターネットやパソコンゲームに没入する。

「唯一慕っていた祖母に対してもだんだん態度が横柄になり、まるで家政婦扱い。言うこともきかなくなっていた」(同前)

自殺願望をほのめかすメモ

 一方で「罪と罰」(ドストエフスキー)、「楢山節考」(深沢七郎)など文学作品や、「ローマ人の物語」(塩野七生)といった歴史物の本を愛読していた。

 事件後、彼の部屋からは「口語訳聖書 創世記」と題されたノートや、自作の小説らしきものを記したメモなども多数見つかっている。その中身は例えば、次のようなものだ。

〈人の世は住みにくい。人の世は住みにくかろうが、人でなしの世はなお住みにくかろう。人の世から住みにくさをとりのぞいたのが詩であり、画である。私の前途は死ぬか、宗教に入るか気狂いになるしかない。詩人的な実在は罪である。罪とは絶望である。絶望とは分裂である〉

 また〈人生においてやり残したこと〉と題されたメモには、〈1、冬の雪山での自殺←もう春である〉と自殺願望をほのめかしながら、〈若い子たちとTCG(*トレーディング・カード・ゲーム。専用のカードを集めて対戦するゲーム)をしたいという気持ちがわきあがってきた その為には外出しなければならないだろう〉という記述もある。

小島被告が残したメモ

 小島容疑者は、社会復帰を目指して、昨年11月から障害者支援施設で働き始めたが――。

「勤務態度もまじめだったのですが、1カ月もしないうちに『ホームレスになりたいから辞めたい』と言い出したのです。『自分はホームレスをやったことがあって、食事を全然取らなかったときの空腹感が快感になって忘れられない』と。それっきり職場には来なくなった」(同僚)

 年末、小島容疑者は4度目の家出をする。

「『自殺する』と言ってロープを持って家を出て、寝袋で野宿しながら半年もの間、長野県内を転々としていたようです。生活費は祖母から貰ったキャッシュカードで下ろした年金を使っていた。このお金でナイフも購入したようです」(前出・社会部記者)

 そして6月9日、小島容疑者は凶行に走った――。

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