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長野地下水影響に懸念の声 諏訪の太陽光発電所事業
県は二十一日、諏訪市の霧ケ峰高原近くで計画されている大規模太陽光発電所建設計画で、事業者の「Looop」(ループ、東京都)が県環境影響評価制度に基づき作成した準備書について意見を聞く公聴会を、同市文化センターで開いた。 住民ら二十七人が意見を述べた。太陽光発電所建設に伴う地下水への影響を懸念する声が目立ち、準備書に対して「地質や水循環の先行研究を軽視しており、結論的な部分に信頼性がない」「周辺地域の水環境に大きな影響は予測されないと主張しているが、それを裏付けるデータが著しく不十分」などの指摘が相次いだ。 公聴会の意見は、県環境影響評価技術委員会に報告するとともに、事業者への知事意見の参考にする。 県によると、十一月に事業者が提出した、準備書に対する住民らの意見と事業者見解に掲載漏れが見つかり、その対応によって環境影響評価の手続きが遅れる可能性があるとしている。 (中沢稔之) 今、あなたにオススメ Recommended by PR情報
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