榧場勇太
小児がんの女の子が今年1月、12歳で亡くなった。6年間の闘病生活。家族と一緒にピクニックに行ける日が来るのを信じ、ベッドで描いた9枚の絵は「そらまめかぞくのピクニック」という絵本になった。絵本は24日に出版され、「クリスマスプレゼント」として全国の小児病棟など約400カ所に届けられる。
広島県福山市の森上(もりかみ)翔華(しょうか)さんは、じっとしているのが嫌いで、かけっこは保育園で一番。外で遊ぶのが大好きだった。
6歳を前にした冬、母の好江さん(50)が、風呂上がりの娘の左足に卵ほどのこぶがあるのに気付いた。精密検査で悪性腫瘍(しゅよう)とわかり、岡山大病院(岡山市北区)への入退院を繰り返した。
「病気を治して帰るんだ」。翔華さんは検査も注射も嫌がらなかった。抗がん剤で髪の毛が抜け始めても、「大丈夫、大丈夫」と笑い、毛糸の帽子を脱いで小児病棟を走り回った。
病棟でのクリスマス会。サンタ…
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