伊藤詩織事件は胡散臭い?ハニートラップの噂や真相について調査!

事件

こんにちは!Curieです。

元TBSワシントン市局長の山口敬之さんから性暴力を受けたとして裁判を起こしたジャーナリストの伊藤詩織さんが、勝訴しましたね!

海外からも大きく取り上げられているこの報道に対し、日本国内では賛否が分かれ

ネット上では伊藤さんに対し「胡散臭い」という声が上がっています。

なぜ「胡散臭い」のか、そして真相はどうなのでしょう?

今回はこのテーマについて調べていきたいと思います!

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伊藤詩織さんはハニートラップではないかとの声

正当な仕事のもらい方じゃなく、
個人的に連絡とって「仕事ください」だもんね…
道歩いてたり電車乗ってるだけで襲われた人とは全然違う

そこなんだよ。
お仕事くださいって酒二人で飲み行く女が、性暴力です!
って訴えてるところに矛盾を感じる。

どうやら伊藤さんと山口さんの出会い、そもそもの接触の仕方について疑問を呈している意見のようです。

二人のきっかけについては以下のように報道されています。

伊藤さんは米国の大学に在籍した13年12月に、アルバイト先のバーで山口氏と知り合った。正社員としての就職先を求めるメールを送信したことをきっかけに、帰国した15年4月3日に山口氏と会食した際、意識を失い、ホテルで暴行を受けたと主張。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191218-12180298-nksports-soci

訴えや判決によりますと、伊藤さんは4年前の平成27年、就職先を紹介してもらおうと、当時、TBSのワシントン支局長だった山口氏と食事に行き、飲酒をしました。

伊藤さんは酒に酔って意識を失い、山口氏が泊まっていたホテルの部屋で性行為をされてから意識を取り戻したとして、合意が無かったと主張しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191218/k10012219011000.html

つまり、伊藤さんは就職先を求めて山口さんに個人的にメールを送り、二人で会食をし、お酒に酔ってしまったんですね。

ネット上での「胡散臭い」という意見は、就職先を求めるという目的に対して、伊藤さんがとった行動は正当ではないという気持ちを反映しているようです。

ここから、男性を勘違いさせるような手段を使っていないか、自分にも責任があるのではないか、という見方ができるわけですね。

「ハニートラップ」とは、色仕掛けで異性を騙すことや罠にはめることを言い、

伊藤さんの件で言うと、

異性同士二人で夜の食事に誘い、しかもこれから仕事でお世話をしてもらおうという目上の人に、泥酔状態になるまでお酒を自ら呑み、無防備な姿を晒け出すということが、

性行為は望んでいなくとも色仕掛けを使って就職先を確定させようとしている、もしくは非常識極まりない

ということを意味するのではないかと思われます。

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セカンドレイプとは?

一方で、「常識」を自明のものとして問うことなく、被害者にも責任があると発言することによって被害者が心理的・社会的ダメージを受けることをセカンドレイプといいます。

これが原因で、現代の日本社会の性暴力や性犯罪の被害申告率は、2割に満たないそうです。

伊藤詩織さんが刑事訴訟不起訴とされながらも民事訴訟にまで持ち込んだのは、単に自身が受けた性被害だけではなく、

こういった社会の「常識」に対して声をあげ、社会問題としてオープンにすることによって、関心を集め、古くなった制度そのものを変えるためです。

それも、今でも性的な被害で一人悩んでいる人を勇気づけるためでもあります。

「私たちのケースだけでなく、どういった構造で行われたか、彼自身も向き合い、解決してくれるようになったら」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191218-12180298-nksports-soci

伊藤さんは山口さんに対し、被害者意識ではなく、むしろ「常識」に対して光を当てて欲しいという思いで訴訟を起こしたことは明らかです。

東京地裁が「公共性がある」として伊藤さんの主張を認めたことや、海外から大きく報道されているのは、

声を上げられないような日本社会の風潮や、それをつくっている制度に着眼点があるからです。

問題となっているのは、能動的に相手のことを理解しようとする姿勢が欠けている社会なのだそうです。

伊藤詩織事件の真相は?核心はどこ?

事件の真相については、伊藤さんと山口さんの二人の意見が食い違っています。

伊藤さんは一貫して、2軒目に入った寿司店で2回目にトイレに行って以降は記憶がなく、目が覚めるとベッドの上で性暴力に遭っていたと主張している。

一方で山口さんは、2軒目の寿司店からタクシーでホテルへ移動したあと、伊藤さんは自ら歩いて部屋まで移動、部屋の中では伊藤さんから性行為を誘ったと主張している。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5d27ecc8e4b02a5a5d586459?ncid=other_trending_qeesnbnu0l8

今回の東京地裁では、泥酔状態の伊藤さんの意識の有無が争点となり、性行為に及んだ山口さんが同意と取れる余地があったのかが詳しく検証されました。

ホテルの監視カメラに映っていたタクシー下車時の伊藤さんと山口さんの様子から、

山口さんが以前、月刊hatenaの記事に投稿した「(伊藤さんは)2つのカバンを自分で持って、自分の足でヨタヨタと歩いた」という部分が間違いであると認めました

又、ホテルの部屋に着いた後について、

山口さんは伊藤さんへのメールで「私の寝ていたベッドに入ってきました」「私もそこそこ酔っていたところへ、あなたのような素敵な女性が半裸でベッドに入ってきた」

と説明していたのに対し、法定ではこの説明の矛盾が浮き彫りになりました。

伊藤さんの弁護士「ドア側のベッドをA、窓側のベッドをBとして、それぞれが使用したベッドを教えてください」

山口さん「伊藤さんをAに寝かせ、そのあとBに私が横たわった」

弁護士「性行為が行われたのはどちらのベッドですか?」

山口 「Aです」

弁護士「伊藤さんへ送ったメールで『ゲロまみれのあなたをベッドに寝かせた』とありますが、これはAのベッドということですか?」

山口 「そうです」

弁護士「(伊藤さんへのメールで)『(トイレに立った伊藤さんが)私の寝ていたベッドに入ってきました』とありますが、これはどちらのベッドですか?」

山口 「Aです」

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5d27ecc8e4b02a5a5d586459?ncid=other_trending_qeesnbnu0l8

山口さんが伊藤さんに説明したメールでは、伊藤さんは山口さんが寝ていたBのベッドに入ってくるはずですよね。

山口さんは、メールの「私の寝ていたベッド」とは、「宿泊したホテルの私のベッド」という意味たったと弁明していますが、

そうだとしてもホテルを一室だけとった説明に「(トイレに立った後)入ってきました」という言い方はちょっとおかしい気がします。

東京地裁の鈴木昭洋裁判長は、伊藤さんは性行為に同意したと山口さんが判断した材料となる部分(核心部分)についての説明が

「不合理に変遷していて信用性には重大な疑いがある」(矛盾している)と指摘しました。

まとめ

今回は伊藤詩織さんの勝訴について、「胡散臭い」というネットの声や、真相について裁判所の下した判断についてまとめました!

今回の勝訴で、日本社会も大きく変わりそうですね。

賛否両論ありますが、時代の流れとしてはもはや年齢や性別、容姿に基づく一辺倒のものの見方や序列は常識ではなく

一人の人同士として、違いをいかす環境づくりに向かっていっているのではないでしょうか。

誰もが周りに合わせるのではなく、自分の声を大切にし、違いを生かせる社会になることを願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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