大阪市の小6女児誘拐事件に関連し、茨城県警は20日、女児と一緒にいた同県の女子中学生(15)の裸を撮影したとして、自称派遣社員、伊藤仁士容疑者(35)=栃木県小山市犬塚1=を児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで再逮捕した。同容疑者は女児(12)を誘拐したとして大阪府警に逮捕され、13日に未成年者誘拐の罪で起訴されていた。
11月17日から行方不明になっていた女児は同23日に容疑者宅を脱出し、交番に駆け込んで保護された。その際、6月に行方不明届が出ていた女子中学生も一緒にいたことが判明した。
再逮捕容疑は8月8日、18歳未満と知りながら女子中学生の裸をデジタルカメラで撮影した疑い。
県警によると、伊藤容疑者は黙秘している。女子中学生とは会員制SNS(交流サイト)で知り合ったといい、県警は未成年者誘拐容疑での立件も視野に捜査する。
女子中学生の行方不明を巡っては、茨城県警の捜査員が7月、被告宅を訪れて任意で事情聴取し室内も捜したが、姿は確認できなかった。11月の保護後、「見つからないように外出を控えていた」などと説明していた。〔共同〕
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