6秒間録音できるラジカセ型ボイスレコーダー「Low-Fi Audio」。電子工作初心者にも優しい、電子工作キットの組み立て方をご紹介します。
内容物の確認
パッケージに下記の物が全て入っているかご確認ください。万が一、製品に不足や損傷がある場合は、公式ホームページよりお問い合わせください。
- 基板(2枚)
- 電池ケース
- 録音モジュール
- ピンヘッダ
- スピーカー
- タクトスイッチ(2つ)
- 電源スイッチ
- マイク
- スペーサー(4つ)
- ねじ(8つ)
注意事項
ラジカセ型ボイスレコーダーは、小さな部品で構成されています。お取り扱いには十分にご注意ください。また小さなお子様だけでは、決して組み立てないでください。(必ず保護者の方と一緒にお願いします)
組み立てに必要な工具
ラジカセ型ボイスレコーダーの組み立てには以下の工具が必要となります。キットには含まれておりませんので、ご自身でご用意ください。
- はんだごて(温度調整機能付きがオススメ)
- 電子工作用はんだ
- ニッパー
- 精密ドライバー
あると便利なもの
- はんだこて台
- 吸煙器
はんだごての小手先は高温になっているため、直接手で持つと火傷する恐れがあります。机の上に直接置くと火事の原因になりますので、必ずこて台をご用意ください。またはんだ煙は人体に有害なものも含まれているため、吸煙器を使い、必ず換気に気をつけてください。
準備ができたところで、早速組み立てていきましょう。
1.パーツのはんだ付け
まずは
- スピーカー
- マイク
- タクトスイッチ(2つ)
を基板に差し込みます。録音(REC)は赤色、再生(PLAY)は緑色のスイッチを使用します。
※マイクには極性があります。銀色の円の中心にパーツが来るように差し込んでください。
パーツを差し込んだら、動かないようにマスキングテープで固定します。
裏側にひっくり返して、はんだ付けします。スピーカーの足が長いので、ニッパーでカットします。
※カットの際に飛んでいくと危険です。必ずスポンジや手で抑えてからカットしてください。
次に録音モジュールを組み立てます。ピンヘッダを2本と8本にカットします。4本分余りますが、こちらは使いません。
ピンヘッダが入りにくい場合は、千枚通しなどを使って、穴を広げてください。
ピンヘッダをはんだ付けします。はんだが乗りにくい場合がありますが、熱しすぎには注意しましょう。
電池ケースの準備をします。裏面に両面テープが貼られているので、剥がします。
電池ケースと録音モジュール、電源スイッチを基板に差し込みます。
はんだ付け前にマスキングテープで固定します。
ひっくり返して、電池ケースと録音モジュール、電源スイッチをはんだ付けします。電池ボックスの足は固いので、カットする際は注意してください。大きめのニッパーで切ると作業しやすいです。
※カットの際に飛んでいくと危険です。必ずスポンジや手で抑えてからカットしてください。
※録音モジュールにはハンダが10箇所あります。必ず忘れないように作業しましょう。
2.動作テスト
ここまで来たら、完成まであと一歩です。
単4電池2本を入れて、電源スイッチを下にスライドさせ、動作テストをしましょう。
Amazonベーシック 充電池 充電式ニッケル水素電池 単4形8個セット (最小容量750mAh、約1000回使用可能)
- 出版社/メーカー: Amazonベーシック(AmazonBasics)
- 発売日: 2013/09/11
- メディア: エレクトロニクス
録音:赤色のボタンを長押ししながら録音します。
再生:緑色のボタンを押すと再生されます。
※動作しない場合は、はんだ付けに失敗の箇所があります。はんだがちゃんと付いているか確認してください。
3.スペーサーで固定すれば完成
スペーサーとネジで固定すれば、完成です。
使い方
録音:赤色のボタン長押しで6秒まで録音できます。
再生:緑色のボタンを押すとローファイ音質で再生されます。
ぜひ街に持ち出して、ローファイを楽しみましょう。
※使わない時は必ず、スイッチを上にスライドさせ、電源をOFFにしてください。