ビヨンドミート、ご存知ですか??
植物由来の代替肉を開発・製造する企業で、SBI証券の米国株式買付代金ランキング!(2019/1/4~11/20)で8位に入っていました。
本記事ではそんなビヨンドミートに注目する4つの理由をお話していこうと思います。
【BYND】ビヨンドミートとは?
【BYND】ビヨンドミートとは植物由来の代替肉を開発・製造するアメリカのカリフォルニア州の企業です。
大豆やエンドウ豆などを主原料として、植物だけを使用して、「本物の肉と全く同じ味の食品」の開発を目指しています。
日本で代替肉というと、豆腐ベースのそぼろ状になったものが思い浮かぶかと思いますが、ビヨンドミートは本物の肉のように”生肉”状態で売られています。
それが今まで展開されていた代替肉とは違う点です。
今ままでの代替肉は冷凍状態やそぼろ状態で売られていたのですが、ビヨンドミートは生状態で売るということに成功し、今までの代替肉とは一線を画しました。
そんなビヨンドミート、現在ではハンガーバーのパティ、チキン、ミートボール、ソーセージと様々な商品を展開しています。
日本ではコストコで買えるかもしれない?という記事を見ました。
本当かどうかわかりませんので、知っている方がいらっしゃったらぜひ教えて下さい。
ビヨンドミートのすごいところは、肉製品ではないのに肉製品コーナーに陳列されていることです。
このような本当の肉ではない代替肉製品は、通常ベジタリアンコーナーや豆腐等が売られているようなコーナーに置いてあります。
(ちなみに豪州のスーパーでは普通に豆腐が売っていますよ笑 アメリカもそうなのかな?)
しかし、ビヨンドミートは本当の肉ではないのに、肉コーナーに陳列されており、肉として認められているということですね。
株としては、2019年5月、NASDAQに新規株式公開、963万株が売却され2億4100万ドルを調達、IPO価格25ドルに対し初値46ドルをつけました。
しかし、その後株価は大きく高値を更新し続けましたが、7月後半より株価は下がり続けています。
これは現在の市場規模を考えるとそこまでまだ大きくないと判断されていることも一つの理由になっているようです。
のんこ個人的な意見ではありますが、市場規模を考えるとそこまでまだ大きくはないにしても、これから注目されるべきものの一つであるのではと思っています。
環境問題や気候変動、そして肉の質の低下等々を考えると、むしろこのような代替肉を食べたほうが良いのでは?美味しいのでは?と思います。
そんなビヨンドミートに注目する4つの理由を見ていきましょう。
収益性
直近の決算では前年比250%の収益であり、予想を大きく上回りました。
ただ、悲しいかな〜決算は良かったのに時間外で株価は大きく下げてしまいました。
IPO後のロックアップ期間が終了したことに伴いその影響が出ているということもあるようです。
まだ、株価が安定しないのは手が出しにくい一つではありますね。
有名企業とのパートナーシップ
ビヨンドミートは様々な有名企業とパートナーシップと結んでいます。
サブウェイ、ダンキン、ケンタッキー、マクドナルド(今の所カナダ限定)、デニーズ、TGIフライデーズと名だたる企業です。
マクドナルドは今の所、カナダのオンタリオ州南部の店舗で、P.L.T.(Plant. Lettuce. Tomato.)と呼ばれるハンバーガーの試験販売をしています。
9月30日より12週間限定で発売されたそうです。
その結果により、アメリカでの展開も検討されると思うので、その結果に要注目ですね。
ケンタッキーとは肉を使わないフライドチキンの共同開発を行い、2019年8月27日にアトランタの1店舗で、1日限定、無料提供されました。
肉ではないフライドチキンはもうフライドチキンではありませんが(笑)、個人的にはどのような食感でどのような味なのか、とても気になりますね。
サブウェイはアメリカとカナダの店舗で「ビヨンド・ミートボール・マリナーラ・サンドイッチ」を期間限定で販売しています。
私のサブウェイのイメージは野菜たっぷり入ったバゲットをイメージしていたのですが、このビヨンド・ミートボール・マリナーラ・サンドイッチは肉肉しい笑
下記の写真です。
これが肉ではないものでできているというから不思議ですよね。
アメリカ人口に占めるベジタリアンの割合
2018Gallupの調査によると、ベジタリアンはアメリカの人口の5%を占めているそうです。
さらに、18〜34歳の人口統計のみを見ると、その数は8%に増加します。
この人々は健康上の理由から倫理的な理由まで、食料用の家畜を飼育するメガファームの環境への影響を懸念するため、肉の代替への動きは現実的かつ持続的かと思います。
ビヨンドミートは他企業との競争に直面するかと思いますが、このベジタリアントレンドは長期的な成長に対して、大きな追い風になるのではないでしょうか。
2020年末までにアジア生産開始へ
詳細はまだ明らかにされていませんが、ビヨンドミートは2020年末までにアジア圏での生産を開始するとしています。
ビヨンドミートはすでに台湾やシンガポール、香港で商品を販売しており、中国への進出を目論んでいるということです。
欧州での生産体制は2020年1月〜3月期にすでに確約されており、欧州での展開も期待できそうです。
中国では最近のブラックフライデーのセールでアリババが初めて代替肉を発売したそうです。
そうすると、2日間で1トン分!!!が売れたとのこと。
豚コレラの影響で豚肉高騰、代替肉に追い風となったようです。
20代の若い世代に特に注目されているようで、環境への配慮や、ヘルシーなイメージを抱いており、今後も中国内で注目されると思います。
まとめ
株価はまだ安定しませんが、これからの世界の流れ、人々の流れを考えると、この代替肉というものは私達の生活の一部分になりそうですね。
日本にいたときは、私ベジタリアンなんですという人はあまり見かけませんでしたが、海外に出ると沢山います。
そして、まちなかにもベジタリアンメニューのサンドイッチやベジタリアンメニューのものが沢山あります。
それだけ、当たり前になっていて、根付いているということですね。
また、このビヨンドミートを今回取り上げたのは、のんこ自身も代替肉商品として注目しているからと言うのがあります。
のんこはここ豪州に来てからお肉が美味しいとは思えなくなりました。(泣)
もちろん時たま食べたい!と思うときもありますが、どうもこちらのお肉は口にあいません。。。。
こちらのお肉は日本のお肉と違って、とても肉肉しく、どうもホルモンの味?がする気がします。(個人的な感想です)
特に牛肉がそのような味なので、ほとんど牛肉は食べません。
そして、なぜかアクが沢山でます。
日本とは違う基準で育てられているのかもしれませんが、どうもこちらのお肉は好きになれません。
そのため、のんこ個人的にも代替肉に注目しています。
株価だけを見れば、まだ安定しているとは言えない為、投資判断に関してはご自分でお願いしますね。
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