陸上の男子長距離、桐生祥秀(24)=日本生命=が21日、東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとして新たに完成した国立競技場のランニングイベントに参加。全世界の競技者に先駆けて“一番乗り”でトラックを走り、「(半年後に)ここで走るんだなと思いながら立った。そう思えるイベントで楽しかった」と声を弾ませた。
特に短距離では走りに大きく影響するトラックの反発については「硬いし、新しい。硬さはそこまで興味がないのでどっちでもいい」と振り返った。イベントで一番乗りを果たしたが、もちろん目指すのは五輪本番で走ること。「日本選手権で五輪出場の資格を取り、ファイナルに残ってメダルを獲得できるよう頑張る」と誓った。