男子SPで2位だった宇野昌磨(トヨタ自動車、中京大)は順調に調整。曲をかけての練習では1本目に予定している4回転フリップこそ跳ばなかったが、2度の4回転トーループは成功。シーズン序盤は失敗が多かったトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も決めた。22日のフリーでは組み込まない予定のサルコー、ループの4回転ジャンプも練習した。
今季の不振から一変して105・71点をマークしたSP後は「どん底を経験したことで、いつもと違う考えを持つようになった。失敗しても『失敗しちゃったな』じゃなくて、『試合は難しいな』って切り替えていけるようになった。やっと楽しいと思えるようになった」と話した平昌五輪銀メダリストはこの日も終始リラックスムード。SP首位の羽生結弦(ANA)とは5・01点差。逆転での4連覇に向けて準備は整っている。