巨人の高橋優貴投手(22)が19日、2月16日のオープン戦初戦となるDeNA戦(那覇)での開幕投手に名乗りを上げた。宮本投手チーフコーチが期待の若手NO1を送り込むと明言。これに対し「日本一になるためには通過点。そのマウンドに自分が立っていられるように」と力強く宣言した。
この日は「JFAこころのプロジェクト 夢の教室」の先生役として東京・多摩市立落合中学校を訪問。2年生36人に授業を行った。甲子園出場なし、大学でも全国大会に出場できなかった経験を踏まえ「うまくいかないことの先に未来がある」とメッセージを送った。
友部リトルシニア(茨城)時代は同学年に左腕エースがおり、3年間控えとして過ごした。「同級生のライバルってなかなか身近にいない特別なもの。その子を追い越そうと思って努力した」と高め合える存在との切磋琢磨(せっさたくま)が今に生きていると説いた。
来季は畠や戸郷に加え、主に中継ぎだった田口や鍬原、宮国も先発争いに参戦してくる。「負けたくない。背番号も(12から26に)変わるし、今年と同じ成績ではダメ。より一層自覚と責任を持って、先発として1年間1軍で。そして日本一になる」と力を込めた。(河原崎 功治)