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【一般スポーツ】

あるぞ『花の1区』で1年生抜てき!鈴木亜由子に「ビックリした」と言わせた逸材、豊川高・阪井空

2019年12月20日 23時6分

奮闘を誓う豊川の阪井空

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◇22日、京都で全国高校駅伝大会

 全国高校駅伝大会が、22日に京都市で行われる。2年連続12度目の出場となる女子の豊川(愛知)は、1区に1年生の阪井空を起用する可能性が高まった。昨年の6位入賞に続いて、上位進出を目指すチームを、フレッシュな力で乗せる。

 

 期待の1年生に大役が回ってくるかもしれない。エース区間である花の1区を任される可能性が浮上したのが阪井。体調不良のエース、永井の回復次第だが、平沢元章監督(66)は「あの子しかいない」と阪井の起用を示唆している。

 県予選でも1区を走り、区間賞に輝いた阪井は「任された区間で悔いなく走りたい。1区を走りたい」とその気になっている。

 上り坂で強さを発揮する点は、1区向きだ。今夏は岐阜県でクロスカントリーの練習を行い、坂道を走り込んだ。「上りながら、他の人とは違うペースを出せる」と阪井。試走を済ませ、すでにイメージはできている。

 「目標にしている選手」と話すのは、同じ愛知県出身で、東京五輪マラソン代表の鈴木亜由子(28)=日本郵政グループ。

 あこがれの先輩とは、愛知代表でチームメートになった。水無瀬中3年生だった今年1月、全国都道府県対抗女子駅伝で3区を任された。鈴木がアンカーだった。その鈴木もかつて走った3区で、阪井は県の区間最高タイムを更新した。愛知の3年ぶり2度目の優勝に貢献し、鈴木を「ビックリした」と驚かせたことが自信になっている。

 「1区なら、順位より強い選手に付いていくことを意識したい。チームとしては昨年同様、入賞を目指す」。都大路を走るチームに勢いをつける。

 

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