クイーンエンゼル
基本データ
生息海域 大西洋(カリブ便,ブラジル便etc) 最大全長 40cm
飼育難度 ★★☆☆☆
飼育水温 21℃~24℃の範囲
レビュー
スレッドの独特の形状や鮮やかな色彩からマリンアクアリストなら誰でも知っていると思われる種類です。最終的にかなり大きくなる為、90~120cm以上の水槽は必要になってきます。成長スピードは比較的早いですが、水槽内でそこまでバカでかくなる事はあまりないようです。ポイント
■ 水温通年で21-24℃の間で一定水温での飼育が適切です。飼育水温に気をつければ飼育自体は難しくありません。
■ 餌
餌は何でもよく食べます。野生では藻類?海綿?を多くとっている様ですので、これらが配合されている人工飼料に添加剤を付加して与えるとよいと思います。
慣れると人間の手から餌を食べるようになります。
■ 混泳
非常に気が強い事で有名です。同種(クイーンやブルー)はもちろんの事、他のヤッコと混泳させる場合は一工夫が必要です。ヤッコ以外でも気の弱い魚や同サイズの魚は粉砕されてしまう可能性があります。
珊瑚、シャコガイとの混泳はほぼ不可能です。ディスクコーラルやケヤリ類には比較的、無感心なようです。
入手方法
ショップで容易に入手する事が出来ます。価格は幼魚ならば10000円前後、若成魚ならば15000円前後、20cm前後の個体だと20000円を超えてきます(2011年現在。輸入物なので価格は変動します)。又、クイーンエンゼルは個体ごとに体色(青色の出方)が違い、青い個体ほど高価格をつけるショップが多いようです。遠方から輸入されてくる事もあり(特にブラジル便)、ショップに入荷直後の個体にはリスクがあります。数日のストックで餌を食べ始める個体が多いとの事なので確実に餌付いている個体を入手すれば然程、神経質になる必要性はないと感じます。
その他
■ ブルーエンゼルとクイーンエンゼルとタウンゼントエンゼルブルーエンゼルはクイーンエンゼルと同じ海域に生息していて少し体色が違う魚です。クイーンエンゼルが黄色が強く出る傾向があるのに対し、淡いパステルカラーをしています。綺麗に育った個体は上品でとても綺麗です。
また、クイーンエンゼルとブルーエンゼルの交雑種をタウンゼントエンゼルと言います。
双方の特徴を併せ持っているのが特徴です。