キンチャクダイ







基本データ

生息海域 太平洋(近海,ベトナム便etc)
最大全長 25cm
飼育難度 ★★★★☆
飼育水温 21℃~24℃の範囲



レビュー

主に只の「キンチャクダイ」の名前で流通します。英名は外見の通り「ブルーストライプエンゼル 」です。日本近海に生息していますが、あまり鑑賞魚のルートに乗る事は無いようです。主にベトナム便で輸入された個体が出回りますが流通数自体は然程多くありません。地味な外見な割に高価で大人しく混泳させにくい種類である事から、人気はイマイチな印象があります。



ポイント

■ 水温
通年で21-24℃の間で一定水温での飼育が適切です。生息海域は低水温の海域です。ベトナム便の個体は26℃でも飼える、という噂を聞きますが個人的に26℃まであげる納得できる理由はあまりないので23℃で管理しています。もっと低水温でもいいかもしれません。

■ 餌
人工飼料を与えます。慣れればフレークフード、粒餌を食べるようになります。クリルを食べているのを見た事はありません。

■ 混泳
かなりシャイな性格の個体が多いようです。本種がナンバー1になるような混泳でないと餌付きすらままならないと思います。温和な分、自分より小さい魚にも寛容なので我が家では小型ヤッコと混泳させています。

珊瑚と混泳させた事がありませんので珊瑚との相性は不明です。ただ前にTV番組で「東京湾にカメラを沈めよう」みたいな企画で殺風景な底砂の中(東京湾だし・・)を泳いでいたので、あまり珊瑚には興味は示さないのではないでしょうか?(あくまで予想です)

■ 水流
水質に敏感、という噂を聞いたことがあるのですが然程デリケートでは無いようです。ただ水流は強めに当てて、水槽内の澱みをなくすようにしています。比較的、潮通りのよい場所に多く住んでるようです。特に病気も出ないので水流を当てているのがプラスに働いているのかも・・



入手方法

採れた時だけドカっと出回るタイプの魚です。価格は幼魚ならば15000円前後、若成魚ならば20000円前後で入手できると思います(2011年現在。輸入物なので価格は変動します)。

然程、遠方から来るわけでは無いのですが輸送環境?などのストレスなのか、そういう種類なのか、ショップにいるのは餌付いている個体ばかりではありません。
餌付かない個体はどう頑張っても駄目な事も多い様なので当たり外れがあるようです。家の個体は多少高額でしたが餌付いていたので衝動買いしてしまいました。家に来てからも元気です。



その他

■ 個人的にはオススメ!

 

知っている人にはわかる、地味だけど高い魚。飼っている人も比較的、少ないし、よーく見るとメタリックブルーで綺麗に見えたりもします。そんなに成長が早いわけではないし温和な性格なので主役不在の水槽に是非!^^