クィーンエンゼルフィッシュ・・・

クィーンエンゼルフィッシュについてネットで色々と調べたり本で調べたりするがそれほど情報が見つかりません。

これはなぜなのか?

サンゴや小型ヤッコなどの情報は多いのにメジャーな大型ヤッコについては意外と情報が無いのは、今のご時世大型ヤッコをメインに飼育している人が少ないからかもしれませんね。



そこでここでは私が知りえるクィーンエンゼルについての説明をしてみたいと思います。




クィーンエンゼルフィッシュ(学名:Holacanthus ciliaris)】

画像


クィーンエンゼルとはカリブ海からフロリダ、バハマ、メキシコ湾一帯とブラジル沿岸、さらには大西洋の小島群セントポールズロックスにかけて分布している大型のキンチャクダイ。
ホラカントス属に含まれる。
タテキンやサザナミなどのポマカントス属が太平洋やインド洋に広く分布するのに対し、ホラカントス属は大西洋や東部太平洋にしか分布していない。

クィーンエンゼルの近縁にブルーエンゼルがいるがこちらは分布域が狭くフロリダでは多いものの南方のカリブ海ではほとんど見られない。

両種の間ではハイブリッドも生まれタウンゼントエンゼルとして流通している。
ちなみに私は見たことがない。

クィーンエンゼルの体色は幼魚期から成魚期にかけて変化するもののポマカントス属のそれとは違い劇的に変わるものではない。
しかし個体差があり黄色みの強い個体や青みの強い個体などが存在し、飼育するのに人気なのは青みの強い個体。

飼育下では黄色みが強くなる傾向にあるが、カリブ海を泳ぐ成魚は青みの強いものが多いようだ。
現地では青地に黄色の模様とゆう見方のほうが自然なのかもしれない。


飼育の際はアメリカ・フロリダ便をはじめ、ブラジル便でもコンスタントに入荷があり入手は比較的容易。  ただ色やサイズにより値段は安いものなら7000円程度から高いもので50000円程度とばらつきがある。
フロリダ産のものが青みも強く丁寧に扱われているとよく聞くがブラジル産や産地不明のものでも状態の良い個体はいる。

購入のポイントとして、できれば数匹の中から自分の目でよい個体を見つけ出したい。
大西洋からの長旅の為入荷直後は弱っていることが多い。 またあまり無理な混泳水槽でもストレスを感じやすい。
ショップで元気にしていても環境の変化で体調を崩しやすく失敗しやすい。
まずは落ち着ける環境を準備してやることが大切。(これについてはすべての海水魚に言えることだが)
エサ食いはショップで確認しておいた方が良いだろう。

飼育環境については一般に硝酸塩の少ない清浄な海水が好ましいと言われているが私の経験ではそこまでシビアになる必要はないように思う。
実際綺麗な水に越した事は無いだろうがアンモニア、亜硝酸が検出されないレベルであれば飼育は可能。

実際私の飼育環境は外部フィルターと外掛けフィルターのみのウエットろ過なので硝酸塩を取り除くことは換水でしかできない。
換水は週に3分の2行っている。

水温については自然界で比較的低水温の環境に生息しているらしく、水槽内でも22℃~23℃程度がよいとされる。

ちなみに我が家では23℃に設定している。
しかし27℃~28℃あたりでも飼育は可能(長期飼育については不明)。


エサについては主に植物質のエサが良いようだ。
自然界では海藻などを主食としている。  飼育下では海苔を与えることも多いが我が家では海藻由来の人工飼料を与えている。
生ワカメ、ウミブドウ、サボテングサなどはよく食べる。  またサンゴについても個体差はあるものの突きやすい。
フェザー(タカノハヅタ)は食べなかった。

薬品には敏感で、できれば使用しない方がよいだろう。

また新たな魚の追加、多すぎる換水、急な温度変化等の環境の変化には弱い面がある。

水流不足で状態が落ちることもある。


最後にこの美しい魚を目の前で見られることに対して自然と環境に感謝しましょう。





今回は動くクィーンエンゼルを下手な(味のある?)三線の音色にのせてご覧下さい。
曲は定番の『安里屋ユンタ』





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この記事へのコメント

  • 1ちゃん

    初めてのコメントです、よろしくお願い
    します。クイーンエンゼルについての
    記述、非常に勉強になりました。
    私もクイーン飼っていますが、黄色いタイプ
    です。ブルーのタイプには憧れます。
    いつかブルーのタイプ飼ってみたいです。
    2009年05月27日 22:56
  • イェーガー

    TAKATOさんのクイーンを見るたびに、イナズマじゃなくてクイーンも良かったかも・・・とか思っちゃうんですよねぇ・・・。
    いやいや、もちろんイナズマも負けず劣らず気に入ってますが。
    ああ・・・でも良いなぁ・・・。
    2009年05月28日 00:21
  • TAKATO

    1ちゃんさん=青い体色はその個体の色身とゆうのもありますが、飼育環境やエサ、水温、水質などに左右される部分が大きいようです。
    なので比較的成魚に近い状態で青みが強いものはブルーの体色を楽しめると思いますよ。
    2009年05月28日 21:49
  • TAKATO

    イェーガーさん=これこれ浮気はいけませんよ。
    しっかりとイナズマを飼い込んで素晴しい魚にしてあげてください。
    まぁクィーンとイナズマの混泳とかは見てみたい気もしますが・・・。
    2009年05月28日 21:51
  • helf

    綺麗に維持されているようで素晴らしいですね!
    ディスクも調子良さそうで羨ましいです^^
    2009年05月29日 17:50
  • チョビ

    完璧な成魚になった時も楽しみですね。

    次は唄つきで!!!
    2009年05月29日 21:43
  • TAKATO

    helfさん=綺麗に維持しようと努力していることは他の魚を我慢している点ですかね。(笑)
    2009年05月30日 17:06
  • TAKATO

    チョビさん=唄つきだとかなりとちるんですよねー。
    これでも下手なりに一生懸命弾いてるんですよぉ。
    2009年05月30日 17:08
  • Jopa

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    2010年05月04日 13:06
  • My page

    Call me!
    2010年05月05日 22:49
  • せりあ

    非常に勉強になりました。
    有難う御座います。
    2015年11月11日 16:35

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