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フウライの飼育について、「フウライは温厚な性格である為、他のチョウとの混泳は避け、単独飼育でないと難しい。」という事を耳にすることがあります。
これについては、ただ単にその飼育者がフウライに適さない飼育をおこなった結果、上手くいかなかったという固定概念からの見解であると思われますが、フウライは他のチョウと比較しても、特別に気の弱い性格の持ち主ではなく、ごく普通に飼育していれば混泳できないものではありません。
当方では長期に亘り採集したフウライをメイン水槽で他のチョウと混泳させ、その他にも幾度となく複数のフウライを飼育してきましたが、他のチョウと比較して特に性格が異なると思ったことはありませんし、特別扱いしてきたつもりもありません。
また、当方で飼育を学んだアクアリストもフウライと複数のチョウとの混泳による長期飼育を継続しています。
ただフウライを混泳による長期飼育をおこなう為には、一寸したコツがあるのですが、こちらでは詳細を割愛しておきます。チョウの飼育技術を向上されたい方は直接メールにてお願いいたします。(当方へのメールは、「我が家の海」からメインサイトへビューンと飛んでもらって、「メール」からどうぞ!^^)
以前にもフウライの飼育が上手く出来ているか否かで飼育技術の指標となると記したことがありましたが、改めて正確に飼育レベルを判断できる指標であると思います。
フウライは最も身近に採取できる魚種ではありますが、このフウライを毎年採取しても1年を超える期間を飼育できない採集家が多いのも現実です。
遠征など採集したチョウの数を前面に出している方の水槽には、何故かフウライやナミチョウを余り見掛けませんが、採取と飼育の基本であるフウライやナミチョウは飼えないと諦めてしまったのでしょうか?
毎年幾度も繰り返される採集した沢山のチョウ達は、その後どうしてしまったのでしょうか?
採集が一生懸命なのは良いのですが、その前に飼育の在り方を見直した方が良いと思うのは私だけでしょうか?とても残念に思います。

フウライは成魚になると背鰭にブルーのラインが現れてとても綺麗です。
写真のフウライはH 15年9月に採取した個体です。