(12月14日付け「1.死因について」を一部訂正致しました。)

2.濾過槽の構築

白点病の発症原因については、私的見解として「白点病~発症させない無投薬飼育」に記載の通り、濾過容量やメンテナンス内容が大きく関与していることを述べましたが、その濾過については様々な形状のものが存在しています。
本章では、その濾過の種類について記していきたいと思います。

ヽ鯵櫃閏
物理濾過の機能となるフィルターが設置されていますが、生物濾過の機能は全く期待できず、海水魚の飼育には不適切です。

外部式パワーフィルター
物理濾過と生物濾過が同一スペース内にある為、不純物が堆積しやすい構造になっています。その影響によって飼育水が汚れ発病の原因となりやすい構造上のネックがある為、海水魚の飼育には適合しているとは言えません。

上部式濾過
濾材を入れる容量が少ない為、濾過能力が弱いネックがあります。
また外部式パワーフィルターを含め、水槽の表層面に浮遊したゴミや油膜を除去することは困難です。

ぅーバーフロー濾過槽
水槽の下部に大きな濾過槽を設置するので大量の濾材が確保できる為、充分な生物濾過が期待できます。また、物理濾過がドライの状態で分離される為、糞や食べ残した餌などを確実に濾し取れるなど、濾過機能が期待できるベストな形状です。

上記 銑い蓮過去にも当サイト上で記しましたが、一般的な濾過の種類とその特徴です。当たり前の内容でスミマセン^^
海水魚の飼育では、上記,呂箸發く↓では濾過容量が少ない、且つ物理濾過が不充分である為に発症が起こり易いので、健全な飼育をおこなう上では、メンテナンスの手間が掛かり過ぎてしまい、維持・管理は非常に難しいものになっています。
従いまして、未発症飼育を実行する前提において、濾過機能を充実させる為には、必然的にオーバーフロー形状として濾過容量を確保しなければなりません。
但し、その濾過槽についても、ただ単に濾過槽を設置していれば良いというものではなく、発症原因には濾過槽自体の形状、水量に対する濾材量なども大きく関与しています。
次項では、その形状について説明致します。