東京都青梅市の無職小川和男さん(67)が自宅で殺害された事件で、現場の敷地内にある自宅とは別の建物から、札束が複数入ったジュラルミンケースが見つかっていたことが20日、警視庁青梅署捜査本部への取材で分かった。犯人がこうした現金を狙って事件を起こした可能性があり、捜査本部が調べている。
捜査本部によると、ジュラルミンケースは、自宅に隣接し、小川さんが自ら建てたとされる建物の2階で発見された。中には銀行の帯封が付いた札束が入っており、捜査本部は金額を確認する。
近隣住民らによると、小川さんは周囲に多額の現金を自宅で保管していると話したり、ケースに入った現金を見せたりしていたという。
事件では、14日午前1時55分ごろ、小川さんが「中年で小太りの男が泥棒に入ったようだ」と110番。自宅の台所で頭から血を流して倒れているのを署員が発見した。