@chablis777
シャブリ

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(マツ)お帰り!(百合子)お帰りなさい!
(喜美子)お帰り お父ちゃん!(常治)あ~ もう疲れた…。
もう眠い もう寝る。
いてててて…。 ほら 青森のお土産や。
ええ… 仕事で行ったのにまたお土産買うて…。
誰がお前にや言うたんやこれ 百合子のじゃ。
ありがとう。布団 敷こか。
ごはん食べた方がええよ倒れてまうで?
もう倒れてるやん。もう寝る!
お茶いれるわ。あ~ もう疲れた… 体痛い…。
もう… こんなとこで寝んといて。起きてぇや。
ちょっと… お父ちゃん…。あっ 痛っ あたたたた… 痛い 痛い。
ああ…。アホ お前!
お前 それが 4日ぶりに帰ってきた親に対する態度か…。
お父ちゃん。何や!
増築した所が完成しました。
2部屋 畳も ちゃんと入ってます。
おう そうか。
うちと十代田さんの部屋 造ってくれてありがとうございました。
誰が お前らの部屋 言うた。
十代田さんもな ほんまに申し訳ないありがとうございます言うてた。
せやから お前ら 結婚するとかまだ決まってへんやろ!
今日が発表です。
今日が 陶芸展の入選の発表やねん。
♪~
♪「涙が降れば きっと消えてしまう」
♪「揺らぐ残り火 どうかここにいて」
♪「私を創る 出会いもサヨナラも」
♪~
♪「日々 恋をして 胸を焦がしたい」
♪「いたずらな空にも悔やんでいられない」
♪「ほら 笑うのよ赤い太陽のように」
♪「いつの日も雨に負けるもんか」
♪「今日の日も涙に負けるもんか」
(加山)その辺のとなこれと これも頼むわ。
全部 出してや。(一同)はい。頼むわ。
(一同)はい。(加山)はい どんどん出して。
丸熊陶業は絵付け火鉢の生産を更に縮小し建築資材用のタイルに力を入れ始めました。
(一徹)外壁に使わはるんやったらこの色か この色が おすすめです。
ほう~。
(秋安)どれも耐久性 防水性には問題ありません。
(八郎)ご希望があれば色の調整も こちらでできます。
分かったん?
発表の知らせやろ…?
待てや その顔は…裏の… 裏をかいてる?
作った。えっ。
ごはん茶わんや。湯飲みは 喜美子が作ったんがあるやろ?
これで毎日 一緒にごはん食べよな?
えっ…。これから ずっと。
フッ。ええ!
(照子)おめでとう!入選おめでとう! よかったなあ!
ありがとう。 照子 あの…おんぶひも きつきつやで。
ついに うちの丸熊から 陶芸家誕生や!おっ 陶芸家! よっ 陶芸家!

(物音)

いててて…。 あ~ いてぇ。
℡あ~ もう… ああ 分かってる分かってる。

あっ はい。喜美子?
(陽子)おめでとう!お…?
℡(陽子)ハチさんの作品がな賞 取ったって。
新人賞いうの取ったんやて!
今な 窯業研究所のこの春から 所長さんにならはるいう人が来やってな 聞いたんよ。
えらいなあ 自慢のお婿さんになるやん。
(大野)うちにも よう来てくれましてね。
実は これも…。
(柴田)ほな これ十代田八郎君の作品いうことか。
ええ。 頼んだら作ってくれたんですぅ。
(敏春)気のええやつですさかい。へえ~。
こちらもですか?
それはな 奥さんにならはる人が作らはったんですよぉ。
(妙子)こんばんは。(百合子)こんばんは。(森)こんばんは。
お待たせしました。
(所沢)さあ さあ さあ 飲みや 飲みや。ああ…。
(大野)ほな ジョーさんも。
(にぎわう声)
(黒岩)こんばんは。おめでとうございます!
何や これ!
見て!(歓声)
(大野)あ~ 詰めたって 詰めたって。
(信作)あかまつから差し入れで~す!
え~ 受賞祝と結婚祝やそうです!
受賞祝だけでええねん そんなもん。
あかんあかん! 今日は受賞祝と結婚祝と両方するいう約束です!
もう…。信にい 頼むで。
おう。 …何を?一回 ここで まとめるんや!
おっ やれ 信作!あ~ おっしゃ!
(信作)喜美子! 喜美子!みんな おいで。
お祝いや お祝いや。ハチの隣…。
みんなで お祝いしよ。
ほな ハチ! おめでとう!
おめでとう!(信作)喜美子も! おめでとう!
おめでとう!それでは 皆さん…受賞とご結婚をあわせましてせ~の…!
(一同)おめでとう!
(拍手と歓声)ありがとうございます。
(拍手)
まだ 一緒に飲んだことなかったんで…。
娘がな…。はい。
娘が3人おって…。はい。
男は 俺一人で。
はい。
息子が欲しかったんや。
♪~
喜美子を…頼むな。
頼みます。
はい!
ほら。
♪~
大阪から 亡くなった両親の代わりに八郎を育てたお姉さんがやって来ました。
いらっしゃいませ~。(いつ子)ああ どうも。
お姉さんですか?あ… はい。
どうも。いらっしゃい。
そうかあ 川原八郎になるんやなあ…。はあ~。
んっ 式はどないすんの。特別なことは せんことになってん。
えっ 披露宴も?写真は記念に撮ろう言うてるけど。
ええ! それでええの?きちんとした格好で家族写真や。
あんたには聞いてない。
ほんまに それでええの?はい。
こんなんでええの?
いや 優しいようで頑固なとこあるで?
陶芸の道 進みたいいうて止めてもきかんかった。
どうなるか分からんような道 進んだら嫁さんも家庭も持てんようになるかもしれん思うて一人で生きていけるように飯炊きから洗濯から教えたった。 なあ?
あっ 卵焼きは上手やんな?もうええねん。
こんなんやけど…うちにとっては自慢の弟や。
大事な弟や。
どうぞ よろしゅうお願いします。
こちらこそ あのわざわざ 足運んで頂きましてほんまに あの… ありがとうございます。
ありがとうございました。よろしゅうお願いいたします。
よろしゅうお願いいたします。
あの…大事にします。
このご縁 一生 大事にします。
お姉さん今まで ありがとうございました。
父が造った離れです。
(直子)ええ~!
うわ~! うわ~!
すごいな! うわっ…。
うわ~ 気持ちええ。
うわ~ 新しい畳や。
寝たらあかん! ほら!
この頭ぐちゃぐちゃにするで!(八郎)ちょ ちょ ちょ ちょ…。
(百合子)起きて~!(直子)うわ~! あ~!
どうしよ… あれ どうしよ…。
へえ~ 着付けもできんのん。
大阪いた時に教えてもろたんです。
(いつ子)そう~ さすがに着付けは 八郎には教えてへんわ。
(笑い声)今度 教えたってやあ。はい。
おう 何や これ どないすんねん これ…。
もう! 恥ずかしいわ もう…。
お父ちゃん。(マツ)もう! はよ。
お父ちゃん もう…。仲ええなあ。
すみません もう。ううん ええことよ。
ほな 喜美子姉ちゃんのことよろしくお願いします。
はい。
百合子も言えや。うち もう言うた。
こちらこそ よろしくお願いします。
何て呼ぶ?そら 兄貴ぃや。
何で そこで首振るん。 お兄様や。気持ち悪いで それ。
兄貴ぃでええやんなあ。そっちの方が気持ち悪いわ。
兄貴ぃで決まりや姉ちゃんの言うこときけ。
よし…。
℡あ… 出ますね。
℡ああ 大丈夫?あっ 大丈夫です。
℡はい。
あっ 喜美ちゃん 今 ちょっとええ?
あんな 窯業研究所にお勤めの橘さんいう人が来やってなええ話 持ってきてくれたんよ。
はい…?


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