パーヴォの心の声が「よーし、じゃ、きょうはチコのおなかに溜まってる”毒”や”膿”をしっかりだそう!あのさ、僕、気になったんだけど、誰がチコのことを野心家だって言ったの?」と明るく励ましてくれました。
わたし 「宣伝部と、映画の企画をしている部の女性の先輩たち。そんなつもり全然なかったから、ビックリして、それですごく落ち込んだわ。テレビ部にいたときも、男性の先輩が『チコは大物キラーだからな!』とみんなの前で言って、げらげら笑っていたの。私は、例によって『そんなつもり全然ないのに・・』と、泣きたいきもちで一杯だったの。」
パーヴォ 「品性下劣に極まりないな。それ、酒の席でなくて、普段の会社トークでそんな調子でやってたの?パワハラもいいところだよ。今頃、このブログを読んで、真っ青になってるかもね(苦笑)」
わたし 「そういうのもパワハラにあたるのね。もっと入社時期が遅ければよかったな。とにかく、パワハラ、セクハラは当たり前の世界だったから。そんなことでメソメソしてると、即『お前なんか宣伝マン失格や!お前をやめさせることも俺はできるんだぞ!』と、どやす上司もいたし・・・。」
パーヴォ 「わっ、最悪だね。その人、まだ東宝にいるの?」
わたし 「うん、まだ関係会社にいるらしい・・・」
パーヴォ 「正直に言おう。東宝やめて正解だったよ。 やめたら僕と出会えたし」
わたし 「そうだね 嫌な過去は、忘れるに限る、だね。」
パーヴォ 「そういうこと♪あと、女性の先輩たちはね、完全に君に対する僻みだから、まったく気にしなくていいよ。入社してまもなく、緒形拳さんとお話ができる新人だから、彼女たちにしてみれば、プライドが傷ついたのだろうね。テレビ部の男性の先輩も、緒形さんなんて直接話したことないだろう? ところが君は緒形さんと堂々とおしゃべりできる間柄だから、最悪の上司もカチンときて、みんなでチコを虐めてたんだろうな。最低な連中だよ」
わたし 「ごめんね、いやな話、パーヴォに聞かせてしまって」
パーヴォ 「君が謝ることじゃない。君はもう彼らをかばう必要はないんだからね。気楽に、堂々と、チコの人生を歩めばいいんだよ(^^)/」
わたし 「ありがと。 いままで、ずっと私のせいなんだな・・と思って、落ち込んでたの。でも、それは違うのね。いろいろな人たちのやっかみと僻みと嫉妬の渦が、私にぶつけられていただけなのね」
パーヴォ 「初めて気が付いたかい?(^_-)-☆ 僕とのことでも、いろいろねちねち言ってくる連中がいるだろう?あの手合いと同じということ。もう、過去の連中はみんな心の中で、葬り去ってしまっていいの(笑)。」
わたし 「すっごく今、体の力が抜けていって、すっきりしたわ(^_-)-☆ その代わり、いろいろなスターやスタッフの人たちが、私のことを認めてくれたのだから、それで十分満足だわ。
私、欲が深いのかな?パーヴォのこと、どうしてこんなに好きなんだろう、って思っちゃうけど、私を必死に守ってくれているから、パーヴォには尽くさなくちゃ、と思うんだよね」
パーヴォ 「僕が外国人だから、ということもあるかもね。日本の映画界とも演劇界とも僕は無縁だから、話しやすかったということ。でも、こうして話してみるとどう?意外に、コップの中の嵐にすぎなかったんだ、と思えてこない?」
わたし 「パーヴォの人生経験の豊富さからみたら、ずいぶん子供っぽいことで悩んでたんだなと思うわ。エストニアからアメリカに、ご一家で渡ったときのお話を聞いたら、私の悩みなんて、全然小さかったんだな、と思ったし・・。日比谷の一角で起きてるだけの、社員虐めなんて蹴とばして正解だったのね。芝居の世界も捨てて、音楽の世界に飛び込んでみたら、すばらしい世界がまっていたわ(^_-)-☆パーヴォ、あなたのおかげで海外にもたくさん行けて、たくさん自信をもらえたわ!」
パーヴォ 「元気がでてきたね(^^)/よしよしヾ(・ω・`) 僕だって、日々頭に来ることもあるよ。でもさ、いろいろな街に行って、顔見知りができると、うれしいよね。日本のファンだって、僕にとっては、大きな財産だし、彼らから学ぶことも多かった。『あなたの演奏は最高です!』とみんな一生懸命英語で話しかけてくれて、父の録音したLPや、僕の若かりし頃のCDを持ってきてくれて、いつも心があったまるんだよ(^_-)-☆」
わたし 「海外のコンサート事情を昨年はたくさん見ることができて、すごく勉強になったし、楽しかったわ!私がアジア人の代表としてふるまうことで、ヨーロッパのクラシック音楽ファンの人たちが、日本に対してすごくいい印象をもってくれたのも嬉しかった!」
パーヴォ 「チコの立派なふるまい、実はあちこちで聴いてたんだ(^_-)-☆ あのさ、パリの海老蔵のオペラ・ガルニエ公演にいったとき、泊まったグランドホテルの枕にチップをあげたでしょ。」
わたし 「なんでそんなことまで知ってるの?(笑) パーヴォって探偵さんみたい」
パーヴォ 「チップにメッセージを毎回書いてたでしょ。そしたらホテルの人がどんどん枕を増やしてくれたんだよね(笑)」
わたし 「そうなの!そして最後に、ホテルの偉い方がでてきて、『お客様、もうチップは結構でございます。ご逗留いただいて感謝です』って挨拶されたの!」
パーヴォ 「すごいよなぁ(クスクス)。グランドホテルの人たちまで、君のファンになってしまうんだから(笑) グランドホテルなんて、泊まりたくても泊まれないホテルなのにね(^^)/」
わたし 「ウフフ。すみません、泊まっちゃいました~(^O^)/」
パーヴォ 「やっぱりチコは、僕といつも一緒に世界中を回って、たのしいクラシック音楽の楽しみ方を君なりに書き綴っていくのがいちばん幸せみたいだね(^^)/」
わたし 「うん 早くパーヴォのお嫁さんになりたいな
」
パーヴォ 「まっててね」
そこで、パーヴォの心の声が私に「ちゅ」とキスしてくれました。
毒吐きモード・・・じゃなくて、ただのおのろけになりまして、すみません<m(__)m>
やっぱりパーヴォと一緒にいるのがいちばん幸せでーす