Firefoxの拡張機能「History Cleaner」が想像以上に便利
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ユーザーのプライバシーに関して、私がよくおすすめするのはGoogle ChromeではなくFirefoxです。Googleがどれほどのユーザーデータを収集しているかを思えば、不安を感じるのは仕方がないでしょう。
とはいえ、Googleも収集データの取り扱いに関して、ユーザーへの管理権限をかなり改善しています。たとえば、一部データを一定期間で自動削除する設定が可能になりました。これは、ChromeがFirefoxより優れている点の1つです。
Chromeでは、パソコンからログアウトすると、閲覧データが自動削除されるよう設定できます。
またGoogleは2019年に入ってから、ほかの種類の収集データも前よりずっと簡単に自動削除できる機能を導入しています。たとえば、デバイスの位置情報や、YouTubeの視聴・検索履歴などです。
Firefoxで自動削除できる方法が登場
いっぽう不思議なことに、Firefoxはさまざまなプライバシー保護機能を備えながら、デフォルト状態では閲覧履歴の自動削除ができません。
閲覧履歴を一定期間で自動削除したければ、サードパーティのアドオンに頼らなくてはなりません。その1つが「History Cleaner」です。
History Cleanerって何?
History Cleanerは、無料で使えるオープンソースのFirefox拡張機能で、私は「gHacks」の記事でその存在を知りました。実際に試してみたところ、嬉しいことに驚くほど簡単に使える機能だったのです。
やることは、ただインストールして期限を設定するだけ。あとはアドオンがやってくれます。
おまけに、History Cleanerが削除するのは閲覧履歴のみで、クッキーやほかのデータは残しておいてくれるのです。おかげで、削除の期限が来るたびに、あらゆるウェブサイトにログインしなおす必要がありません。
Firefoxに「History Cleaner」をインストール・設定しよう
- FirefoxのアドオンストアからHistory Cleanerのページを開き「Firefoxへ追加」をクリック。
- インストールしたら、URLバーに「about:addons」と入力。すると、Firefoxのアドオン設定ページが開きます。
- 「History Cleaner」をクリック。
- 「オプション」タブをクリック。
- 「Number of days to keep history(閲覧履歴を保存する日数)」を設定。たとえば、Firefoxの履歴を5日ごとに削除したい場合は、数字を「5」にしてください(ただし数字を「0」にすると、自動削除がオフになってしまいます)。
- 保存期間をセットしたら、設定を閉じます。これで完了、あとは何もすることはありません。アドオンが5日ごと(あるいは、あなたが設定した通り)に自動で閲覧履歴を削除してくれます。
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Screenshot: Brendan Hesse
Image: Sharaf Maksumov/Shutterstock.com
Source: gHacks Technology News, Firefox
Brendan Hesse - Lifehacker US[原文]
訳:遠藤康子/ガリレオ
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