2020年1月16日スタート!
【毎週木曜】よる9時放送



学歴も身分も収入も資格も捜査方針もまったく違う、
決して交わらない“二人の男”が、一つの事件をきっかけに交わりだす
志(こころざし)も身長も!

木ドラ史上最高の《ビッグ・バディ》誕生!!
愛すべきニコイチ・バディが
仲良く衝突しながら事件に挑む!

中途採用の情熱刑事×頭でっかちなエリート検事!? 桐谷健太と東出昌大がW主演で異色バディ結成

 令和初の新春が訪れると同時に、ドラマ界にも新時代の到来を予感させる、やたらめったら気になる新バディが誕生…!? 2020年1月期、テレビ朝日が毎週木曜にお届けするオリジナルドラマ『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』で、“刑事”と“検事”という“日本のドラマではあまり類を見ない組み合わせの男たち”がタッグを組み、港町・横浜を舞台に人間臭さ全開で大暴れします。
 この新バディを演じるのは、もはや説明はいらないほど縦横無尽な大活躍を続ける桐谷健太と東出昌大。桐谷が昔ながらの気質(!?)で走り出したら止まらない“元体育教師の異色な刑事”に、東出が頭脳明晰すぎて逆にズレている(!?)“東大卒の頭でっかちな超エリート検事”に扮し、仲良くケンカしながら難事件に挑む2人組を体現することに!
 「この人間くさくて愛らしいキャラクターにしっかりと血を通わせて、東出君との魅力的なやりとりを楽しみたいです。共に全身全霊で切磋琢磨していきたい」という桐谷。かたや「本当に魅力的で大好きな先輩なので、“これから一緒に戦っていく仲間”としても心強いです。そんな桐谷さんに頼りながらも、僕自身も向こうを張れるように全力でぶつかっていきたいです!」という東出。彼らが時にふっと笑っちゃうほど軽やかに、時にグッとくるほど真剣に――。映画『GONIN サーガ』(2015年)でも共演し、互いをよく知る2人が《W主演》という新タッグ体制のもと、絶妙コンビネーションで“半人前同士だからこそ可能性は底知れない2人”を演じます。

所轄と地検の24時…その知られざる世界を、サスペンスとユーモアで軽快に描く!

 『ケイジとケンジ』は桐谷演じる神奈川県警の刑事・仲井戸豪太と、東出演じる横浜地方検察庁の検事・真島修平の異色バディが紡ぐ物語です。仲井戸は今という時代に重視されるコンプライアンスなんて「?」状態で、「とにかく犯人を逮捕して、被害者に感謝されたい」と躍起になる男。一方、真島は「犯罪者を裁くための一番の社会正義は、起訴すること。そのために証拠を集める刑事は、検事の“駒”である」と考える男です。そんな“ツッコミどころだらけの発展途上”な2人は共に、“個々の正義感”をたぎらせながら数々の事件に立ち向かうことに…!
 命がけで被疑者を逮捕しても70%は不起訴となり、正義が報われないことの多い刑事…。そして、刑事事件は99%以上の確率で有罪となるため、有罪を勝ち取ることがすべての検事…。これまで日本のドラマでは描かれなかった真実を大前提に、葛藤を抱え未完全だからこそ逆にのびしろのある仲井戸と真島は、ぶつかり合いながらも共鳴していくことに。その先に生まれるものとは一体…!?
 半人前な2人の“もうバカだなぁ…”と微笑ましくなる軽妙なやりとりをベースに、《正義とは何か》も問いかけながら、コミカルに展開していく『ケイジとケンジ』。ニュータイプの事件解決バディものが、刑事モノというドラマの定番ジャンルに、思わずニヤリとする新風を吹き込みます!

『まんぷく』以来初! ヒットメーカーの脚本家・福田靖氏が放つ令和初オリジナル作品

 完全オリジナルストーリーとなる『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』の脚本を手掛けるのは、『HERO』(2001年~)や『ガリレオ』シリーズ(2007年~)、テレビ朝日系で放送された『DOCTORS~最強の名医~』(2011年~)など、大ヒットドラマを多数生み出してきた福田靖氏。今回は高視聴率を獲得したNHK連続テレビ小説『まんぷく』(2018年10月~2019年3月)の執筆後に“初めて手掛ける連続ドラマ作品”であり、“自身にとって令和初のオリジナル作品”となります。もちろん、今回も福田氏らしいユーモアやコミカルなタッチが炸裂! 老若男女を問わずクスッと笑えて楽しめる“大人の群像コメディー”を創出します。

ニュース

主題歌が決定しました!

2019年12月19日

「ハレルヤ」

宮本浩次

(ユニバーサル シグマ)

宮本浩次さん コメント

横浜が舞台、男ふたり、しかも刑事と検事が主人公とプロデューサーの方から明快なテーマをいただき、それを受けて、都会的で爽やかでそして男らしい曲にしたいと思いました。
主人公の桐谷さん、東出さんの顔を思い浮かべながら、明るい気持ちで作り上げました。
歌詞で悩んだとき、最後は「宮本節で」という頼もしい言葉もいただき私なりの男らしさを追求した渾身の作です。
このドラマが盛り上がるよう、彼ら、桐谷さん東出さんが活躍しているイメージで作りました。
ドラマと一緒に楽しんでいただけたならこんなに嬉しいことはありません。

桐谷健太(仲井戸豪太・役) コメント

エレカシのアルバム『東京の空』だけを、ポータブルCDプレイヤーにぶち込んで、東京に出てきたのは20年以上前。
役者で、でかくなってやるという希望と、何も誰も知らない土地での孤独や不安な気持ちにシンクロするような、雨雲の切れ間から顔を出す太陽の眩しい光と唄声をいまだに覚えている。

あれから早かったのか遅かったのか、俺もついに初めて連続ドラマの主演をさせてもらえる事になった。
そこにきての、主題歌が宮本浩次さん。
縁と感動を感じずにはいられません!
このドラマを観てくれた人もそうでない人も、みんなに幸あれ!ハレルヤ!!!

東出昌大(真島修平・役) コメント

青春時代をエレカシと共に過ごしてきました。宮本さんの歌声に力をもらった事は数知れません。
この曲も晴れやかで、週の中日にもう一踏ん張りの力をもらえると思います。
放送で、ドラマと合わせて視聴出来ることを、楽しみにしております。


桐谷健太×東出昌大 W主演作に期待の紅一点刑事が登場!
今田美桜が刑事役に本格初挑戦!!「さらに、徐々に、大人の階段を上れるよう頑張りたいです」

2019年12月18日
今田美桜、初の刑事役に「ドキドキしました。役の幅が広がってすごくうれしい」

 本作に、20代きっての注目度ナンバーワン女優・今田美桜が出演することが決定しました!
 「福岡で一番かわいい女の子」としてブレイクして以来、話題作に次々と出演するなど、まさに破竹の勢いの今田。今週12月19日(木)に最終回を迎える『ドクターX ~外科医・大門未知子~』でも看護師役に初挑戦するなど、話題に事欠かない彼女がなんと『ケイジとケンジ』で刑事役に本格初挑戦します! 「役の幅が広がってすごくうれしいです。刑事役はCMで少し演じたことがありましたけど、本格的に演じるのは今回が初めて。実は“刑事役=カッコいい”というイメージがあったので、こんなに早く自分が演じられるとは思っていなくて…。出演が決まったときはドキドキしました」と、胸を高鳴らせる今田。ヤル気十分、期待の大型新人刑事(!?)・今田美桜の活躍に乞うご期待です。

「ここまでツッコむ役も初めて」――切れ味抜群のコメディエンヌ・今田美桜も開花

 今田が演じるのは、豪太が配属される神奈川県警横浜桜木警察署捜査課の刑事・毛利ひかる。愛嬌とたくましさを兼ね備えた紅一点刑事です。この役どころについて、今田は「ひかるちゃんは男前な部分のある刑事。私自身も“年齢のわりには落ちついていて、わりと男っぽいところがあるね”と言われたりするタイプなので、ちょっと似ている部分もあるかもしれません(笑)。そんなひかるちゃんを、カッコよさとフレッシュさを忘れずに演じられたら」と、意欲をみなぎらせます。
 また、ひかるは豪太ら男性陣にすかさずツッコミを入れる役割も担っており、こちらにも楽しみを見出しているそう。「ここまでツッコむ役も初めてですし、本読みで“まだまだだな…”と思う部分もあったので、もっともっと頑張りながら、楽しんでツッコんでいきたいです(笑)」と今田。本作で開花する《コメディエンヌ・今田美桜》が、日本中を騒がせること必至です。

大活躍だった2019年を通して「少し大人になった」今田がさらなる飛躍を約束!

 2019年はドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ)を皮切りに、『セミオトコ』や先述の『ドクターX』など多彩な作品に出演し、鮮烈な印象を残してきた今田。『ケイジとケンジ』でも「本読みの段階からすでに、桐谷さんと東出さんの掛け合いが本当に面白くて(笑)、まるで視聴者のように思いっきり楽しませていただきました。これから迎える本番がすごく楽しみです!」と、早くも新挑戦を謳歌しています。「自分としては1年前と比べて少し大人になった感覚もありますし、この作品でさらに、徐々に、大人の階段を上れるよう頑張りたいです」と、さらなる飛躍を誓う今田。2020年、『ケイジとケンジ』と共に次なるステップを駆け上がる彼女から、ますます目が離せません!

今田美桜(毛利ひかる・役) コメント

 以前は学生役が多かったのですが、2019年後半は『ドクターX ~外科医・大門未知子~』の看護師役に続いて、今回の刑事役も決まるなど、役の幅が広がってすごくうれしいです。刑事役はCMで少し演じたことがありましたけど、本格的に演じるのは今回が初めて。実は“刑事役=カッコいい”というイメージがあったので、こんなに早く自分が演じられるとは思っていなくて…。「自分が刑事を演じたら、どうなるんだろう!?」と想像がつかない部分もありますし、出演が決まったときはドキドキしました。
 今回は初共演となる桐谷健太さんと東出昌大さんをはじめ、本当に個性的な先輩方が勢ぞろいしたコメディー作品。本読みの段階からすでに、桐谷さんと東出さんの掛け合いが本当に面白くて(笑)、まるで視聴者のように思いっきり楽しませていただきました。これから迎える本番がすごく楽しみです!
 私が演じる毛利ひかるちゃんは嫌味なくズバズバ物も言える、ツッコミ・ポジション的な立ち位置でもあるんです。ここまでツッコむ役も初めてですし、本読みで「まだまだだな…」と思う部分もあったので、もっともっと頑張りながら、楽しんでツッコんでいきたいです(笑)。また、ひかるちゃんは男前な部分のある刑事。私自身も「年齢のわりには落ちついていて、わりと男っぽいところがあるね」と言われたりするタイプなので、ちょっと似ている部分もあるかもしれません(笑)。そんなひかるちゃんを、カッコよさとフレッシュさを忘れずに演じられたらな、と思います。
 『ケイジとケンジ』でスタートする2020年。自分としては1年前と比べて少し大人になった感覚もありますし、この作品でさらに、徐々に、大人の階段を上れるよう頑張りたいです。


【桐谷健太×東出昌大 W主演】
異彩を放つ新ドラマ『ケイジとケンジ』に実力派キャストが集結!!
比嘉愛未が何だか妙な三角関係に巻き込まれる立会事務官役で新境地開拓!
さらに…風間杜夫や柳葉敏郎らベテラン俳優陣も続々参戦

2019年12月11日
比嘉愛未が立会事務官役に初挑戦! 桐谷健太&東出昌大と謎の三角関係に!?

 本作のヒロインを務めるのは比嘉愛未。性格も職業も…実に幅広い役柄を演じてきた彼女が、今回は検事をサポートする立会事務官役に初挑戦! しかも、何かと対立しがちな豪太(桐谷)&修平(東出)との“何だか妙な三角関係”に巻き込まれる、キーパーソン的なポジションも担います。
 というのも、比嘉が演じるシッカリ者のデキる女・仲井戸みなみは豪太の妹にして、修平とペアを組む立会事務官。しかも、修平はみなみに片思い中なのです! このものすご~く個人的な事情によって“検事である修平の方が、刑事である豪太より立場が上”という仕事上の関係性が、時々逆転してしまうなど、豪太と修平はおかしな対立関係を築きながら、その絆を深めていくことに…。一方、みなみはそんな二人にガンガン振り回されつつも、シッカリと手綱を握っていきます。
 比嘉が桐谷&東出と共演するのは、今回が初めて。「お二人とも、お芝居もすごく柔軟性があって引きつける魅力がある方々なので、いい刺激をたくさん受けつつ、私も精一杯ついて行けたら」と、目を輝かせます。“刑事と検事”という「今までにない題材」(比嘉・談)も相まって「“とんでもない作品になるのでは!”と、今から演じるのがとても楽しみです」と、意欲をのぞかせる比嘉。彼女自身も本作で切り拓いてくれるであろう“とんでもない新境地”にも要注目です。

上司役の風間杜夫&柳葉敏郎が、熟練の演技でドラマをさらに盛り上げる!

 また、いろんな意味で発展途上な豪太と修平のそばには、頼もしい大先輩も存在します。その一人が、風間杜夫演じる神奈川県警横浜桜木警察署の署長・大貫誠一郎。まだまだ半人前である豪太の理解者であり、その行く末を温かく見守る男です。もう一人は柳葉敏郎演じる横浜地方検察庁みなと支部の部長検事・樫村武男。修平の未熟さなどお見通しの樫村は、彼に重犯罪を担当させない一方で、その潜在能力を密かに感じ取っている人物です。
 言うまでもなく、風間と柳葉は俳優としても、桐谷&東出の大先輩。今回も熟練の芝居で後輩たちを徹底サポートします。「桐谷健太さんは『パッチギ!LOVE&PEACE』で共演して、真摯な青年であったことがとても印象深い。東出昌大さんは落語好きという共通点もあって、密かに勝手な仲間意識を持った。楽しい現場になりそうだ」(風間)、「とてもイキのいい二人。本読みのときも、『君の瞳をタイホする!』(1988年)で僕が陣内孝則さんとはっちゃけていた頃を思い出しましてね(笑)。二人からポップさと熱さを感じ、僕も置いていかれないように頑張りたいと思いました」(柳葉)と、世代を超えた化学反応に胸をふくらませる二人。未知数だからこそ大きな可能性を秘めた『ケイジとケンジ』をどっしりと支える、風間&柳葉のいぶし銀の芝居から目が離せません。

 さらに、横浜桜木警察署捜査課で豪太の先輩となる面々には矢柴俊博、菅原大吉…と、百戦錬磨の名バイプレーヤーたちがそろい踏み。かたや修平が所属する横浜地検みなと支部には、『ひよっこ』(2017年)など多数の話題作で存在感を放ってきた渋谷謙人、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(2018~2019年)の明神つかさ/パトレン3号役で大人気を博した奥山かずさ、『真田丸』(2016年)でのお局役で一躍注目を集めた峯村リエ、『まんぷく』(2018~2019年)への出演を経て人気上昇中の西村元貴ら、多彩な顔ぶれが集合します。また、豪太&修平&みなみが通う飲食店の元裁判官の女将役で、女優としての評価も高い八木亜希子が出演。二つとない個性が光るメンバーの参戦で、ますます盛り上がる『ケイジとケンジ』をどうぞお楽しみに!

比嘉愛未(仲井戸みなみ・役) コメント

 脚本家の福田靖さん、そして本橋圭太監督にはドラマシリーズ『DOCTORS~最強の名医~』(2011~2018年)でもお世話になっていたので、またご縁がつながって、とてもうれしいです! “刑事と検事”――この二つの異なる役職がテーマの作品は今までにないですし、そこに福田さんのユーモラスさや人情味も加わり、「とんでもない作品になるのでは!」と、今から演じるのがとても楽しみです。ちなみに、私と仲井戸みなみの共通点は、性格がハッキリしているところですかね。嘘がつけず、ズバッと言ってしまうところは似ていると思います(笑)。
 桐谷健太さんも東出昌大さんも今回が初共演です。桐谷さんは男気があるといいますか、今回のお兄ちゃんの役柄と近い印象があります。東出さんも役柄と同じく、冷静に物事を見られるような大人な雰囲気もありつつ、実は無邪気な部分もあるのでは…? と感じています。お二人とも、お芝居もすごく柔軟性があって引きつける魅力がある方々なので、いい刺激をたくさん受けつつ、私も精一杯ついて行けたらと思います。
 何より『ケイジとケンジ』は今までにない題材で、コメディータッチの作品でもありますので、たくさんの方々に楽しんで見ていただけると思います。ぜひお楽しみに!

柳葉敏郎(樫村武男・役) コメント

 いわゆる普通の刑事モノでも検事モノでもない。キャラクターの人間性をたくさん表現できそうな作品で、台本を読んでいても面白かったです。僕が演じる樫村はかつて鬼検事と呼ばれ、今も貪欲に上を狙っている男。その現役感をどんな形で表現していこうか…と今から楽しみです。しかも、彼は昭和の男ですからね! 僕自身も上京して必死だった頃、周りの方々の厳しさの中に優しい気持ちを感じ取り、ここまでやってこられた気がするのですが、樫村もまた部下に対して“背中を見て覚えろ”というタイプの人間。アメが0.5%、残りは愛のムチという姿勢の男なのかな、と思います。そんな樫村を、多少の頑固さを持ちながらも理路整然とした男として演じていきたい。温故知新という言葉に頼りながら、“昭和で培った精神”を“令和という新時代”にどう響かせるか、模索していきたいです。
 桐谷健太くんと東出昌大くんはすごく活躍されていて、とてもイキのいい二人。本読みのときも、『君の瞳をタイホする!』(1988年)で僕が陣内孝則さんとはっちゃけていた頃を思い出しましてね(笑)。二人からポップさと熱さを感じ、僕も置いていかれないように頑張りたいと思いました。役者って不思議なもので、本番ではさらにテンションが上がりますから、きっと監督たちは抑えるのが大変だと思います(笑)。とにかく、いい意味で何も考えず、事件の背景にある人間模様を「バッカじゃねぇの!? うそ~、そんなのアリ!?」というようなリラックスした感じで楽しんでいただけたら、うれしいです。

風間杜夫(大貫誠一郎・役) コメント

 福田靖さんが描く「全く新しい刑事もの」と聞いて、ワクワクする楽しさがあって、二つ返事で出演をお受けした記憶がある。その心持ちは今もずっと続いている。何しろ、面白い。何しろ、温かい。ストーリーは、心地よくスピーディーで、どのシーンも爽快感を伴って、時間いっぱいを走る。キャラクターは、どの人物も際立っていて、ああもこうも演じてみたいと、キャストの心を沸き立たせる。寒い季節を、身も心も温かく過ごすのに最適なドラマ。痛快で面白くてホッとして、見ているうちにホンワカと体温が上がるに違いない。
 大貫誠一郎は所轄の責任者ともいえる署長だが、競争社会に身を置きながら、ちょっと競争は苦手かもしれない。ともすれば前のめりに転びそうになる豪太の、良き理解者だと受け止めている。重厚な人柄というよりも、漂うのは安心感。切れる人物というよりも、寄り添う信頼感。ユーモラスな部分もあって、愛すべき人物。いやはや照れるが、僕自身に限りなく近いのではないだろうか。
 桐谷健太さんは映画『パッチギ!LOVE&PEACE』(2007年)で共演して、真摯な青年であったことがとても印象深い。あれから12年、俳優として大きく成長された彼と、またご一緒できることがうれしい。東出昌大さんは、彼の舞台を見に行った際に話す機会があったが、落語好きという共通点もあって、きっと視点が似ているに違いないと密かに勝手な仲間意識を持った。楽しい現場になりそうだ。

主な登場人物

仲井戸豪太(なかいど・ごうた)(36)

桐谷健太

 神奈川県警横浜桜木警察署捜査課の刑事。大阪出身。私立高校の体育教師として8年勤めた後、警察官に転職。36歳にして、交番勤務から念願の刑事に昇格した。情に厚く、一度走り出したら止まらない男。もともと“ええかっこしい”なのだが、刑事になってやたら張り切っている。「悪い犯人を逮捕して被害者に感謝されること」が何よりの喜び。腕っぷしや運動神経には自信があるが、勉強は苦手で、今の時代に重視されるコンプライアンス意識も薄い。正義に対する考え方も市民感覚の方が強く、警察組織の矛盾にも物申してしまうことが多い。刑事としても組織人としても青二才。妹の仲井戸みなみが立会事務官としてサポートする検事・真島修平の“上から目線”にもついカチンと来てしまう。

真島修平(ましま・しゅうへい)(32)

東出昌大

 横浜地方検察庁みなと支部の検事。東京大学法学部・法科大学院を卒業し、司法試験に合格した超エリートで、選民意識が強く、プライドも高い。だが、頭が良すぎて逆にズレている部分があり、検事としてもまだまだ半人前…。検事の職に就いて5年になるが、未だ大きな事件を担当させてもらえず、内心焦っている。「犯罪者を裁くための一番の社会正義は、起訴すること。そのために証拠を集める刑事は、検事の“駒”である」というのが持論。ゆえに、手ぬるい証拠集めをした刑事には徹底的にやり直しをさせ、公判では被疑者を完膚なきまでに追い詰める。だが、自らが好意を寄せる立会事務官・仲井戸みなみの兄でもある刑事・仲井戸豪太と関わることで、ペースがどんどん乱され…!?

仲井戸みなみ(なかいど・みなみ)(33)

比嘉愛未

 横浜地方検察庁みなと支部の立会事務官。真島修平検事をサポートしている。事件関係者の心情や立場を的確に把握しており、時には修平にも対等に意見を唱える勝気な一面もある。修平のことを優秀な検事だとは思っているが、融通の利かなさや、クールを気取っているところなどには内心苦笑している。兄・仲井戸豪太と上司の修平という正反対な二人に挟まれ、気の休まることがない。独身で、恋人とは別れたばかり。修平が自分を好きなのは分かっているが、男として意識することは今のところ、ない。部屋に転がり込んで同居し始めた豪太の、無神経なふるまいに閉口している。

毛利ひかる(もうり・ひかる)(26)

今田美桜

 神奈川県警横浜桜木警察署捜査課の刑事。高校卒業後、警察官になる。サバサバしていて、刑事らしからぬ愛嬌もある性格だが、犯罪者に対しては人が変わったように強面になる。周囲のちょっとおバカなやりとりに対して絶妙にツッコむ一方、ベテラン刑事の愚痴の聞き役にもなれる、貴重な紅一点。いわゆる枯れ専で、仲井戸豪太たちには“男の魅力”をあまり感じていない。

日下直樹(くさか・なおき)(31)

渋谷謙人

 横浜地方検察庁みなと支部の検事。東大在学中に司法試験に合格したエリート。警察を検察より下に見ているのは真島修平と同じだが、自分の方が優秀だと自負。修平にライバル心をむき出しにする。支部長・樫村武男の評価にいつもおびえている。

森岡奈緒子(もりおか・なおこ)(26)

奥山かずさ

 横浜地方検察庁みなと支部、日下直樹検事の立会事務官。仲井戸みなみの後輩事務官で、女子トークが大好き。エリート意識満載の滑稽な検事たちを観察しては、みなみに検事たちの噂を報告する。屈託のない明るい女性。

多胡永吉(たご・えいきち)(48)

矢柴俊博

 神奈川県警横浜桜木警察署捜査課の課長。中間管理職としてコンプライアンスの徹底を、常に気にしている。検事にもことさら気を遣うため、仲井戸豪太が暴走しないか…と、いつもヒヤヒヤしている。

桂二郎(かつら・じろう)(55)

菅原大吉

 神奈川県警横浜桜木警察署捜査課の刑事。出世は望まない現場主義のベテラン。泰然自若としていて、後輩たちの成長を願っている。普段は優しく、仲井戸豪太のことも温かく見守るが、時には厳しく叱ることもある。

持丸栄(もちまる・さかえ)(55)

峯村リエ

 横浜地方検察庁みなと支部のベテラン女性検事。非常に優秀かつ厳しい検事。若手の育て方にも精通している。樫村武男支部長も彼女には本音を語ることも多い。

亀ヶ谷徹(かめがや・とおる)(30)

西村元貴

 横浜地方検察庁みなと支部、持丸栄検事の立会事務官。厳しい持丸をアシストするプレッシャーとストレスで疲弊しつつも、持ち前の粘り強さで乗り切っている。

宮沢かほり(みやざわ・かほり)(50)

八木亜希子

 真島修平や仲井戸みなみがよく通う飲食店「OKAZU-YA」の女将。みなみの紹介で、仲井戸豪太も彼女の店の常連になる。実は元裁判官で、彼らにとっては良き相談相手。冷静さと人情味を併せ持つ素敵な女性。

樫村武男(かしむら・たけお)(53)

柳葉敏郎

 横浜地方検察庁みなと支部の部長検事。真島修平の上司。かつて東京地検特捜部の鬼検事と呼ばれた男。強面で厳しく、未熟な修平にはなかなか重犯罪を任せない。「検事は被疑者の心を開かせるのが仕事なのだから、人間的な魅力がなくてはならない」というのが持論。修平はまだまだ青いと思う一方、潜在能力は密かに感じている。桜木署署長・大貫誠一郎とは旧知の間柄で、将棋を打ちながらお互いを探り合う仲である。

大貫誠一郎(おおぬき・せいいちろう)(60)

風間杜夫

 神奈川県警横浜桜木警察署の署長。仲井戸豪太の理解者。豪太のように情熱的な刑事が署には必要だと考え、未熟な部分を大きな心で見守っている。温厚なたたずまいだが、時折発するベテランの意味深長な一言が、豪太たちを助けることも…。横浜地方検察庁みなと支部の部長検事・樫村武男とは旧知の仲。検察の樫村を立ててはいるが、警察には“警察にしかできない”ことがあり、その立場は検察と同等だと考えている。

あらすじ

第1話

2020年1月16日(木)よる9時放送

 体育教師から警察官に転職し、横浜の交番に勤務している仲井戸豪太(桐谷健太)はある日、商店街で包丁を振り回していた暴漢を現行犯逮捕。県警本部長から表彰される。しかも、勢いづいた豪太はその場で本部長に直訴し、横浜桜木署の捜査課へ異動! 強行犯係に配属され、ずっと憧れていた刑事として新スタートを切る。
 さらに異動初日から、豪太の勢いは止まらない。一昨年末から世間を騒がせている連続空き巣犯を早く捕まえろ、と市民が苦言を呈していると知るや発奮。強行犯係の管轄外にもかかわらず、自分が犯人を捕まえると宣言し、地道な捜査を開始したのだ。ところが…ついに犯人を逮捕した豪太は、その顔を見てがく然とする。なんと連続空き巣犯は元教え子・滑川秀幸(馬場徹)だったのだ…!
 一方、横浜地検みなと支部の検事・真島修平(東出昌大)は、片思い中の立会事務官・仲井戸みなみ(比嘉愛未)の気を引こうと猛アプローチするも、ピントがズレまくりで全然刺さらない日々。何より、検事になって5年目だというのに大事件を任せてもらえず、焦りが募っていた。
 そんなとき、修平は送検されてきた滑川を担当。余罪を追及すると、1年前に空き巣目的で入った家で、年老いた家人と鉢合わせになり、突き飛ばして逃げていたことが判明する。しかも、修平が桜木署に問い合わせると、その老人は直後に亡くなった状態で発見されていた、というではないか! これは強盗致死、あるいは強盗殺人の可能性もある――そう考えた修平は功名心から、自分が立証すると名乗りを上げ…!?

コメント

桐谷健太(仲井戸豪太・役) コメント

 テレビ朝日さんの連続ドラマには8年に1回くらいしか出てないのに(笑)、W主演で呼んでくださるとは本当にありがたいですし、太っ腹だなと(笑)。全身全霊を注いで、最高の作品を作り上げ、お返ししたいと思っています!
 『ケイジとケンジ』はシッカリ生きている登場人物たちがまず存在し、そんな彼らが出会うことで物語ができていくドラマ。コメディーとシリアスな要素も共存していて絶妙だなぁ、と思います。僕が演じる豪太は感受性豊かで、本人は至って真剣だけど、傍目には滑稽にも映ったりする男。僕も最近は涙もろい…など豪太と似た部分がありますし、それも含め“演じる”という感覚ではなく、本気で泣いて、笑って、叫んで、走って…“豪太として生きたい”です。彼の根底にある「世の中を明るく元気にしたいし、自分もそうでありたい」という強い思いが視聴者に伝わって、皆さんも元気になってくれたらうれしいです!
 一緒にW主演を務める東出(昌大)くんは本当に優しい男。最近はトリッキーな役も演じて高い評価を得ていますけど、彼が今回演じる修平という役もまた“本当にヘンなヤツ”なんですよ! 東出くんならすごく面白く演じてくれると思いますし、楽しみですね。今回は彼との“まっすぐだけどいびつな、対立するけど、どこか共通点を感じるから共にやっていく二人”のやりとりを楽しみながら、一緒に切磋琢磨していきたいです。
 福田(靖)さんが書かれたすごく面白い脚本を、もっともっと面白くするべく、僕たち役者勢とスタッフさんが一丸となって取り組んでいきますので、ぜひ楽しみにしていてください!

東出昌大(真島修平・役) コメント

 僕はあまり連続ドラマをやってこなかった上に、テレビ朝日さんのドラマに出演するのも今回が初めて。この作品を機に新境地を拓けるのではないか…と楽しみで仕方ありません。しかも今回は“刑事と検事”という、日常生活では馴染みの薄い世界を分かりやすく、コメディードラマに落とし込んでいて「やっぱり福田(靖)さんは素晴らしいな!」と、ワクワクする脚本です。僕も一時期、大学の法学部に通っていたので、六法全書も持っていますし、その重さは分かっているものの、今や具体的な中身に関してはチンプンカンプン(笑)。「僕自身も勉強しながら、頑張らねば!」と、自分を奮い立たせています。
 僕が演じる修平は小難しい御託を並べたりもしますが、至って真面目であるがゆえに、周りの人にはヌケているように映る、非常に愛らしい人物だと想像しています。見栄っ張りで、何かと通ぶっているところは僕自身と似ていますね(笑)。ただ、そのボケ加減を意識して表現すると、絶対にスベるので(笑)、“根が真面目”という部分を貫いて大真面目に演じることで、結果的に視聴者の皆さんが「こいつ、ちょっと足りないんだなぁ」と、クスッと笑ってくださる男になればいいなと思っています。
 想像すればするほど難しい役ではありますが、今回4年ぶりにご一緒する桐谷(健太)さんは普段からとても男気があって、“いい兄ちゃん”という言葉がピッタリな方。本当に魅力的で大好きな先輩なので、“これから一緒に戦っていく仲間”としても心強いです。桐谷さんと時間を共にすれば、お互いに演じる人物も僕たち自身の関係性も、より厚くなっていくと思います。そんな桐谷さんに頼りつつ、僕自身も向こうを張れるように全力でぶつかっていきたいです!

服部宣之(テレビ朝日プロデューサー) コメント

 このドラマはタイトル通り、刑事と検事を主人公にしたドラマです。が、お届けしたいのは、“事件”が主役の物語ではなく、脚本家・福田靖さんならではの「出世したい…」、「女性にもモテたい…」、「正義のヒーローにもなりたい…」と人間味あふれるキャラクターの刑事と検事の物語。罪を犯すのも人間で、それを捕まえるのも、裁くのも同じ人間…。このドラマの主人公たちはまだまだ発展途上の二人で、時に失敗もあります。だからこそ、描ける“真実”や“正義”を、今回のドラマではお届けしたいと思っています。所轄と地検の知られざる世界を、そこに集う個性豊かな面々と共に、コミカルに、時にサスペンスフルに描いていきます。
 主役を演じていただくのは、桐谷健太さんと東出昌大さんという、名実ともに今のドラマ界・映画界を支えるお二人。テレビ朝日・木ドラ史上最高の“ビッグ・バディ”の誕生です。まだまだ半人前な、主義も主張も学歴も収入も捜査方針もまったく違う二人の男の“対立”と“友情”をどう演じていただけるのか…、今から楽しみでなりません。テンポ感あふれる会話は、桐谷さんの情に厚く猪突猛進な感じと、東出さんのクールで真っすぐな感じをイメージして作り上げたもの。先日はじめてお二人でPR撮影を行ったのですが、ふたりが背中合わせで仁王立ちするだけで、惚れ惚れする格好良さ。そして、お芝居も面白い。必ず、毎週この二人に会いたくなる…、会わずにはいられなくなる…と確信いたしました。ご期待ください!

スタッフ

脚本

福田靖

チーフプロデューサー

黒田徹也(テレビ朝日)

プロデューサー

服部宣之(テレビ朝日)
飯田サヤカ(テレビ朝日)
菊池誠(アズバーズ)
松野千鶴子(アズバーズ)
岡美鶴(アズバーズ)

演出

本橋圭太(アズバーズ)
及川拓郎

制作協力

アズバーズ

制作

テレビ朝日

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2019.12.19
番組表
あさ4:00
おはよう!時代劇 暴れん坊将軍6 #8
あさ4:55
グッド!モーニング
あさ8:00
羽鳥慎一モーニングショー
午前9:55
じゅん散歩
午前10:25
大下容子ワイド!スクランブル 第1部
ひる12:00
徹子の部屋 小堺一機
ひる12:30
やすらぎの刻~道 #183 テレビ朝日開局60周年記念
ひる12:50
大下容子ワイド!スクランブル 第2部
午後1:40
上沼恵美子のおしゃべりクッキング サッと美味しく!「簡単スピードメニュー」
午後1:55
東京サイト 「回復をめざす依存症者」
NOW
午後1:59
科捜研の女9 #6
午後2:57
ドクターX~外科医・大門未知子~ #9
午後3:53
相棒5 #7
午後4:50
スーパーJチャンネル
よる7:00
日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館
よる8:00
科捜研の女 #25 テレビ朝日開局60周年記念
よる8:54
世界の街道をゆく
よる9:00
ドクターX~外科医・大門未知子~ 最終回!! テレビ朝日開局60周年記念
よる10:14
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深夜3:11
特選ものコンシェルジュ
深夜3:30
ショッピングなう