久保建英はメッシとまるで違う。世界に通用しうる一番の武器は?
カテゴリ:高校・ユース・その他
2017年05月13日
共通点はキャリアや効き足、身長くらいで…。
編集部から、依頼があった。
「バルセロナでメッシをデビュー戦から取材していた視点で、久保と比較した原稿を書いてくれませんか?」
最初にはっきりと言うが、久保建英(15歳/FC東京)はリオネル・メッシとまるで違う。「バルセロナの下部組織出身で左利きのアタッカー」。共通点はそんな程度で、あとは身長(ともに170センチ)くらいのものだろうか。
もっとも、それは久保本人が重々承知していることのはず。今さら指摘されても、うんざりしているに違いない。単純な比較には意味がないだろう。
しかし一方、世間ではメッシと久保を比較する論調が絶えない。一般の人々にとっては、そうした視点が分かりやすい、伝わりやすい、という厳然たる事実もある。実際、マシア(バルサの下部組織)が「メッシ系のアタッカー」として久保を見なしていた部分も否定できない。
では、二人の決定的違いはどこにあるのか?
メッシは2004年10月にリーガ・エスパニョーラ1部に17歳でデビューした。プレーの本質は現在とほとんど変わっていない。まず、ボールの置き所に優れる。ディフェンダーを懐に入らせない。相手の動きの裏を必ず取れるし、コントロールするボールスキルも卓抜。周りが見えているし、プレーの閃きも舌を巻く。
そしてアルゼンチン人選手特有だが、腰が強く、肩でなぎ倒すような強さがあり、少々のチャージでは倒れない。同じ足でボールを(足を地面につけず)二度タッチし、そこからスピードを上げられるし、強く正確なシュートを打ち込める。度肝を抜く加速と、それを支えるボディーバランス。それがディフェンダーに悪夢を与えるのだ。
しかし久保には、メッシのような「加速装置」が備わっていない。ボールの置き所は良いし、敵の動きの裏も取れ、スキルもビジョンある。
とはいえ、獣を思わせるようなスピードやパワーはない。世界トップレベルの試合で密集地帯を割って入り、1人で試合を決める――。メッシの十八番であるそんなシーンを連発できる可能性は低い。
「バルセロナでメッシをデビュー戦から取材していた視点で、久保と比較した原稿を書いてくれませんか?」
最初にはっきりと言うが、久保建英(15歳/FC東京)はリオネル・メッシとまるで違う。「バルセロナの下部組織出身で左利きのアタッカー」。共通点はそんな程度で、あとは身長(ともに170センチ)くらいのものだろうか。
もっとも、それは久保本人が重々承知していることのはず。今さら指摘されても、うんざりしているに違いない。単純な比較には意味がないだろう。
しかし一方、世間ではメッシと久保を比較する論調が絶えない。一般の人々にとっては、そうした視点が分かりやすい、伝わりやすい、という厳然たる事実もある。実際、マシア(バルサの下部組織)が「メッシ系のアタッカー」として久保を見なしていた部分も否定できない。
では、二人の決定的違いはどこにあるのか?
メッシは2004年10月にリーガ・エスパニョーラ1部に17歳でデビューした。プレーの本質は現在とほとんど変わっていない。まず、ボールの置き所に優れる。ディフェンダーを懐に入らせない。相手の動きの裏を必ず取れるし、コントロールするボールスキルも卓抜。周りが見えているし、プレーの閃きも舌を巻く。
そしてアルゼンチン人選手特有だが、腰が強く、肩でなぎ倒すような強さがあり、少々のチャージでは倒れない。同じ足でボールを(足を地面につけず)二度タッチし、そこからスピードを上げられるし、強く正確なシュートを打ち込める。度肝を抜く加速と、それを支えるボディーバランス。それがディフェンダーに悪夢を与えるのだ。
しかし久保には、メッシのような「加速装置」が備わっていない。ボールの置き所は良いし、敵の動きの裏も取れ、スキルもビジョンある。
とはいえ、獣を思わせるようなスピードやパワーはない。世界トップレベルの試合で密集地帯を割って入り、1人で試合を決める――。メッシの十八番であるそんなシーンを連発できる可能性は低い。
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