社内SNSでコミュニケーション活性化!おすすめ社内SNSツール12選

2019年12月19日(木) 社内SNS

社内コミュニケーションを活性化し、効率的に情報共有するためのツールとして「社内SNS」が注目されています。しかし、重要なことは理解しつつも、どのツールを導入すべきか迷い、先送りにしてしまっている企業も多いようです。

ここでは、社内SNSのメリットやデメリット、おすすめ社内SNSツールをご紹介します。

社内SNSを導入する企業が増えてきている

社内SNSとは、企業向けにカスタマイズされたSNSで、各拠点や各部署の社員同士が円滑にコミュニケーションをとれるようにするためのツールです。ChatworkやSlackなどのビジネスチャットツールも社内SNSのひとつといっていいでしょう。営業やエンジニアなど、職種に応じて使い勝手をチューニングした社内SNSも存在します。

社内SNSはメールよりも気軽に情報を発信でき、スピーディーな情報共有と意見交換が可能です。社員一人ひとりが持つナレッジやノウハウの共有、部署横断型のアイディア検討、そして社員同士の一体感の醸成などにも効果が期待できます。

2017年に発表された伊藤忠テクノソリューションズの「大手企業のビジネスチャットツール導入実態調査」によると、チャットツールを全社で導入している企業が12.1%、一部で導入しているのが16.0%という結果になっています。すなわち、大手企業の30%弱がチャットツールを活用しているのです。

様々な社内SNSサービスが提供されるようになっていることから、これからは中小企業やベンチャー企業にも広く普及していくことが見込まれています。

 

社内SNSを使う目的

企業は、どのような理由や課題により、社内SNSを導入しているのでしょうか。社内SNSを使う代表的な目的を3つご紹介します。

コミュニケーションを活性化させたい

社内SNSを導入する目的で特に多いのは、社内コミュニケーションを活性化させたいというものです。メールでのコミュニケーションは一対一になりやすく、関係者をccに入れていたとしても、自分事として受け入れられにくいというデメリットがあります。社内SNSであれば、グループ参加者全員が発言を閲覧でき、気軽にコミュニケーションをとり合える環境を作ることができます。

また、部署を越えたコミュニケーションが生まれにくく、組織としての一体感が希薄だという課題解決にも、社内SNSは有効です。複数の部署を同じグループに設定することで、それぞれの職責から意見交換することができるため、社員の視野が広がるだけでなく、風通しの良いコミュニケーションが生まれることが期待できます。一人で悩んでいた社員も、気軽に質問することでアドバイスを受けられるため、モチベーションと生産性の向上につながるでしょう。

情報・ノウハウを共有したい

社員一人ひとりの持つ情報やナレッジは、企業にとっての大きな資産となります。しかし、メールや電話といった従来のコミュニケーションツールでは情報共有がしにくく、できたとしても一部の社員のみにとどまってしまう可能性が高いでしょう。

社内SNSなら情報やノウハウ、参考資料などを投稿することで、グループ内の全社員が閲覧し、必要に応じて参考にすることが可能です。社内SNS上に情報を蓄積することで、情報共有が行われた後に入社した新入社員や中途社員も、その情報にアクセスできるようになります。日々の気づきや重要なナレッジを気軽に共有できる環境を作ることで、全社的な課題の改善につなげることができるのです。

場所にとらわれないコミュニケーションがしたい

営業をはじめ、外出の多い職種の社員は、他の社員とコミュニケーションをとる機会が減ってしまいます。また、近年は時短勤務や在宅勤務、リモートワークといった柔軟な働き方も一般化しているため、意識しなければ社員同士のコミュニケーションが生まれないという状況にもなりがちです。

社内SNSならマルチデバイスに対応しており、セキュリティを担保しながら社外からのアクセスが可能です。そのため、社外で働いている社員でも、手軽にコミュニケーションをとることができるでしょう。

例えば、外回り中の営業社員が移動時間にスマートフォンで社内SNSを閲覧し、営業事務の社員に見積書の作成を依頼するという使い方もできます。社内SNSを使えば、時間を有効活用しながらコミュニケーションを活性化できるのです。

 

社内SNSのメリットとは?

社内SNSを導入することで生まれるメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

部署横断のコミュニケーションが生まれやすい

メールや電話では、所属する部署の社員同士でのコミュニケーションに限定されがちですが、社内SNSであれば、部署を越えたコミュニケーションが可能となるため、様々な視点からのアイディアが生まれるというメリットがあります。

また、普段あまり接触することのない社員同士がコミュニケーションをとることで、組織としての一体感が生まれることにもつながるでしょう。

情報共有が効率化できる

メールで情報共有する場合、共有したい相手のメールアドレスをすべて入力したり、必要に応じて複数のメーリングリストを作成したりする必要があるため、その分の手間と時間がかかってしまいます。また、メールのやりとりが多いと埋もれてしまい、見てほしい人に見てもらえないということにもなりかねません。

しかし、社内SNSなら、グループ全体にスムーズに情報を共有できます。特に閲覧してほしい相手がいるのであれば、個人宛に情報を発信することができるため、情報共有の効率化が可能です。ほかの情報に埋もれてしまうことも少なくなります。

また、情報を時系列で確認できるため、必要な情報を探すための時間も削減することができます。さらに、プッシュ通知やアラート機能を活用すれば、情報確認のタイムラグの発生も防ぐことができるでしょう。

いつでもどこでもコミュニケーションがとれる

一般的には、様々なデバイスで社内SNSにアクセスすることができるため、いつでもどこでもコミュニケーションがとれることもメリットです。

移動時間に連絡をとることができますし、万が一重要な情報を共有し忘れてしまったとしても、気づいたときにすぐ連絡ができます。

 

社内SNS導入にはデメリットの考慮も

メリットの多い社内SNSですが、デメリットもいくつか考えられます。社内SNSを導入する際は、これらのデメリットについても考慮しなければなりません。

導入コストや教育コストがかかる

社内SNSには、導入にあたってのイニシャルコストや、使用するごとにランニングコストがかかるものがあります。また、ツールをすべての社員に活用してもらうためには、使い方を教えたり使う風土を醸成したりする必要があるため、教育コストがかかるともいえます。

社内SNSを導入する際は、効果とコストのバランスを見ながらツールを選定する必要があります。

SNS疲れのリスクがある

個人で活用されるSNSと同様に、社内SNSでも「SNS疲れ」に陥ってしまうリスクがあります。コミュニケーションが活性化するのはいいことですが、一方で「すぐに返事をしなければ」「新しいメッセージが届いていないだろうか」というプレッシャーがかかることにもなり、そのストレスが溜まってしまう可能性もあるのです。

社内SNSを導入する際は使い方にルールを設けるなど、無理のない運用体制にする必要があるでしょう。

 

おすすめ社内SNSツール

NotePM

NotePM(ノートピーエム) は、日報・議事録・設計書・社内マニュアル・ノウハウ集など、様々なドキュメントをクラウド上で効率的に管理するドキュメント専用の情報共有サービスです。

NotePMの特徴

  • コメント/リアクション機能
  • 全文検索(PDFやWordファイルの中身も)
  • 柔軟なアクセス権限

料金プラン(月額/税込み)
• 1,000円/3名
• 3,600円/8名
• 5,700円/15名
• 9,500円/25名
• 17,500円/50名
• 30,000円/100名 ※100名以上はお問い合わせ
無料トライアル期間:30日間

NotePM
URL: https://notepm.jp/

 

Talknote

Talknote(トークノート) は、コミュニケーションを活性化させ、従業員エンゲージメント向上を促進する社内SNSです。

Talknoteの特徴

  • アクションリズム解析
  • オーバーワーク検知
  • グループ・メッセージ機能

料金プラン(月額/税込み)
• 非公開(お問い合わせ)
初期費用+基本プラン+オプション

Talknote
URL: https://talknote.com/

 

Yammer

Yammer(ヤマー) は、Microsoft社が運営する社内SNSです。

Yammerの特徴

  • Office製品とシームレスな連携
  • 多言語対応。世界中で豊富な導入実績
  • iOS、Android、Windows、Mac対応

料金プラン(月額)
• 無料(ベーシック) ※機能制限あり
• エンタープライズ版はOffice 365ユーザーに含まれる。

Yammer
URL: https://products.office.com/ja-jp/yammer/

 

SKIP

SKIP(スキップ) は、大企業への導入実績が豊富な社内SNSです。

SKIPの特徴

  • 大企業への導入実績多数あり
  • ツリー型コメント
  • 社外情報を取り込めるメディア機能

料金プラン(月額)
• 100,000円/〜200名
• 200,000円/〜500名
• 300,000円/〜1000名
※SaaSプラン

SKIP
URL: https://www.skip-sns.jp/

 

Beat Shuffle

Beat Shuffle(ビートシャッフル) は、ナレッジの蓄積、ノウハウ共有、横の繋がり強化を得意とするコミュニケーションツールです。

Beat Shuffleの特徴

  • Q&A機能
  • 導入前後の充実したサポート
  • iOS、Android対応

料金プラン(月額)
• 540円/1名あたり(ビジネス)
• 1,200円/1名あたり(エンタープライズ)

Beat Shuffle
URL: https://www.beat.co.jp/

 

gamba!

gamba!(ガンバ)は、日報に特化した社内SNSです。

gamba!の特徴

  • 日報機能
  • 目標管理(KPI)
  • iOS、Android対応

料金プラン(月額)
• 980円/1名あたり

gamba!
URL: https://www.getgamba.com/

 

nanoty

nanoty(ナノティ) は、クラウド型の日報システムです。

nanotyの特徴

  • 日報機能
  • 工数の集計
  • サンクスポイント機能

料金プラン(月額)
• 9,500円/20名
• 23,000円/50名
• 45,000円/100名

nanoty
URL: http://www.nanotybp.jp/

 

Qiita:Team

Qiita:Team(キータチーム) は簡単にかけて、簡単に共有できる、社内向け情報共有サービスです。
エンジニア向けブログ「Qiita」のビジネス版です。

Qiita:Teamの特徴

  • 「Qiita」のビジネス版
  • コメントやイイね!機能
  • エンジニア向けAPIが豊富

料金プラン(月額/税込み)
• 1,520円/3名
• 4,900円/7名
• 7,050円/10名
• 15,300円/17名
• 18人目以降は+720円/1人
無料トライアル期間:30日間

Qiita:Team
URL: https://teams.qiita.com/

 

Slack

Slack(スラック) は、世界中で大人気のビジネスチャットツールです。

Slackの特徴

  • 人気No1のチャットツール
  • 豊富な外部サービス連携
  • iOS、Android、Windows、Mac対応

料金プラン(月額)
• 無料 ※機能制限あり
• 960円/1名あたり(スタンダード)
• 1,800円/1名あたり(プラス)

Slack
URL: https://slack.com/intl/ja-jp/

 

Microsoft Teams

Microsoft Teams は、Microsoft社が運営するビジネスチャットツールです。

Microsoft Teamsの特徴

  • Office製品とシームレスな連携
  • 音声・ビデオ通話
  • iOS、Android、Windows、Mac対応

料金プラン(月額)
• 無料 ※機能制限あり
• Office 365ユーザーに含まれる。

Microsoft Teams
URL: https://products.office.com/ja-JP/microsoft-teams/group-chat-software

 

Chatwork

Chatwork(チャットワーク) は、国産のビジネスチャットツールです。

Chatworkの特徴

  • 国産チャットツール
  • タスク管理
  • ファイル共有

料金プラン(月額)
• 無料 ※機能制限あり
• 400円/1名あたり(パーソナル)
• 500円/1名あたり(ビジネス)
• 800円/1名あたり(エンタープライズ)

Chatwork
URL: https://go.chatwork.com/ja/

 

LINE WORKS

LINE WORKS(ラインワークス) は、LINEのビジネス版チャットツールです。

LINE WORKSの特徴

  • LINEのビジネス版
  • トーク機能
  • スタンプ機能

料金プラン(月額)
• 無料 ※機能制限あり
• 300円/1名あたり(ライト)
• 500円/1名あたり(ベーシック)
• 1,000円/1名あたり(プラミアム)

LINE WORKS
URL: https://line.worksmobile.com/jp/

 

社内SNSでコミュニケーションを円滑に

社内SNSは、社員同士のコミュニケーションを円滑にする有効なツールです。何らかのコストはかかってしまうものですが、組織の一体感を醸成して新しいアイディアを生み出せるという大きなメリットがあります。活発なコミュニケーションを作り出し、全社で企業の利益を向上させたいという場合に最適なツールといえます。

導入の際は、社内SNSのメリットとデメリットを理解した上で目的を明確にし、自社に適したサービスを選ぶようにしましょう。