- アフィリエイトで収益を上げたい!
- ライターとして副業でお金を稼ぎたい
- SEO対策に強いライティングが知りたい
私は2005年から仕事としてWebライティングをやっています。今ではWebライティングだけで生活することができています。
しかし、Webライティングができる人はほんの一握りです。Webライティングは奥が深く、他のライティングとは異なる点がたくさんあります。
Webライティングができるようになれば、以下のようなことが可能になります。
- SEO対策で上位表示して集客できる
- ネット上で商品やサービスを売れる
- ライターとしての仕事を獲得できる
この記事では、私が14年間で学んできたWebライティングのエッセンスを全て解説します。
これからWebライティングを始めたい初心者向けに基本的なテクニックやルールはもちろんのこと。ブログ、アフィリエイト、フリーランスなどでWebライティングをすでに実践している人も勉強になるテクニックも徹底的に解説しました。
この記事で分かること [非表示]
- 1 Webライティングとは
- 2 Webライティングで重要な検索意図
- 3 Webライティングが他とは違うところ
- 4 SEOに強いWebライティングの具体的な手順
- 5 記事が読みやすくなるズルいテクニック
- 6 Webライティングする上で知っておくべきSEO対策
- 7 テキストリンク(文中)
- 8 テキストリンク
- 9 ボタンリンク
- 10 使い分け
- 11 文章のリズムと流れを意識して設置
- 12 初心者がやってしまいがちなサジェストサイト(記事)
- 13 ユーザーの感情がどう動いていくか
- 14 アフィリサイトで必要なリサーチとは
- 15 検索キーワードが絶対ではない
- 16 まとめ
- 17 Webライティングで一番重要なこと
- 18 Webライティングのおすすめ本
Webライティングとは
Webライティングとは「Googleにも読者にも好かれる記事を作る技術」だと私は考えています。
「Googleに好かれる」とは「Googleのクローラーが記事の内容を正確に理解でき、正しくインデックスし、適切に評価してもらうこと」です。
「読者に好かれる」とは「不特定多数のユーザーに記事を最後まで読んでもらえ、ユーザーの抱える悩みが解決し、自分の知りたい情報がすぐに分かること」です。
おそらくこの記事の読者は以下のどれかに当てはまるはずです。
- SEOで上位表示したいブロガー、アフィリエイター
- 記事作成の副業で、お金を稼ぎたいライター
- インターネットで商品やサービスを売りたい人
この記事ではWebライティングの目的は「SEOで上位表示され、読者が商品やサービスを買ってくれる」とします。
Webライティングで重要な検索意図
検索意図を一言で説明すると「ユーザーが検索した目的」です。
検索意図は、キーワード検索という行動があるWeb特有の概念です。
目に見えないし直接確認することもできないため、理解しにくいものです。検索意図を理解できるかどうかでWebライティングの完成度は大きく変わります。
検索意図を考える3つの方法
ここではWebライティングにおいて超重要な検索意図を考える方法を3つ解説します。
- 上位サイトから検索意図を想定する
- キーワードから検索意図を想定する
- Q&Aサービスから検索意図を想定する
キーワードの上位サイトから検索意図を想定する
「上位表示されている=検索エンジンから評価されている」です。
検索エンジンから評価されているということは、ユーザーの役に立つ喜ばれる記事だということです。
どんな内容の記事が上位表示されているか、1〜10位くらいまでを見ます。
記事を見る時は「見出し」「記事の方向性」「解決策に注目」を確認します。
「薬剤師 転職」の検索意図
「薬剤師 転職」では、大きく2つの検索意図が考えられます。
- 薬剤師から転職したい
- 薬剤師に転職したい
どっちの検索意図で記事を書くかに正解はありません。実際にどっちの検索意図もあるからです。
では実際に記事を書くときにどうするのかといえば、Googleが考える「薬剤師 転職」の検索意図を、実際の検索結果を見て確認します。
実際に「薬剤師 転職」で検索すると、以下のように転職サイトや求人が出てきます。
Googleが「薬剤師 転職」は「薬剤師(に)転職(する)」のが検索意図だと考えてることがわかります。
ません。
せっかくなので、もう少し突っ込んだ話をするとGoogleが最適な検索意図をどう判断するかはユーザー体験で判断しています。
SEO対策では「UX」と呼ばれる検索結果のクリック率、滞在時間、直帰率などなど。
そういうユーザーデータをもとに検索結果と検索意図をマッチさせるようGoogleは検索結果を調整してます。
だからGoogleが判断する検索意図が変わると検索結果がガラっと変わります。これは検索結果が変動する一つの要因です。
Q&Aサービスから検索意図を想定する
検索意図や記事内容を考える上で、Q&Aサービスはよく利用されます。
代表的なQ&Aサービスは以下になります。
Q&Aサービスには、様々な質問と回答が投稿されています。
その質問と回答を見ることで、悩みを抱えているユーザーがどのようなことに困って相談しているかが分かります。
そのQ&Aを元に検索意図を考えていきます。
キーワードから検索意図を想定する
検索意図を知るための方法ではないかもしれませんが、実際にWebライティングをするときは一番多い方法です。
キーワードから検索意図考えるコツは「検索してる瞬間の姿をリアルに想像すること」です。
- 年齢
- 性別
- 仕事
- 趣味
- 検索しているタイミング
- 検索している場所
- 検索している状況
- 検索している体勢
こういったことをリアルに想像して「なぜこのキーワードで検索しているのか」を考えます。
検索している姿をリアルに想像するのは、そうしなければ検索意図を把握することができないからです。
さっきも書いた通り、キーワードの微妙な違いで検索意図は変わります。その微妙な違いを知るためにはリアルに想像する必要があります。
「薄毛 髪型」を検索する人は、どんな人?
さっき検索意図に正解はないと言いましたが、以下のように想像する人によって検索意図は変わります。
- 自宅?外出先?移動中?
- デート?外出?仕事?
- 何歳くらい?
- 時間をかけていい?すぐ?
- 他にも悩みはある?
- 髪の毛は短い?長い?
どのようなユーザーを想像するかによって、Webライティングで書く内容は変わります。
キーワードの微妙な違いで検索意図は変わる
検索意図はとても繊細です。同じようなキーワードに見えて、検索意図は大きく異なることがあります。
例えば、以下のような薄毛関連のキーワードの場合。
- 薄毛 対策
- 薄毛 改善
- 薄毛 予防
- 薄毛 治療
- 薄毛 克服
Webライティングが苦手な人はこれらのキーワードの検索意図の違いが理解できません。
例えば「薄毛 対策」「薄毛 治療」では、検索意図が大きく異なります。言葉にはそれぞれ意味があります。
「薄毛 治療」で検索するユーザーが、「対策」「改善」「予防」ではなく、なぜ「治療」というキーワードを選んだのか。
この微妙なニュアンスや意味の違いを文章や内容に反映させられるかが、SEO対策や成約率に大きく影響します。
ちなみに先ほど挙げたキーワードの検索意図はそれぞれ以下のようになります。
- 薄毛 対策 → 薄毛の予防や改善法
- 薄毛 改善 → 薄毛を改善したい
- 薄毛 予防 → 悩みは浅い、若い年齢層
- 薄毛 治療 → 病院で治療したい、深刻
- 薄毛 克服 → 薄毛を克服した人の体験談
「薄毛 治療」で検索するユーザーは、悩みが深刻ということです。自宅で育毛剤を使用するのではなく、病院での治療を求めているからです。悩みの深さが全く違う「薄毛 予防」と「薄毛 治療」を同じ検索意図だと考えてはいけません。
Webライティングが他とは違うところ
Webライティングは通常のライティングとは大きく異なる点があります。
- キーワードと検索意図がすべての起点
- 自分に必要なことだけを最短で知りたい
- 読む人によってデバイスが異なる
これらをしっかり理解しておくことがWebライティング上達の第一歩です。
キーワードと検索意図がすべての起点
Webライティングでは「キーワードと検索意図」がすべての起点になります。
キーワードはユーザーが検索したキーワードです。そのキーワードで検索した目的が検索意図になります。
- 何を知りたくて検索しているのか
- その読者の悩み、知りたいことに対して、どんな答えを返すか
自分に必要なことだけを最短で知りたい
読者は自分に必要な情報だけを最短で知りたいと考えています。
電車での移動中、トイレの中、会社の休憩中など隙間時間で検索するユーザーが多く、とにかく時間がない中で記事を読んでいると考えてください。
だから、Webライティングでは「結論→理由」を絶対に厳守してください。
- 読者が知りたい結論を最初に書く
- 結論に至った理由を書く
知りたい答えがすぐに見つからなければ、記事を閉じて、別のブログの記事にアクセスするだけです。わざわざ長い記事の中から答えを必要がありません。
読む人によってデバイスが異なる
Webライティングはネットを通じて読者に読まれます。そのため読者はパソコン、タブレット、スマホなどの自分の持っているデバイスで読みます。
デバイスが異なれば、画面の大きさが異なります。
例えば、パソコンだけを想定した記事をスマホで読めば、画像や文字が小さく非常に読みにくいです。読者は読みにくい記事を読むことはありません。
だから、Webライティングではどのデバイスからでも読みやすい記事を書く必要があります。
SEOに強いWebライティングの具体的な手順
ここからはSEOに強いWebライティングをするための具体的な手順を解説していきます。
- 記事の目的を明確にする
- 検索意図をしっかり把握する
- コンセプト(方向性)を考える
- 記事のターゲットを決める
- 魅力的なタイトルを考える
- 全体の記事構成を考える
- リード文を書く
- 本文を書く
- 最後にまとめ
- 記事の完成度は推敲で8割が決まる!
これから解説する記事は以下のような記事を想定しています。
» アフィリエイト記事構成の見本
記事の目的を明確にする
記事を書く目的によって内容や考えるポイントが大きく変わります。そのため最初に記事の目的を明確にします。
- アクセスを集める
- 商品を売る
- 被リンク獲得
- twitterで拡散
検索意図をしっかり把握する
検索意図についての詳しい解説は先ほどしました。
検索意図について、もう一回読みたい場合は以下をクリックしてください。
» Webライティングで重要な検索意図をもう一回読む
検索意図により記事内容や結論は大きく変わるため、最初にしっかり考えておく必要があります。
検索意図は一つとは限りません。
ビッグキーワードほど検索意図が増えます。そして、2語、3語の複合キーワードになるほど検索意図は絞られます。
「青汁」の検索意図
「青汁」というキーワードはビッグキーワードです。月間検索回数も多く、不特定多数のユーザーが検索しています。
検索意図としては以下のようなものが挙げられます。
- 美味しい青汁の飲み方を知りたい
- おすすめの青汁を知りたい
- 美味しい
- 青汁ってまずい?
- 青汁って何から出来てるの?
- 青汁ってどんな効果がある?
- 市販の青汁でおすすめは?
- 口コミのいい青汁が教えてほしい
- 美味しい青汁の飲み方ってあるかな
ここで挙げたものはほんの一部です。
青汁のようなビッグキーワードになるともっともっとたくさんの検索意図があります。
実際に「青汁」で記事を書こうと思えば、このような検索意図を全て満たした記事を書く必要があるため大変です。
これが「青汁 効果」になれば「青汁の効果を知りたい」という検索意図に絞ることができます。検索意図自体も分かりやすく、記事も書きやすいです。
コンセプト(方向性)を考える
上位表示されている記事を参考にして、どのような方向性で記事を書くかを考えます。
例えば、SEO対策の記事を書くのであれば以下のようなものが考えられます。
- 初心者に検索エンジンの仕組みを含めSEO対策方法を解説
- 中級者向けにニッチで濃いSEO対策ノウハウを解説
- SEO対策で押さえたいポイント20選を解説
コンセプト決定で重要なことは「誰をどんな方法でどのゴールまで連れて行くか」を考えることです。
上記のSEO対策の中級者向け記事の例で言えば以下のようなことです。
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「ある程度SEO経験が中級者」を「他では読めない濃いSEO対策ノウハウ」を書いて「SEO対策で上位表示して収益を上げられる」ようにする
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記事のターゲットを決める
Webライティングする上で「誰に向けて記事を書くか」は超重要です。誰をターゲットにするかは記事の書き方や内容が大きく変わります。
例えば、SEO初心者向けの記事なら「SEO対策とは」を丁寧に説明する必要があります。丁寧に説明する分、記事全体の文字数は多くなることが多いです。
逆にSEO中級者向けの記事なら「SEO対策とは」はほとんど書く必要はありません。知っている情報よりも知らない情報が知れる方が読者としては嬉しいからです。
重要なことは「読者がどこまで知識があるか(教育レベル)を想定し、方向性や内容を決定する」ということです。
読者がどこまでの知識を持っているかで、記事内のどこに力を入れて書くかが変わります。
ターゲットで文章は大きく変わる
「別の薬局に転職したい薬剤師」でも年齢、性別、悩み、家族構成などが全然違います。
例えば、以下のどちらのターゲットを想定するか。
・25歳の既婚女性の転職
・50歳の独身男性の転職
この二人のターゲットの悩みや転職理由は全く別ですよね。そうするとどちらをターゲットに記事を書くかで記事内容や書き方は大きく変わってきます。
ターゲットによる文章の書き分け方は以下の記事で解説しています。
» ターゲティングとターゲットを意識した文章の書き方
魅力的なタイトルを付ける
SEOにおいてタイトルは重要です。そのため私はWebライティングする場合、本文を書く前にタイトルを考えます。
先にタイトルを考えることで本文を書き進める間にタイトルを考える時間が増え、さらに魅力的なものに磨き上げることができます。
魅力的なタイトルを付けるポイントは以下の通りです。
- タイトルは32〜40文字程度
- タイトルにSEOキーワードを含める
- ユーザーにとって魅力的なもの
- |【】! などの記号を使って読みやすく
- 具体的な数字や実績を書く
- 無駄な文字を削って情報密度を高める
タイトルは32〜40文字程度
タイトルは32文字前後のものを考えましょう。
32文字前後の根拠はGoogleの検索結果に表示されるタイトルが、おおよそ32文字前後だからです。
タイトルの文字数はGoogleが自動的に変化するため、32文字に決まっているわけではありません。
タイトルにSEOキーワードを含める
タイトルに含めたキーワードはSEOでも上位表示されやすくなるため、タイトルにはSEOキーワードを含めましょう。
一つのタイトルに入れるキーワードはおおよそ3〜5個程度になることが多いです。
本記事であれば「Webライティング、SEO、文章 書き方」などをキーワードとして狙っています。
キーワードは一つでもいいのですが、いろんなキーワードを含める方がSEOでいろんなキーワードで上位表示できる可能性が高くなります。
複合キーワードはサジェストを参考決めます。
例えば、「アフィリエイト」でGoogle検索すると「やり方、初心者、おすすめ、意味、稼ぐ、a8、始め方」などのサジェストが表示されます(サジェストは検索のタイミングで変化します)。
このサジェストキーワードの中から自分の書く記事にマッチしたものを選びます。
ユーザーにとって魅力的なもの
タイトルにキーワードを含めることはSEO対策では重要なことです。
しかし、SEOを意識しすぎるあまり、ユーザーのことを意識できていないタイトルになっている人が多いです。
実際に検索結果にあるタイトルを見てクリックするかどうかを決めるのはユーザーです。ユーザーにとって魅力的なタイトルでなければクリックされません。
検索結果のタイトルがクリックされるかどうかはSEOにおいて非常に重要なポイントなので、魅力的なタイトルをつけられるように注意しましょう。
|【】! などの記号を使って読みやすく
タイトルを付ける時は適切に記号を使うことで読みやすくなります。
例えば
SEO対策って何?初心者が知っておいた方がいいことを教えます!
というタイトルなら
【SEO対策って何?】初心者が知っておいた方がいいことを教えます!
とするだけでも【】内が目に止まるようになります。
具体的な数字や実績を書く
タイトルに具体的な数字や実績を入れると魅力的なタイトルにすることができます。
アフィリエイト関連のブログで実績を含めるなら「月収100万円稼ぐアフィリエイターが教える」というもの。具体的な数字を含めるなら「たった3ヶ月で」などは読者からは魅力的に見えます。
無駄な文字を削って情報密度を高める
タイトルは少ない32〜40文字の少ない文字数で、魅力的なものを考える必要があります。
そのため無駄な文字数を使う余裕は1文字もありません。
例えば、無駄な文字を使って情報密度が低いタイトル例を紹介します。
SEO対策って何?初心者が知っておいた方がいいことを教えます!
このタイトルの問題点は、SEOキーワードがほぼ含まれていない上に、余計な文字が多すぎることです。
具体的には、SEOキーワードは「SEO対策 初心者」の二つしか含まれていません。さらに「が知っておいた方がいいことを教えます!」の部分にはSEOキーワードが含まれていない上、情報が何も含まれていません。
魅力的なタイトルに書き換えると
「SEO対策って何?初心者が知っておいた方がいいことを教えます!」をもう少し魅力的なタイトルに書き換えてみます。
書き換え後のタイトル:
【超初心者向け】上位表示のために必要な23のSEO対策方法を完全解説!
上位表示、方法というキーワードをプラスしてみました。さらに「23」という具体的な数字を入れることで、先ほどよりも魅力的なタイトルになったはずです。
また記号を使ってターゲットの「超初心者向け」というのも目立たせるようにしました。
検索結果での見え方もしっかり意識
タイトルを考える時は検索結果での見え方も意識しましょう。
・実際にはどの辺まで表示されるか(32〜40文字)
・競合と比較して魅力的なタイトルか
タイトルはユーザーにクリックされなければ意味がないので、競合より魅力的なかどうかも重要です。
上位の競合と比べたときに魅力的ではないと感じるときには、もっと魅力的なタイトルにできないかを考えましょう。
全体の記事構成を考える
タイトルを考えたら、実際に記事を書き始める前に全体の構成と見出しを先に決めます。
文章をいきなり書き始めると話がブレることが多いので注意しましょう。
見出しを考えるときに重要なのが「理想は見出しだけ読めば記事内容が把握できるようにすること」です。
構成を考えるときは検索意図をしっかり意識しましょう。
重要なことは「読者は何が知りたくて検索して記事を読みに来ているか」です。
例えば「xx 口コミ」で検索する口コミを読みたい読者には口コミは最初に見せることが重要です。
- xxとは
- xxの特徴
- xxのメリット、デメリット
- xxのレビュー
- xxの口コミ
タイトルが「xxの口コミ」なのに口コミが最後に書かれてる記事は本当に多いです。読者が口コミ読みたいなら口コミは最初に読んでもらいましょう。
冒頭文(リード文)には結論と読むメリット
記事の最初には冒頭文(リード文)と呼ばれるものを書きます。
冒頭文で書く内容は以下のようなものです。
- 最終的な結論
- 読者が記事を読むメリット
- 記事に何が書かれているか
冒頭文で一番重要なことは、「記事の結論を書くことです。
さっきも書いた通り、Webライティングは結論を最初に書くことが何より重要です。すぐに結論が分からない記事は読者には嫌われます。
例えば、ダイエット記事なら以下のようなことです。
- 結論:3ヶ月でxxkg痩せることができました。
結論に至った理由を書く
冒頭で結論を書いたら、その結論に至った理由を書きます。
ここで意識したいのは「なぜその結論に至ったかを読者が合理的に理解できるか」です。
例えば、ダイエット記事なら以下のようなことです。
- 結論:3ヶ月でxxkg痩せることができました。
- 理由:摂取カロリーより消費カロリーが大きくなったら痩せる。
事例、具体例を書くと理解しやすくなる
次に事例や具体例を書きます。事例や具体例があると読者は内容を理解しやすくなります。
例えば、ダイエット記事なら以下のようなことです。
- 結論:3ヶ月でxxkg痩せることができました。
- 理由:摂取カロリーより消費カロリーが大きくなったら痩せる。
- 具体例:実際の筋トレや食事メニューを公開
結論に至った理由だけを書くよりも、具体例がある方が信憑性が上がるし、読者は理解しやすいです。
最後にもう一度結論を書いて、内容をまとめる
記事の最後にはもう一度結論を書きます。
記事の中で一番重要なのは結論です。重要なことを何度も書くことで読者の目に触れやすくなります。
例えば、ダイエット記事なら以下のようなことです。
- 結論:3ヶ月でxxkg痩せることができました。
- 理由:摂取カロリーより消費カロリーが大きくなったら痩せる。
- 具体例:実際の筋トレや食事メニューを公開
- まとめ(結論):痩せることができた。その方法。それはこの商品のおかげ。
最後のまとめでは結論と一緒に、記事を読んだ読者に最後にどうしてほしいのかをしっかりと伝えましょう。
- 別の記事を読んでほしい
- 商品を買ってほしい
- SNSでシェアしてほしい
- 感想を教えてほしい
- 今すぐに実践してほしい
結局この記事は何が言いたかったの?と読者に思われないように注意しましょう。
コンテンツのバランスを考える
記事を書く時はメインテーマとそれ以外のテーマのバランスを意識してください。
例えば、SEO対策の方法を解説する記事なのに、検索エンジンの仕組みが長いのはよくありません。
メインテーマが「SEO対策の方法」だとすれば記事内で一番長く力を入れるべきなのは「SEO対策の方法の解説」です。
もしメインテーマ以外のコンテンツが長くなりそうな場合には、内部リンクなどを使って別記事で詳しく書くことをオススメします。
記事の完成度は推敲で8割が決まる!
本文を書いた後は、必ず記事全体を推敲してください。推敲しない記事の完成度は低いものです。
文章を書いているときには気付けなかったことも、時間が経過すれば客観的に見えるようになることも多いです。
推敲する時は以下のポイントをチェックしてください。
- 記事内容と検索意図にずれはないか
- 記事内容と読者にずれはないか
- 記事を読んで、読者の悩みは解決するか
- 読み飛ばしても理解できる記事か
- 記事タイトルは魅力的なものか
- 誤字脱字はないか
- スマホで見ても読みやすいか
- 読者は飽きずに最後まで読めるか
- 無駄な文章は書いていないか
- 画像、箇条書き、吹き出しは適切に使えているか
スマホでの表示は必ず確認する
特にスマホでの表示は推敲時点で十分確認しましょう。Webライティング中はパソコンで書くことも多く、スマホ表示を確認しない人が多いです。
しかし実際に記事を読む読者はスマホを利用することが多いです。そのため自分自身も同じスマホで表示を確認することが重要です。
スマホ表示で特に確認したいのは画像です。よくあるのがパソコンでは綺麗に見えている画像もスマホにすると文字が潰れて見えなくなってしまうケースです。
記事が読みやすくなるズルいテクニック
ここからは記事が読みやすくなるテクニックを解説していきます。
1、2文で改行を入れる
このように文章が続いてしまうと読みにくいと感じる読者が多くなります。
特にスマホで見た場合には、1画面が文字でいっぱいになってしまうことも珍しくありません。
そうならないようにスマホでの表示も意識して改行を多めに入れましょう。
長すぎる文章は読みにくいです。
内容が良い悪い以前に、長い文章を読むこと自体に抵抗を感じる人が多いからです。
また、どこで文章が切れているか分からないと、話題を把握しにくいです。一字一句読む人はほぼおらず、基本的には読み飛ばす人が多いので注意しましょう。
1、2文で改行を入れることで読みやすくなります。
同じ文章ですが、改行を入れただけでスッキリして読みやすくなったはずです。
読者が読み飛ばしても理解できるように!
本記事でも何回も出てきていますが、読者は基本的に文章を読みません。
スマホで適当にスクロールして、気になったところを読む人が多いです。なので、最初から読み飛ばしを前提として記事を書きましょう。
例えば、以下のようなこと気をつけるだけで読み飛ばし対策になります。
- 重要なポイントを目立たせる
- 画像、イラスト、図解
- 箇条書き
- 吹き出し
ポイントは「スクロールの手を止めて、読まれるポイントを意識的に作ること」です。
代名詞をなるべく使わない
ここで言う代名詞は「あれ、それ、これ、さっきの話は」というものです。
代名詞をなるべく使わないようにするだけで、読者が内容を理解しやすくするためです。
代名詞が何を指しているかを考えているのは思っている以上に大変です。文章を読むのが苦手な人は代名詞が何を指しているかを理解できない人もいます。
また代名詞を使わないことで読み飛ばし対策にもなります。
例えば「それは」と書いてあったとすると、「それは」の前を読み飛ばしてしまっている人は理解ができません。理解するためには「それは」の前に戻って読まなければいけません。
仮に代名詞を使わずに書いていれば、前に戻って読まなくても意味が理解することができます。
読み飛ばしていても読者は理解できるし、代名詞の指す言葉を探す必要もないので、ストレスなく文章を読み進めることができます。
長めの文章は主語と述語を近づける
主語と述語を近づけるだけで読みやすい文章になります。
例えば以下の2文。
・今日一緒にテニスをした相手は健二君だとマイケルは言った
「マイケル」が主語で「言った」が述語になります。
上の文章では、マイケルが何をしたかは最後まで読まなければ分かりません。しかし、下の文章ならマイケルが何をしたかが一目で分かります。
文章が長くなって主語と述語が離れてしまうと「誰が何をしたか」が分かりにくくなってしまって、読みにくくなります。
文末に変化をつけるとリズムがよくなる
文末が同じ言葉で終わらないように気をつけましょう。
基本は文末は「です。」「ます。」で終わらせるのがオススメですが、同じ文末が続くとリズムが悪くなります。
そこで、目安は同じ文末になるのは連続2回まで。それ以上は文末を別の言葉に変えるように意識しましょう。
リズムのいい文章にするには体言止めを活用
私は文章のリズムをよくするために「体言止め」をよく使います。体言止めは文末を名刺などで終わらせるものです。
体言止めのメリットは以下の3つ。
- リズムがよくなる
- 文章が短くなる
- 意味を強調したり興味を引ける
ちょっとしたことですが、これらの積み重ねで文章の完成度は大きく変わります。
- 今日は最近見た映画の中でオススメの「君の名は。」を紹介します。
- 今日紹介するのは、最近見た映画の中でオススメの「君の名は。」。
下の文章は体言止めになっています。体言止めの方が、少しだけ次の文章を読んでみたい気持ちになるはずです。
断定表現を使うことを心がける
Webライティング初心者は「と思います」「らしいです」「そうです」などの表現を使いがちです。
これらの表現を多用されている文章からは自信のなさや説得力のなさが感じられてしまいます。
そのため「と思います」「らしいです」「そうです」などの表現は極力使わずに「です」「ます」の断定表現を使いましょう。
もし自信がなくて断定表現を使うことができないのであれば、断定表現で書けるまで徹底的に調べるようにしましょう。
PREP(プレップ)法を意識すると文章が変わる!
分かりやすい文章を書く方法として、PREP法がよく使われます。
PREP法とは以下の頭文字をとったものです。
- Point:結論
- Reason:理由
- Example:具体例
- Point:結論
この順番で書くだけで、読みやすく理解しやすい文章が書けます。
最初に結論(Point)を書いてポイントを絞ります。
次に、結論に至った理由(Reason)を説明します。
理由を説明したら、具体例(Example)を提示し、読んでいる読者が理解しやすくします。
そして、最後にもう一度結論(Point)を書いてまとめます。
PERP法はWebライティングだけでなく、プレゼンなどでも本当によく使われます。
Webライティングでは記事全体をPREP法で書くのはもちろんのこと、見出し毎のコンテンツ単位でもPREP法を意識しましょう。
読みやすさの正体
記事の読みやすさは以下のようなポイントで決まります。
- 行間
- 改行
- 装飾
- 文字の大きさ
- 文字色
- 漢字とひらがなの割合
- 余白
- 背景色
- 図解
- 言葉遣い、言い回し
- 箇条書き
自分の記事が読みにくいと思ったら、これらのポイントを確認しましょう。
Webライティングする上で知っておくべきSEO対策
- 記事タイトルにはキーワードを含める
- タイトルに含めるキーワードは3〜4つ
- 検索エンジンと読者に魅力的なタイトルを考える
- 見出しで記事内のコンテンツを分かりやすく
- 見出しにキーワードを散りばめる
- 1記事の目安は3,000文字以上
- 検索意図を満たす記事内容を考える
- 画像挿入や文字装飾で重要箇所を目立たせる
- 読者が飽きずに読める工夫をする
- 内部リンクで記事を数珠繋ぎにする
Webライティングのおすすめ本
最近はアフィリエイトやブログ関連でも勉強になる本がたくさん出ています。
ここでは私が実際に読んで本当に参考になった本だけを厳選して紹介します。