皆さん、焼きそばを食すにあたり思い出はございますか。
想像するところ、祭りの屋台で買って食べたり、駄菓子屋的なところで食べたりなどいろいろあるかと思います。
私は子供の頃、休日のお昼、家族団らんをかねてプレートで焼きそばを焼いて食したことを思い出します。
スーパーで購入した一袋30円程度の麺を家族が協力して封を切り、キャベツ、豚肉と共にどかっとホットプレートに乗せ、思い切りソースをどばどばとかけて作って食べた焼きそばが私の中でのスタンダードでした。
因みにソースは東海地方に深く根付いている「コーミソース」という銘柄のソースを使ってました。
栃木県宇都宮市では餃子などのB級グルメで有名ですが、県内各地においては独特な焼きそば文化がしっかりと根付いております。
佐野市、足利市、栃木市など県南地区では、焼きそばの具材としてじゃがいも入り焼きそばや
乾麺(細めの麺)を湯がくところから作っている「真岡焼きそば」や
ラーメンのスープと焼きそばが合体した「スープ焼きそば」など驚きのものもあります。
どこも文化としてその地域や観光客にも根付いており、今後もなくならないご当地メニューの一つであることを確信しております。
その中でも今回は麺が太いことが特徴である「宇都宮焼きそば」のついてご紹介致します。(最近はいろいろアレンジされてます。異なる部分はあるかもしれませんがご了承ください)
スーパーのそばにあるお店でやっている様な焼きそば屋さんで買ったとしても、焼きそばの具材としてキャベツと共に、心ばかりの肉は入っていることは普通であると思っておりましたが、
宇都宮では肉入りと注文しない限り、肉は入っておりません。その代わり心ばかりのイカのゲゾの部分が入っていることが多々あります。
20数年前、宇都宮に住み始めた時、スーパーのそばによくある焼きそば屋にて肉無しの焼きそばを買って食べるたびに、肉入りの焼きそばを売ればよく売れるんじゃないかと思っておりました。(そもそも肉入り焼きそば自体が販売されてないお店がその当時は多かったです。)
お店のおばちゃんにどうして肉が入っていないのか尋ねたところ、
「肉無しの方がヘルシーでいいんじゃないの」
と、ご返答頂きましたが、腑に落ちませんでした。
食文化のうるさい大阪人が食べたらどう思うのかなあと考えていた時期がありました。
本当のところ、コストの面などから肉無しのものを提供されたのだろうと推察しております。
但し、麺は通常よりもかなり太い!そして麺の量を多くして提供されるお店が多い。
じゃがいもを焼きそばに入れることで量を足している発想と同様、宇都宮焼きそばにはお腹いっぱい食べてもらいたいという気持ちが出ていると思います。
食べ続けているうちに好きになっていく焼きそば。それが宇都宮焼きそばの特徴かと個人的に思っております。
おじちゃんやおばちゃんがお手製で麺を焼いてくれる姿を見るだけで和むことがあります。
そんなお店がいつまでも続いて欲しいですね。
上の写真は政木屋さんの麺々市場で食べた焼きそばです。肉は入っておりませんし、肉入りも販売されておりませんが、宇都宮を代表とする20年食べ続けてきた私の大好きな焼きそばです。大盛り卵付きで470円
https://fudousan.tech/gourmet/yakisoba/2309/
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