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 名古屋市に本部を置く国・公・私立の6大学が「名古屋六大学」として連携し、中部圏外からの受験生獲得に向けて動き出した。首都圏や近畿圏の大学も名古屋でPR活動に力を入れており、受験生争奪戦が激しくなりそうだ。

 名古屋六大学を構成するのは国立の名古屋、名古屋工業、公立の名古屋市立、私立の南山、名城、中京。中京大の安村仁志学長によると、もともと教職員研修で密に連携していた4校をベースに、名工大と名市大が加わったといい、「リニア中央新幹線が東京から大阪までつながれば学生の行き来が増える。各大学の個性を生かしながら、学生募集で連携することになった」と説明する。

 大阪・梅田で11日午後に開かれた「名古屋六大学トップメッセージフォーラム」には約100人が集まった。6大学の総長・学長や理事長らは、強みのある研究分野や著名な教員、留学や奨学金の制度などを紹介。製造業が盛んで企業と大学の産学連携が進んでいることや、東京と比べて家賃が安い点など、名古屋で学ぶ利点をアピールした。

 灘高校3年の清水敬亮(たかあ…

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