吉野慶祐
横浜市営地下鉄ブルーラインの踊場駅(同市泉区)で8月、回送列車がオーバーランして壁に衝突した事故をめぐり、市交通局は16日、運転士が重症の睡眠時無呼吸症候群(SAS)だったと明らかにした。同日の市議会水道・交通委員会で調査報告書を公表した。
事故は8月29日午前8時37分に発生。同駅で乗客が降りた後、列車は折り返すため引き込み線に進入したが、本来の停止位置を越えて壁に衝突した。男性運転士(42)は泊まり明け勤務で、調査に「居眠りをした」と話していた。
同局では全ての市営地下鉄の運転士とバスの乗務員に、国のガイドラインに沿って3年に1度、SASの簡易検査を実施。直近の2017年12月の検査では軽症で、医療的措置は不要と判断していた。事故後に精密検査をしたところ重症のSASと判明したという。
報告書は、運転士が仮眠時間の…
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