【資料写真】東尋坊(福井県)

【資料写真】東尋坊(福井県)

 滋賀県東近江市の嶋田友輝さん(20)が10月に福井県坂井市の東尋坊で遺体で発見された事件で、大津地検は16日、殺人と監禁、傷害の罪で、滋賀県長浜市神照町、とび職上田徳人容疑者(39)を起訴し、共に逮捕された17~19歳の少年6人を大津家裁に送致した。


 家裁送致されたのは、同市のとび職少年、彦根市の無職とアルバイトの少年=いずれも(19)、滋賀県多賀町のとび職少年、大津市の通信制高校の男子生徒2人=いずれも(17)。
 起訴状では、上田被告は少年4人と共謀、10月16日から彦根市で嶋田さんを暴行し、乗用車のトランクに監禁。17~18日は少年6人と共謀し、長浜市で路上に横たわらせた嶋田さんの足を車でひいたり、火のついたたばこを鼻の穴に押し込んだりするなどしたほか、嶋田さんをトランクに閉じ込め東尋坊へ移動。嶋田さんに「お前は死ぬんや。死ぬ道しかない」「はよ落ちろや」などと命令し、18日午後6時10~20分ごろ、東尋坊の高さ20メートルの崖から飛び降りさせ、脳挫滅で死亡させた、としている。