ドン・キホーテは「情熱価格」ブランドの新製品として『チューナーレス液晶テレビ』を発表しました。12月20日より、全国のドン・キホーテ系列店舗で販売されます。価格は税抜1万9800円です。
『チューナーレス液晶テレビ』はその名の通り、テレビチューナーを省いた32インチのHD液晶テレビ。動画配信サイトを大画面で観たり、Blu-rayプレイヤーやゲーム機、ノートパソコンなどをつないで使う用途が想定されています。
デジタル製品に詳しいEngadget読者なら「それってPCモニターでは」というツッコミが入りそうですが、慣れ親しんだリモコンによる操作性や多くの機器を接続できる拡張性をアピールするために、あえて"チューナーが無いテレビ"と謳っているのでしょう。
テレビチューナーさえ搭載していなければ、(他にテレビチューナー搭載の機器を設置していない場合には)NHKの契約が不要となるため、その需要も見込んでいるものと思われます。
なお、別途チューナーを用意すれば、地上デジタル放送やBS、CS放送も視聴可能です。
外部入力はHDMI 1.4準拠を2系統と、VGAを1系統、赤白黄のビデオ入力も1系統を備えます。また、USBメモリなどに保存した写真・動画の再生も可能です。
一方で、スマホとワイヤレス接続する機能(Miracastなど)は非搭載となっているため、スマホの動画配信アプリを使いたいなら別途Apple TVやFire TV、Chromecastなどを用意すると良いでしょう。
なお、付属のリモコンはHDMI CEC規格に対応しており、HDMI接続したゲーム機やBlu-rayプレイヤーの操作も可能です。
ディスプレイ解像度はHD(1366×768ドット)で、大きさは幅732、高さ441〜477、高さ89〜211mm。重さは約4kgとなっています。
気になるのは32インチでHDという解像度の低さでしょうか。ディスプレイの大型化・高解像度化が急速に進んだ2019年現在では、32インチでもフルHDが当たり前、4K HDR対応の製品も登場しています。この解像度では物足りないのではないかとも思えますが「画質は気にしないから、とにかく安く、大画面で表示したい」という要望には応えられるモデルと言えそうです。