『やすらぎの刻~道 #181 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド)
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- 大丈夫
- 本当
- フフッ
- 一回
- 小野ヶ沢
- 悲別
- 文子
- 里子
- ズボン
- メートル
- 学校
- 桑畑
- 圭司
- 公次兄
- 根来
- 三平兄
- 手伝
- 俊一
- 松山千春
やすらぎの刻(とき)〜道〜 第3巻/倉本聰【合計3000円以上で送料無料】
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセイ > 日本の小説 > その他
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- 価格: 1,980円
『やすらぎの刻~道 #181 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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やすらぎの刻~道 #181 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]
巨匠・倉本聰氏が1年間をかけて描くのは、山梨を舞台に昭和~平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯。そして『やすらぎの郷』のその後。2つの世界が織り成す壮大な物語!
詳細情報
◇番組内容
山梨に暮らすしの(風吹ジュン)と公平(橋爪功)は、次女の里子の娘・しのぶ(清野菜名)を家で預かることになった。しのぶは翔(菅谷哲也)を“兄ちゃん”と呼んでなつき、一緒に畑を手伝うようになる。ある日、しのたちが住む村を台風が直撃し、村一帯が停電になってしまう。怯えたしのぶは、それから毎晩翔の布団で一緒に眠るようになる。2人の関係を心配したしのと公平は、それとなく2人に話を聞くが…。
◇出演者
風吹ジュン、橋爪功、清野菜名、田中哲司、菅谷哲也
◇作
倉本聰
◇音楽
島健
◇演出
唐木希浩
◇主題歌
中島みゆき『慕情』『進化樹』『離郷の歌』『終り初物』『観音橋』(株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】中込卓也(テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginotoki/
☆Twitter
https://twitter.com/yasuragino_toki
☆Instagram
https://www.instagram.com/yasuraginotoki/
〈『やすらぎ体操 第二』〉
〈はい 体でリズムをとります〉
〈手を口に オッハー はい〉
〈体をたたきます〉
〈はーい もう一回〉
〈歩きまーす〉
〈一歩ずつ前へ はい〉
〈はい 大の字です〉
〈はい モンキーダンスに
体をひねります〉
〈手を上げて…
首! 首! 首!〉
〈はい スクワットです〉
〈はい もう一回〉
〈はい 次は 一本足打法〉
〈おー! はい〉
〈明るく〉
〈おい〉
〈はい 大の字
もう一回 大の字〉
〈もう一回 大の字〉
〈はい 手を口に〉
〈気を吐きます はーい〉
〈さあ 最後は
ジャマイカのポーズ〉
〈はい!〉
(根来公平)
〈悲別炭鉱が閉山した〉
〈里子は
15になる娘のしのぶを
わしらんとこに預けていった〉
〈しのぶは 昔のしのに似た
本当にかわいい
素直ないい子じゃった〉
(根来しの)ああ おかえり。
フフッ…
しのぶちゃん あの…
あんたのいとこの翔兄ちゃんよ。
しのぶです。
よろしくお願いします。
翔です。 よろしく。
〈しのぶは翔にすぐ懐き
「兄ちゃん 兄ちゃん」と
くっついて回って
一緒に畑を手伝うようになった〉
(翔)じいちゃんに教わって
突然来ました。
蚕の事を知りたくて。
蚕のな。
〈翔は わしらには何も言わんで
昔 桑畑じゃった山の休耕地を
もう一度 桑畑に復活しようと
考えているみたいだった〉
〈いずれにしても
孫のいる暮らしは
なんとも言えん
幸せなもんじゃった〉
♬~
〈文子が その新聞を
持ってきてくれたので
わしは その事を初めて知った〉
〈何しろ わしら
新聞をとっとらんでな〉
堺んとこは大丈夫かのう…。
里子は
どうしておるのかのう?
俊一さん あの…
組合の仕事をしとるんじゃろ?
うん。
うん…。
これから
後始末が大変じゃなあ…。
まあ 大丈夫でしょう
里子んところは。
ああ… 俊一さんが
しっかりしとるから。
ちゃんと
食べていけるのかのう?
どうするんですかねえ…。
(ため息)
♬~(翔)「春のうららの 隅田川」
♬~「のぼりくだりの 船人が」
「か」!
(しのぶ)「か」?
か か…。
♬~「母さん
お肩をたたきましょう」
♬~「タントン…」 タ!
〈しのぶは
じきに小野ヶ沢に慣れた〉
〈しのぶは 翔を兄のように慕い
毎日 2人で山へ出かけた〉
〈いとこ同士の2人の孫が
兄妹のように
仲良く働くのを見るのは
しのにも わしにも
幸せな時だったよ〉
♬~(翔)「君には君の 夢があり」
♬~「僕には僕の 夢がある」
「ふ」。 ふ!
ふ ふ…。
♬~「更け行く秋の夜」
あっ!
(翔)「あ」? どうして?
(吸う音)
♬~
(しのぶ)お兄ちゃんは
元 東京に住んでたの?
ああ。
(しのぶ)
引きこもりだったんだって?
ああ。
(しのぶ)どうして
引きこもりになっちゃったの?
どうしてかな?
学校で
いじめかなんかに遭った?
うん それもあったな。
ぶっ飛ばしちゃえば
よかったのに!
フフッ… すごいな お前。
しのぶ 前
いじめっ子 ぶん殴ったよ。
殴ったら
割とすぐに泣きだした。
だから
お説教して 許してやった。
フフフッ…。
フフッ。
でも それだけじゃなかった気が
するんだ。
多分 東京が合わなかったんだと
思うんだ。
どうして
東京が合わなかったの?
悲別に住んでるお友達なんか
みんな 東京に出たがってるよ。
東京って
なんでもあるんでしょ?
ネオンも 映画館も…
松山千春も。
はあ? 松山千春?
あの人 北海道の人なんだよ。
足寄の人。
でも 成功して
東京に行っちゃったんだよ。
土がないからな。
土がないの!?
ああ。
嘘!
本当だよ。
うちなんか
マンションの14階だったから
学校に通うのも 遊ぶのも
こっちに来るまで
土を知らなかったんだ。
嘘!
うん。
こっちに来て
初めて土に触って…。
草取りするのに
ズボンが汚れるって
ひざをつかないでやってたら
おじいちゃんと おばあちゃんに
笑われちゃったよ。
(翔)「あんた ズボンは
体を守るためにあるんだよ」。
「汚れたって
洗やあいいんだから」。
「そんな格好で草取りしてたら
腰を痛めて曲がっちゃうよ」って。
お兄ちゃん
シティーボーイだったんだ。
ああ。
信じられない。
ハハッ…!
フフッ…。
俺 きっと土に飢えてたんだな。
土っていうか ふるさとに。
しのぶのふるさとって どこだ?
悲別。
でも 悲別も
もうじき なくなるっていうから
もしかしたら
ここが ふるさとかもしれない。
うん。
お母ちゃんの
生まれたとこなんだから
元々 こっちが
本当のふるさとかもしれない。
うん。 きっとそうだ。
(根来 圭)そんじゃ
兄ちゃんも断ったのか。
ああ。
(圭)うちも
文子が断っちまったんだ。
(圭)いきなり1000万は
無理だとしても
500万ぐらいなら
なんとかなるかなって
俺 本当は考えてたんだけど
「そんな余裕
全然ありません!」
「うちは農協から たっぷり
借金してるんです!」って
文子が
ビシッと断っちまったんだ。
竜兄ちゃん 黙って帰っちまった。
俺の場合は ちょっと違うんだ。
(剛)あいつに貸す金ぐらい
余裕であるんだ。
桃が
怖いぐらい うまくいってるしな。
だけど 作物は天気次第だ。
何が明日起こるかは
予想つかんよ。
常にリスクに備えとかんとな。
それに…。
竜は 少し世の中を甘く見とるよ。
(剛)あいつは
まだ景気のいい時の事が
頭から離れんで
夢が抜けんのよ。
(剛)だから これ以上
甘やかしちゃいかんと
殊更 厳しく言っちまったんだ。
父さん。
あいつに 俺
厳しくしすぎちまったかな?
竜の奴 本当に大丈夫なのかな?
(ラジオ)「台風22号は
その後 勢力を拡大し
明日の昼頃には
本州南海上に近づく模様です」
「中心の気圧は 950ミリバール」
「中心付近の最大風速は
45メートル」
「最大瞬間風速は60メートルで
半径280キロ以内では
風速25メートル以上の
暴風域となり…」
(根来圭司)翔!
ぶどう棚の補強に
人手が要るんだ!
(圭司)悪いけど
ちょっと手を貸してくれ。
ああ わかった。
これ終わったら すぐ行くから
お前 手伝ってくれ。
(圭司)ああ わかった。
そっち持って。
馬鹿に静かね。
「嵐の前の静けさ」
ってやつじゃねえか?
おい 水くんだか?
うん。 昼間 しのぶと
かめに ためといた。
うん。
ろうそく 大丈夫か?
うん 大丈夫よ。
うん。
うん。
しのぶ。
うん?
少しは慣れたか?
うん。
うん うん。
助かってるよ
こいつが働いてくれるんでさ。
うん。 そうか そうか。
ハッハッハッハッ…!
よいしょ。
はいよ。
おばあちゃん。
うん?
この棚の上にある
木のお人形は なあに?
ああ… あれね。
あれはね 昔 戦時中
タコ部屋から逃げてきて
それを かくまってあげたの。
朝鮮人の労働者の人が
うちの家族を彫ってくれたもの。
ふーん…。
うん。
一番左が公一兄さん。
隣が おじいちゃんと私。
(しの・しのぶ)フフフ…。
その隣 三平兄さん。
三平兄さんって
戦争で死んだの?
まあね…。
♬~
(しのの声)死なないで。
絶対 死なないで。
♬~
(しのぶ)あとは?
うん? ああ…。
公次兄ちゃんと信子と幸子。
公次兄ちゃんはね
戦争で亡くなったの。
そうなんだ。
うん。
♬~
〈その翌日も 翌々日も
小野ヶ沢には日が照っていた〉
〈だが 3日目に
突然 嵐が来た〉
(風の音)
(雷鳴)
(電気の消える音)
(しのぶ)あっ 停電!
〈小野ヶ沢の電気が
一気に消えた〉
(ニキビ)
ここら一帯が全部停電しとる!
ゴウのところは
どうなったんでしょう?
〈人の不幸は蜜の味
ずっと停電が続くといいと
思ったな〉