◇ 栽培方法 ◇
初春の頃に休眠芽(冬芽)を植え込むのが最も安定した環境を作れます。
根は植物体を用土に固定する役割程度と考えて良いので鉢は深くする必要がありません。
写真は普通の3号鉢程度の深さを持つ角鉢ですが、平鉢で数多く植え込むと見栄えがします。
平鉢の1/3程度に底石を入れ、次の1/3にミズゴケを入れます。最上層の1/3は生ミズゴケとミズゴケを10mm程度に切り刻んだものを入れて休眠芽を植え込みます。
表面に鹿沼土等の細粒を薄く敷くと、藍藻などの繁殖を抑える事が出来ますのでお奨め。
盛夏の頃には生ミズゴケが伸びてきてモウセンゴケは埋もれてしまいます。生ミズゴケによる保湿や蒸散による気化冷却作用を利用するのです。
自生地では生ミズゴケに埋もれて生えていることはほとんどありませんが、栽培に当たっては生ミズゴケを用いる事がベターなことがおわかりいただけるでしょうか。
Drosera rotundifolia