あのさぁ、





私は女なのよ。





その自覚があったの。





目の前の男にしか見せない、
女の私を自由自在に操る私がいる。





ずっとずっと隠してきた。





陰で、暗闇の中で、薄暗い照明の下でしか
その顔を明かしてこなかった。





なぜか。





愉しいから。





愉しすぎて、後ろめたかったのよ。
こんなにいい思いしていいのか?って。





どこにいても嫉妬嫉妬嫉妬。
うるさかった。嫌だった。悲しかった。
なんで努力しない?
そんなの無い物ねだりだろうが。





本当は、女であることが
ものすごく楽しい。好き。





でもいつも叩かれてきたから。





ハシタナイ。スグニヌグ。
優しい私はそれだけで傷ついた。
で、私は悪い奴なんだと思い込んだ。





堂々としてられなかった。
堂々としてればよかったのにね。
そんなに強くないんだよ私。





そうやって自分から一人になってった。





けどさ、ようやくそれも、
そろそろ終われそうな気がするよ。





寂しさを埋める
 ための女じゃなくて、
  酔うほどに愉しむ
   ための女でありたい。





ちなみに私、
女性も好きですから。
(サラッと。笑)